SSの黒制服

黒制服を着用した1936年頃のアルゲマイネSSのSS中佐で、黒制服を着用したSS将校の基本的な軍装スタイルです。
◆1932年7月に導入された黒制服はアルゲマイネSSだけではなく、SS特務部隊(SS-VT)、SS髑髏部隊(SS-TV)、SS保安諜報部(SD)に所属する全てのSS将兵が着用していました。
黒制服は全階級同じスタイルをしていましたが、将校の黒制服は基本的にテーラーメイドで制服一式を揃える場合が多く、官給品だった兵/下士官の黒制服よりも高品質に仕立てられていたほか、使われていた生地もドスキンやトリコットなどの上質なウール生地を使用するのが一般的でした。無論、将校の中には官給品の制服を着る者やSS被服購買所でRZM(国家装備統制局)規格の黒制服を自ら選んで購入する者もいました。