【HD国鉄電機02】粉雪だけは勘弁な!【EF81形】
日本国有鉄道EF81形:
1968年より製造開始された交直流両用の電気機関車であり、さらに交流区間では50・60Hzの両方の周波数に対応しており、
異なる3つの電化方式をまたいで広範囲にわたって使用できる標準型の電気機関車といえる。
当時の交流電気機関車は4軸駆動のED形が標準であり、これはサイリスタ位相制御によって連続出力制御が可能であったからだが、
EF81形は短期間での開発を要求されたため、コストの関係からEF65形の抵抗制御を基本とした。
このため6軸駆動とならざるを得ず、同世代のED76・ED77形などと比較すると特に交流区間での経済性に難があるとされる。
整流装置にはシリコン整流器とサイリスタインバータが採用された。また貨客両用であるため暖房供給用の電源を装備している。
基本的には単機での運用が前提であるため総括制御装置は当初装備されなかった。
ファンからは形式番号をもじった「パーイチ」の通称で呼ばれる。
長らく日本海縦貫線や東北本線・関門直通の列車の牽引機として活躍をつづけたが、
後継機種のEH500形やEF510形(illust/35296113、illust/35296456)の登場により順次置き換えられつつある。
加えて寝台客車による特急・急行の消滅もEF81形の両数激減に拍車をかけているようである。
登場当時の塗装は「交直ローズ」とも呼ばれる赤13号。お召し列車の牽引機に指定された81号機は
この側面に銀帯を追加しているほか、昇降ステップの靴ずり部分、各部手すりがステンレス製に、
また連結器と解放てこが銀色に塗装されている。一時期「北斗星」色となっていたが、現在はお召し塗装を復刻している。愛称は「パーイチパーイチ」。
3段目はJR東日本所属機で、赤2号(えんじ色)に塗装変更されている。
後述する関門海峡用の400番台も、JR九州所属機の一部が一時期この色に塗装されていた(JRマークの色は異なる)。
4段目は臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」専用塗装であり、緑2号(ダークグリーン)をベースに
白3号(オイスターホワイト)で縁取られた黄1号(イエロー)の帯を締めている。
5段目は「カシオペア」用で、ホワイト、オレンジ、イエロー、ブルーのブロック塗装としていて、
EF81形の中でもひときわ派手な塗装といえるだろう。そのすぐ下が「北斗星」用で、赤2号をベースに
銀色で流れ星が描かれていたのが特徴である。そのデザインから別名「流れ星塗装」とも呼ばれる。
7段目は「スーパーエクスプレスレインボー」の牽引指定機だった95号機で、赤1号を基本に白3号と黒で車体裾部分を塗装、
車体中央にはヘルべチカ書体で「EF81」と形式名が大きくレタリングされていた。「~レインボー」が廃車となった後も塗装はしばらくそのままであった。
8段目は関門海峡用の300番台。塩害対策のため、車体外板や屋上機器類のキセがステンレス鋼でできている。
4両作られたが、302号は車体を破損する事故を起こし、復旧箇所のコルゲートがなくなっている。
また301・302号機は後年、赤13号で塗装された。
最下段が400番台である。こちらは普通鋼製だが、パンタグラフにロンテックスと呼ばれる耐食塗料が使われているほか、
屋根などにも耐食材が塗られるなど、塩害対策が施されている。
なお、JR貨物では1989年に450・500番台を登場させているが、こちらについては頁を改めてまた紹介したい。
1968年より製造開始された交直流両用の電気機関車であり、さらに交流区間では50・60Hzの両方の周波数に対応しており、
異なる3つの電化方式をまたいで広範囲にわたって使用できる標準型の電気機関車といえる。
当時の交流電気機関車は4軸駆動のED形が標準であり、これはサイリスタ位相制御によって連続出力制御が可能であったからだが、
EF81形は短期間での開発を要求されたため、コストの関係からEF65形の抵抗制御を基本とした。
このため6軸駆動とならざるを得ず、同世代のED76・ED77形などと比較すると特に交流区間での経済性に難があるとされる。
整流装置にはシリコン整流器とサイリスタインバータが採用された。また貨客両用であるため暖房供給用の電源を装備している。
基本的には単機での運用が前提であるため総括制御装置は当初装備されなかった。
ファンからは形式番号をもじった「パーイチ」の通称で呼ばれる。
長らく日本海縦貫線や東北本線・関門直通の列車の牽引機として活躍をつづけたが、
後継機種のEH500形やEF510形(illust/35296113、illust/35296456)の登場により順次置き換えられつつある。
加えて寝台客車による特急・急行の消滅もEF81形の両数激減に拍車をかけているようである。
登場当時の塗装は「交直ローズ」とも呼ばれる赤13号。お召し列車の牽引機に指定された81号機は
この側面に銀帯を追加しているほか、昇降ステップの靴ずり部分、各部手すりがステンレス製に、
また連結器と解放てこが銀色に塗装されている。一時期「北斗星」色となっていたが、現在はお召し塗装を復刻している。愛称は「パーイチパーイチ」。
3段目はJR東日本所属機で、赤2号(えんじ色)に塗装変更されている。
後述する関門海峡用の400番台も、JR九州所属機の一部が一時期この色に塗装されていた(JRマークの色は異なる)。
4段目は臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」専用塗装であり、緑2号(ダークグリーン)をベースに
白3号(オイスターホワイト)で縁取られた黄1号(イエロー)の帯を締めている。
5段目は「カシオペア」用で、ホワイト、オレンジ、イエロー、ブルーのブロック塗装としていて、
EF81形の中でもひときわ派手な塗装といえるだろう。そのすぐ下が「北斗星」用で、赤2号をベースに
銀色で流れ星が描かれていたのが特徴である。そのデザインから別名「流れ星塗装」とも呼ばれる。
7段目は「スーパーエクスプレスレインボー」の牽引指定機だった95号機で、赤1号を基本に白3号と黒で車体裾部分を塗装、
車体中央にはヘルべチカ書体で「EF81」と形式名が大きくレタリングされていた。「~レインボー」が廃車となった後も塗装はしばらくそのままであった。
8段目は関門海峡用の300番台。塩害対策のため、車体外板や屋上機器類のキセがステンレス鋼でできている。
4両作られたが、302号は車体を破損する事故を起こし、復旧箇所のコルゲートがなくなっている。
また301・302号機は後年、赤13号で塗装された。
最下段が400番台である。こちらは普通鋼製だが、パンタグラフにロンテックスと呼ばれる耐食塗料が使われているほか、
屋根などにも耐食材が塗られるなど、塩害対策が施されている。
なお、JR貨物では1989年に450・500番台を登場させているが、こちらについては頁を改めてまた紹介したい。
鉄道
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HD鉄道シリーズ
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HD鉄道シリーズ【国鉄・電機篇】
電気機関車
electric locomotive
国鉄
kokutetsu
EF81
140
202
2782
2018-03-03 18:38
Comments (5)
カシオペア色が貨物を牽引しているのを写真で見た時、物悲しいオーラ-を感じてしまいました。
姿かたちも十人十色だからひかれ合うの♪
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