RORO型輸送艦

満載排水量25000トン
速力24ノット

人員輸送のための居住区を大きくとった輸送船。岸壁での荷役を前提にしたつくりだが、設備のない海岸へビーチングできる揚陸艇と艀を搭載している。ランプウェーは右舷の中央部と船尾に1基づつ。また船尾左舷寄りに艀へ車両を移乗するためのランプを備える。大型の貨物はクレーンによってハッチから荷役することができ，車両以外の輸送も可能。

言い訳
車両輸送船に人員を多く輸送できる居住区を載せたという要するにカーフェリー型の艦船です。アメリカのMSCにいるようなRORO船は大味な感じがあんまり好みでなく，もうちょい小型の物を考えてみようと思ったのですが結局かなり大きいものになっています。アメリカみたいな大国では車両や物資はRORO船で輸送して人員は飛行機で送り込むみたいなことがスタンダードかなと思うのですが，インドネシアかどこかでは海軍の輸送艦として日本の中古フェリーを使用しているみたいなことを聞いたことがあるので，おそらく近距離であれば人員輸送もできるフェリーみたいなのが便利なのだろうなと思っています。自衛隊もフェリー使うしね。
RORO船で後部にクレーンを搭載するスタイルは琉球海運の『にらいかない』のスタイルが好きなので，またフェリーで船首にデリックを搭載するのは鹿児島の離島航路のフェリーのスタイルが好きなのでそれぞれ取り入れてみました。