【九十九路】旅人【最終期】
▼九十九路の羅針盤|illust/60865485
「あら、何か私に手伝えることはありますか?」
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500pt【強靭:00|知能:320|器用:130|俊敏:50|幸運:00】
名前:旅人
身長:160
年齢:??
一人称:私
二人称:貴方
各地を一人で旅している女性。
魔術や機械工学に造詣が深く、なお本人にも魔術の素養があるためその知識や能力を活かし
いく先々で無償で技術提供や手伝いを行なっている。
外見年齢は20代だがそれ以上に落ち着いた雰囲気を持ち、性格も非常に温厚だが
時々偉く自己評価の低い発言が飛び出す。
「お礼だなんてそんな、私にはそれを受け取る資格など御座いませんので…」
「私の名前ですか?…いえ、私はただの旅人ですから。あなたの思うように呼んでいただければ、それで」
「もしこの旅に理由があるとするなら、それは私の贖罪なのでしょう」
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キャラ同士の相性で決めさせていただければと思っておりますので、
関係性は種族や性別関係なく恋愛や殺伐や友人関係など、どのようなの物でも大丈夫です…!
申請を頂ける場合は出会いや関係性が簡単にでも記載してあると想像しやすいのでお願いしたいです。
メッセージは即日~3日ほどお時間を頂く事になります。
それ以たっても返信がない場合は不着の可能性がありますので、お手数おかけしますが再送していただければと思います
問題等ございましたらメッセージに
キャプションは随時変更いたします。
これは、とある国とある時代に死に怯え処刑された王の話。
その、続きの話をいたしましょう。
王は目前に控えた死に恐怖し、如何にかしてそれから逃げようと
咄嗟に目の前に置き去りにされた空の器に自らの魂を写そうと試みました。
ですが、ああ、そこで間違いが起こってしまったのです。
術が施行された後もなぜか王の魂は未だ王の器の中にあり、それと同時に部屋の扉は蹴破られ
大勢の民が押し寄せ、そして、……王はその罪を、自らの命を持って償う事となりました。
そして私は、「私」が処刑される様をただ見ていることしができませんでした。
………そう。これはただの、私が犯した大罪の記録で御座います。
かつて滅びたとされる国の王の魂を別の身体に複製させた存在。
本来は完璧に今の肉体に魂を移す手筈だったが手違いで魂は複製されどちらの肉体にも残ってしまった。
ミキリストリの王であった少女【illust/63336020】の記憶を全て持ち合わせているが、
同時に体を持っていた自分は処刑されてしまい尚且つ今の体は別の人のものである為自分をどう定義して良いかわからず
ただ自らが犯した罪を償うため答えを求めて当てもなく旅を続けている。
自己評価の低さは自らは許されない存在だという意識の表れ。
「可笑しな話でしょう。私は私の体を捨てて、ようやく世界をこの目で見る権利を得たのです」
「私は確かに処刑されました。…首を刎ねられ、どちらも道端に無惨に転がっていました」
「なら残された私はなんなのでしょう。私の記憶を持つ私を……いえ、記憶しか持たない私をなんと定義付ければ良いのでしょう。
私はもう死んでいるのに、ここにいるのです。……国の民を全て犠牲にして」
時折、ふと考えることがあります。
もし私に起こった間違いが間違いなどではなく、最初から魂を移し替えるのではなく複製して定着させていたのだとしたら、
あの廃棄された体の中にはまだ魂が残っていたのだとしたら、それは、代表達が今まで行って来た事は、
……いえ、やめましょう。仮にそうだったとしても、もうどうにもならない事ですから。
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2017-07-07 04:32
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