〈私家版【妖怪道五十三次】〉土山:大蟹
おおがに
滋賀県甲賀市土山町に伝わる伝説に登場する巨大な蟹。鈴鹿山麓にいつの間にか住み着いた人を食らう蟹だったが、比叡山恵心院の源信僧都がこの地を訪れ、手印を組んで真言を唱え、更に説法を施すと大蟹は己の悪行を悟ったか涙を流し、その甲羅を八つに割り割いて溶け失せた。
源信がその割れた甲羅を埋め塚を立てると、不思議な事に蟹の血が凝り固まって八つの飴となったという。
この飴は今でも「蟹ヶ坂飴」として製造販売されており、土山町でもたった一軒のお店でしか製造していないようです。麦芽糖を使用しているとのことで、恐らく素朴な優しい甘さなのだろうな、と想像できます。
源信が建立したという「蟹塚」も現存。かなりマニアックではありますが観光の際は是非。
蟹のモデルは「面白いカニ」の検索結果に出てきた「メガネカラッパ」というカニです。防御兼攻撃のハサミがかなり強そう。
滋賀県甲賀市土山町に伝わる伝説に登場する巨大な蟹。鈴鹿山麓にいつの間にか住み着いた人を食らう蟹だったが、比叡山恵心院の源信僧都がこの地を訪れ、手印を組んで真言を唱え、更に説法を施すと大蟹は己の悪行を悟ったか涙を流し、その甲羅を八つに割り割いて溶け失せた。
源信がその割れた甲羅を埋め塚を立てると、不思議な事に蟹の血が凝り固まって八つの飴となったという。
この飴は今でも「蟹ヶ坂飴」として製造販売されており、土山町でもたった一軒のお店でしか製造していないようです。麦芽糖を使用しているとのことで、恐らく素朴な優しい甘さなのだろうな、と想像できます。
源信が建立したという「蟹塚」も現存。かなりマニアックではありますが観光の際は是非。
蟹のモデルは「面白いカニ」の検索結果に出てきた「メガネカラッパ」というカニです。防御兼攻撃のハサミがかなり強そう。
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2017-01-15 22:30
Comments (2)
改心した蟹の甲羅が割れ、血が固まって飴になるとは…面白い由来のお菓子ですねぇ。 こういうお土産はすごく気になります。食べてみたい…!
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