シェアハウスのサリナ
サリナはニューヨークの演劇学校で勉強するため、シェアハウスで寝泊りしています。同居人は北欧女子のブリギットと、シリア系でゲイのタレクです。「あら、悪い意味で男性的なサリナ、料理してるの?サイクロンが来るから気をつけなさい」「余計なお世話よ、タレク」「へえ、見かけはちゃんとしてるわね。ちょっと御免なさい(つまんで)あらやだ、美味しいじゃない。日本料理?」「和風ジャーマンポテト。父さんが唯一教えてくれた料理」「ふうん。山椒と赤味噌が入ってるわね、これは。ねえブリギット、食べてみなさいよ」「ノーサンキュー。ソーセージがデビルフィッシュの形に魔改造された料理なんて要らない」「冷たい女よねえ。でもサリナ、見直したわ。あんた国に帰ったら立派なゲイシャになれるわよ」「ならんわよ!!」
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2020-06-12 13:56
Comments (11)
タレクさんは男だけど女子力高そうですね。
View Replies昔、森田拳次先生が紐育で一人暮らししてるときに実家から味噌を送ってきて、それを郵便局員が鼻をつまみながら物凄く嫌な顔をして配達してきた(一部が外に沁み出していたらしい)、というエッセイを思い出しました。
View Replies日本人は触手を食す習慣がありますから。邪神ニャルラトホデプでも刺身にしたら美味しいんじゃないかとか思います^^;
View Repliesハルエ「サリナさん、遠い国で苦労しているけど、がんばってるね!」 って、デビルフィッシュなんて、切れ目の入ったウインナーはアメリカではお馴染みじゃなさそうですね…
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