【PFMOH】天遣鳥【モンスター】
「……」(我は、全也)
「……」(我は、一にして全也)
「……」(我は、普遍を貴ぶ)
「……」(我は、変化を拒む)
「……」(我は、普遍なる天の遣い也)
「……」(汝は、天に頂く者足るや)
「……」(汝は、天の地を穢す者たるや)
Mountain of Heaven pixivファンタジア外伝(illust/87556705)関連作品です。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
天遣鳥(あまつかどり)
全長350~480cm/体重500g~1kg
ヘヴンの上層全域に生息する、非常に希少な鳥の様な生物。
実体こそあるものの霧の様な存在で、物理的な干渉はほとんど意味を為さない。
小槍の頂に留まっている事が多く、近くを生物が通るとその姿を目で追い始める。
その視線による圧はすさまじく、並の生物であれば一目散に逃げてしまう。
山岳の伝承によれば、それは天へ至る道を見定める主の遣いであり、彼等の目に留まった者は己が内の"素質"の査定を余儀なくされるとのことだ。
ある調査員の報告書
[……奴は、こちらを見据えたまま身じろぎひとつする気配もない。ただ、それだけでこちらは背筋も凍る心地だった。
やがて、脳内に"声"が聴こえてきた。その声は、どこか聞き覚えのある……そう、死別した■■■の声によく似ていた気がする。
そして、"声"が聴こえたのはどうやら自分だけでは無いようだ。全員が頭を抱え、頭の中に直接響く振動の不快感と戦っていた。
すると、ある者が言った。「我々は山頂に向かう」と。]
[……その先に何があったのかは、覚えていない。
分かったのは、既に奴は去った後であること。自分が幾何の間昏睡していたこと。
そして、運よく自分だけが生き延びていたことだ。
辺りを見回すと、周囲には自分以外の調査員たちの骸が転がっていた。
外傷はほとんどないものの、その頭蓋にはいずれも■■■■の小さな孔が開いており、中身の■■は残らず■■■■■ようだった。
突然のことに動転しながらも、自分は来た道を大慌てで引き返した。]
[数日後。中層のキャンプで身体を休めていた自分は、仲間達の遺体の事が気になっていた。
いくら死者とは言え、あのまま野ざらしにして魔物達の餌食にしてしまうのは、心が痛む。
自分は、震える足を引きずって、再びその場所へと向かった。
すると、既に手遅れであったようで、■■体あったはずの遺体はいずれも無くなっていた。
だが代わりに、少女らしき体躯の■■■■が倒れていた。
その■■■■の手にあたる部分には、■■■の持ち歩いていた調査論文を握り締められている。
自分はそれを、せめてもの遺品として回収する事にした。
回収した論文は、■■■の所属である■■■■■■へ■■■■予定だ。]
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
■別名■
フカ
■肉質■
空虚、猛毒
■補遺■
天遣鳥は、一体で複数の生命を成す群体生物と見られているが、時折その群を外れる者がいる。
群を外れた天遣鳥は、身体から剥がれるようにして引き離される。その際に姿形は、様々に変容してしまう様だ。
また、肉の毒性はその際に無くなるらしく、ほとんどの個体が間もなく元の天遣鳥の群れ、或いは他の魔物の餌食となる場合が多い。
群を外れた天遣鳥という者の事例そのものが希少なため、更なる調査を要する。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
上層で遭遇する、若干ヤバ目のクリーチャーを投稿します!
見付かるとじっと見つめてきた上、脳内に滅茶苦茶語り掛けてきます。
実体がスカスカなので攻撃は通りませんが、ちょっと風が吹けば消えて行きます。
もし問題等ございましたら、ご一報くださいますと幸いです。
ツイッターでのご質問にも応じられますので、お気軽にどうぞ!⇒【https://twitter.com/MIHIRO_PAA】
「……」(我は、一にして全也)
「……」(我は、普遍を貴ぶ)
「……」(我は、変化を拒む)
「……」(我は、普遍なる天の遣い也)
「……」(汝は、天に頂く者足るや)
「……」(汝は、天の地を穢す者たるや)
Mountain of Heaven pixivファンタジア外伝(illust/87556705)関連作品です。
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天遣鳥(あまつかどり)
全長350~480cm/体重500g~1kg
ヘヴンの上層全域に生息する、非常に希少な鳥の様な生物。
実体こそあるものの霧の様な存在で、物理的な干渉はほとんど意味を為さない。
小槍の頂に留まっている事が多く、近くを生物が通るとその姿を目で追い始める。
その視線による圧はすさまじく、並の生物であれば一目散に逃げてしまう。
山岳の伝承によれば、それは天へ至る道を見定める主の遣いであり、彼等の目に留まった者は己が内の"素質"の査定を余儀なくされるとのことだ。
ある調査員の報告書
[……奴は、こちらを見据えたまま身じろぎひとつする気配もない。ただ、それだけでこちらは背筋も凍る心地だった。
やがて、脳内に"声"が聴こえてきた。その声は、どこか聞き覚えのある……そう、死別した■■■の声によく似ていた気がする。
そして、"声"が聴こえたのはどうやら自分だけでは無いようだ。全員が頭を抱え、頭の中に直接響く振動の不快感と戦っていた。
すると、ある者が言った。「我々は山頂に向かう」と。]
[……その先に何があったのかは、覚えていない。
分かったのは、既に奴は去った後であること。自分が幾何の間昏睡していたこと。
そして、運よく自分だけが生き延びていたことだ。
辺りを見回すと、周囲には自分以外の調査員たちの骸が転がっていた。
外傷はほとんどないものの、その頭蓋にはいずれも■■■■の小さな孔が開いており、中身の■■は残らず■■■■■ようだった。
突然のことに動転しながらも、自分は来た道を大慌てで引き返した。]
[数日後。中層のキャンプで身体を休めていた自分は、仲間達の遺体の事が気になっていた。
いくら死者とは言え、あのまま野ざらしにして魔物達の餌食にしてしまうのは、心が痛む。
自分は、震える足を引きずって、再びその場所へと向かった。
すると、既に手遅れであったようで、■■体あったはずの遺体はいずれも無くなっていた。
だが代わりに、少女らしき体躯の■■■■が倒れていた。
その■■■■の手にあたる部分には、■■■の持ち歩いていた調査論文を握り締められている。
自分はそれを、せめてもの遺品として回収する事にした。
回収した論文は、■■■の所属である■■■■■■へ■■■■予定だ。]
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■別名■
フカ
■肉質■
空虚、猛毒
■補遺■
天遣鳥は、一体で複数の生命を成す群体生物と見られているが、時折その群を外れる者がいる。
群を外れた天遣鳥は、身体から剥がれるようにして引き離される。その際に姿形は、様々に変容してしまう様だ。
また、肉の毒性はその際に無くなるらしく、ほとんどの個体が間もなく元の天遣鳥の群れ、或いは他の魔物の餌食となる場合が多い。
群を外れた天遣鳥という者の事例そのものが希少なため、更なる調査を要する。
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上層で遭遇する、若干ヤバ目のクリーチャーを投稿します!
見付かるとじっと見つめてきた上、脳内に滅茶苦茶語り掛けてきます。
実体がスカスカなので攻撃は通りませんが、ちょっと風が吹けば消えて行きます。
もし問題等ございましたら、ご一報くださいますと幸いです。
ツイッターでのご質問にも応じられますので、お気軽にどうぞ!⇒【https://twitter.com/MIHIRO_PAA】
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2021-04-03 18:54
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