【PFAOS】Ⅳ.深き淵より手繰るるは君【華潮宴】
思えば長いこと、漂泊していたのだろうと思う。
停滞のようでもあったそれは、しかし、僕が至るべき場所へ辿り着くための旅路の上であり、
そうして今、ようやく──僕は僕自身の "安住の地" を見つけられたんだろう。
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長らくお待たせしてしまいましたが、ひとまず最終章後のヨアニスの顛末です。
「君が為の手蔓とならん事を」【illust/80387340】
→「Ⅲ.泡沫の揺籃にて眠りゆくもの」【illust/83089970】
→「深き淵より手繰るるは君」【イマココ!】
3ページ目の回想コマはこちらのやりとり→春は冥く深い夜の夢【illust/82898894】
ということで長らくの漂泊期間を経たのちに生還…しました…!
これまでの彼はアンデッド寄りの存在でしたが、心臓に代わる器官を得たことにより今のところは生物に寄ったかも。
・手蔓の心鏃(てづるのしんぞく)
ヨアニスの左胸、心臓部に根づいた深紅の鏃(やじり)が変化した結晶。
かつて旧き時代に威容を誇った深海の魔物、手蔓のルルイア【illust/79374365】が自らの魂の核を砕き精製したもの。
撃ち込まれた際に鼓動を止めていたヨアニスの心臓部に定着し、生命力の炉心となることでヨアニスに微弱な不死性をもたらし、ヨアニスの命を長らえさせることとなった。
ルルイアさんの核である結晶について(2P目)→【illust/80240637】
人型をとることができるようになったのも核の力のお陰という感じ。
なお、本体は相変わらずヤギ脚と魚の体がくっついた姿なのでご安心ください(?)
フォルムチェンジなどいろいろあったので、華潮宴とは別に今後どのように過ごしていくかみたいなエピローグイラストもそのうち投稿しますので、その後の彼の様子が気になった方はどうぞよしなに。
ヨアニスの顛末について、葬海の"トラゴイディア(=悲劇)"と銘打っていたように当初はデッドエンドのみを想定していました。彼がナヴァイオと分かたれ、ナヴァイオもヨアニスと決別し、ヨアニスが新たに海のものとして暮らしていけるようになったのはここまで関わってくださったPCさんたちのお陰です。
改めてお付き合いくださりありがとうございました…!
■お借りしました!
ルルイアさん【illust/79374365】華潮宴ver【illust/80962406】
たいへんお世話になりました&お待たせしました…!今後ともうちのものと末永く仲良くしてくだされば幸いです。
シハーブくん【illust/79219503】華潮宴ver【illust/81356552】
回想コマにてほんのちょっとだけで失礼…!
◆宴の庭にて彷徨うもの ヨアニス【illust/85529959】
◆華潮宴【illust/80796450】
◆Pixivファンタジア Age of Starlight(終了済み)【illust/78509907】
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2020-12-20 03:40
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