駆逐艦 キースト級
ヘラス宇宙連邦の主力標準駆逐艦。
カタリナ社の300m規格駆逐艦だったが、長期間の航海や船団護衛や大型艦の随伴任務などで乗員の疲労や慰安問題で上層部が指揮に関わるとの判断で50m延長し、駆逐艦乗員にアンケートを取った結果、浴場や食堂、娯楽施設、病室、食糧庫などが拡張されて軽巡洋艦並みに待遇がよくなったが、その分、コストも割り増しになりちょっと贅沢な駆逐艦になっている。
乗員は300人、3交代制。
艦長やパイロットを初めとする士官はビジネスホテル並の個室を与えられる。風呂、トイレ付。下士官は共同の相部屋、下級兵士は共同の雑居部屋で二段ベット。一人に一つのベットが与えられる。
下級兵士は共同の大浴場を使用するが、たまに艦長や他の士官も乗員とのコミュニケーションを取るために入ることが多々ある。
食堂は艦長や士官用、下士官と一般将兵用の二つがある。食料品や水は、リサイクルした合成食料ではなく、母港や宇宙ステーション、補給艦から天然素材の食材を加工した普通の食料を調理室でコックが調理して出す。これはカタリナ社勢力の伝統で、本当はケチったりコストを削減すれば艦内の老廃物を加工してリサイクルの合成食料や飲料を作り出すことができるが、あえてこれをしないようにしている。
理由は、とにかく軍艦の乗員は、その士気と体力=戦闘力を維持するために、食事だけは天然の食材で美味しく楽しく食べれるように、娯楽の一つとして維持している。
たとえ、下級兵士であろうと、粗末な食事は許されないとするモットーがあった。
あとは、あえて食料を調達することで、長期間の航海を避けて何事もほどほどの精神も少なからずあった。
陸と変わらぬ食材や味を維持することで祖国の防衛に身が入るとの話もあった。
娯楽施設には、運動不足にならないようにスポーツジムがあったり、ビリヤードやダーツ、格納庫にはフットサルやバスケットなどができるように運動時間が設定されていたり、他の駆逐艦とのチーム戦などが催されることがあったりした。
ヘラス宇宙連邦は、カタリナ社宇宙勢力の一つで、はるか5万年前に宇宙の外輪部に向けて天の川銀河から出発した宇宙移民艦隊の末裔で、当初は、未知の世界に旅立つといって意気込んだが、到達した宇宙の所処には、あとから出発したカタリナ社宇宙勢力の国家がワープ航行技術の進歩で、既に到着し、見送ったはずの人々が、到達時点で出会ったり、最新の航行技術を更新しながら宇宙移民を続けるも、後から出発した宇宙移民艦隊に先を越されたりして、結局、人類の宇宙文明圏から外れることなく、普通に発展した宇宙移民国家。
人類の宇宙播種計画。宇宙の新天地を目指す新人類計画という当初の目的はまったく果たされるができなかった。
理由は先に出発した宇宙移民艦隊より後から技術発展させた宇宙移民艦隊が先に到着して、新たな宇宙領土を開拓したというそれだけの話。
他の宇宙移民国家は、ヘラス宇宙連邦を「鈍足の亀が先に出発しても、後から出発した俊足のウサギが追い越す、先に出発したからといっても遅れたワープ技術では、かえって損になるだけの話だ」とバカにするありさまだった。
意気揚々と、宇宙の冒険、過酷な宇宙移民の旅を期待していたヘラス宇宙連邦の祖先たちのがっかりぷりは相当だったが、行く先々で、カタリナ社宇宙勢力の最新技術や恩恵を受けてきたので、装備や科学技術は充実していた。
最終的に2万年前に宇宙の果てに到達したヘラス宇宙連邦だったが、既にそこには外輪部にほかのカタリナ社宇宙勢力の移民国家が宇宙文明を築いており、自分たちより5年後に出立した宇宙移民艦隊がヘラス宇宙連邦を歓迎した。
結局、2万年かけて宇宙の果てまで宇宙移民の旅は、後から出発した宇宙移民に抜かれて何の意味もなかったことが判明し、ヘラス宇宙連邦の宇宙移民は終了、そのあと、3万年の間は、宇宙の果ての辺境宙域で、自分たちより先に出発した宇宙移民船団、1週間先に出発した船団、一か月先に出発した船団、1年先に出発した船団、5年先に出発した船団と次々と合流して辺境の宇宙連邦として発展した。
後から合流した宇宙船団も、なんで後から来た奴が先についているのか面食らった。
最終的に、天の川銀河からたった12時間45分で到着した最新の極超高速超長距離宇宙旅客機が宇宙の果てのヘラス宇宙連邦に到達した時点で、2万年かけた宇宙の旅は、完全終了。
宇宙旅客機から降りた天の川銀河からのカタリナ社のビジネスマンは「なんのことはない、かつての地球圏の時代、人類がアフリカを出発してアメリカ大陸の端まで到着するのにかかった時間は2万年、21世紀に日本の東京からアメリカのニューヨークまで飛行機で12時間半、それだけのことさ」と吐き捨てると、職場に出勤していった。
とかそんな感じ。
2万年前の人類に、アジアの果てからアメリカの北東部まで太平洋を渡ってアメリカ大陸を横断するのにかかる時間が12時間半で一日もかからないといっても絶対に信じてくれないだろうなーと思って見ました。
カタリナ社の300m規格駆逐艦だったが、長期間の航海や船団護衛や大型艦の随伴任務などで乗員の疲労や慰安問題で上層部が指揮に関わるとの判断で50m延長し、駆逐艦乗員にアンケートを取った結果、浴場や食堂、娯楽施設、病室、食糧庫などが拡張されて軽巡洋艦並みに待遇がよくなったが、その分、コストも割り増しになりちょっと贅沢な駆逐艦になっている。
乗員は300人、3交代制。
艦長やパイロットを初めとする士官はビジネスホテル並の個室を与えられる。風呂、トイレ付。下士官は共同の相部屋、下級兵士は共同の雑居部屋で二段ベット。一人に一つのベットが与えられる。
下級兵士は共同の大浴場を使用するが、たまに艦長や他の士官も乗員とのコミュニケーションを取るために入ることが多々ある。
食堂は艦長や士官用、下士官と一般将兵用の二つがある。食料品や水は、リサイクルした合成食料ではなく、母港や宇宙ステーション、補給艦から天然素材の食材を加工した普通の食料を調理室でコックが調理して出す。これはカタリナ社勢力の伝統で、本当はケチったりコストを削減すれば艦内の老廃物を加工してリサイクルの合成食料や飲料を作り出すことができるが、あえてこれをしないようにしている。
理由は、とにかく軍艦の乗員は、その士気と体力=戦闘力を維持するために、食事だけは天然の食材で美味しく楽しく食べれるように、娯楽の一つとして維持している。
たとえ、下級兵士であろうと、粗末な食事は許されないとするモットーがあった。
あとは、あえて食料を調達することで、長期間の航海を避けて何事もほどほどの精神も少なからずあった。
陸と変わらぬ食材や味を維持することで祖国の防衛に身が入るとの話もあった。
娯楽施設には、運動不足にならないようにスポーツジムがあったり、ビリヤードやダーツ、格納庫にはフットサルやバスケットなどができるように運動時間が設定されていたり、他の駆逐艦とのチーム戦などが催されることがあったりした。
ヘラス宇宙連邦は、カタリナ社宇宙勢力の一つで、はるか5万年前に宇宙の外輪部に向けて天の川銀河から出発した宇宙移民艦隊の末裔で、当初は、未知の世界に旅立つといって意気込んだが、到達した宇宙の所処には、あとから出発したカタリナ社宇宙勢力の国家がワープ航行技術の進歩で、既に到着し、見送ったはずの人々が、到達時点で出会ったり、最新の航行技術を更新しながら宇宙移民を続けるも、後から出発した宇宙移民艦隊に先を越されたりして、結局、人類の宇宙文明圏から外れることなく、普通に発展した宇宙移民国家。
人類の宇宙播種計画。宇宙の新天地を目指す新人類計画という当初の目的はまったく果たされるができなかった。
理由は先に出発した宇宙移民艦隊より後から技術発展させた宇宙移民艦隊が先に到着して、新たな宇宙領土を開拓したというそれだけの話。
他の宇宙移民国家は、ヘラス宇宙連邦を「鈍足の亀が先に出発しても、後から出発した俊足のウサギが追い越す、先に出発したからといっても遅れたワープ技術では、かえって損になるだけの話だ」とバカにするありさまだった。
意気揚々と、宇宙の冒険、過酷な宇宙移民の旅を期待していたヘラス宇宙連邦の祖先たちのがっかりぷりは相当だったが、行く先々で、カタリナ社宇宙勢力の最新技術や恩恵を受けてきたので、装備や科学技術は充実していた。
最終的に2万年前に宇宙の果てに到達したヘラス宇宙連邦だったが、既にそこには外輪部にほかのカタリナ社宇宙勢力の移民国家が宇宙文明を築いており、自分たちより5年後に出立した宇宙移民艦隊がヘラス宇宙連邦を歓迎した。
結局、2万年かけて宇宙の果てまで宇宙移民の旅は、後から出発した宇宙移民に抜かれて何の意味もなかったことが判明し、ヘラス宇宙連邦の宇宙移民は終了、そのあと、3万年の間は、宇宙の果ての辺境宙域で、自分たちより先に出発した宇宙移民船団、1週間先に出発した船団、一か月先に出発した船団、1年先に出発した船団、5年先に出発した船団と次々と合流して辺境の宇宙連邦として発展した。
後から合流した宇宙船団も、なんで後から来た奴が先についているのか面食らった。
最終的に、天の川銀河からたった12時間45分で到着した最新の極超高速超長距離宇宙旅客機が宇宙の果てのヘラス宇宙連邦に到達した時点で、2万年かけた宇宙の旅は、完全終了。
宇宙旅客機から降りた天の川銀河からのカタリナ社のビジネスマンは「なんのことはない、かつての地球圏の時代、人類がアフリカを出発してアメリカ大陸の端まで到着するのにかかった時間は2万年、21世紀に日本の東京からアメリカのニューヨークまで飛行機で12時間半、それだけのことさ」と吐き捨てると、職場に出勤していった。
とかそんな感じ。
2万年前の人類に、アジアの果てからアメリカの北東部まで太平洋を渡ってアメリカ大陸を横断するのにかかる時間が12時間半で一日もかからないといっても絶対に信じてくれないだろうなーと思って見ました。
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2017-05-10 23:52
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