【PFMOH】守護者との遭遇【大雪原】

道なき雪原を進むと、ぽつんと佇む人型の何かが現れた。
それはまるで鳥のさえずりのように「ピチチチチ……」と音を立てている。
「あれは……？」
「あーちゃん聞いたことある！」
リュネットのつぶやきにアルギエバが応えた。
「主無き守護者っていって、大雪原にずっといるんだって。詳しくは分からないけど」
「主無き守護者、か」
ジンは守護者を見据える。
主に仕える者として、思うところがあるのだろうか。
リュネットはその横顔を眺める。
突然、金属をひっかくような音が聞こえた。
「モンスターですか！？」
「いや」
ジンは守護者から目を離さずに長剣を抜いた。
守護者を見やると、それはこちらに顔を向けている。
音もそちらから聞こえてきていた。
「どうやら敵として認識されてしまったようだな」
リュネットも剣を抜き、構える。
「ほかの人が襲われたらいけません」
それに、この悲鳴にも嘆きにも聞こえる音が胸に引っかかる。

いつからここにいるのだろう。
いつから「主無き守護者」と呼ばれているのだろう。
主はどこに行ってしまったのだろう。

「……止めましょう」

──────────────────────────────
ID末尾４
非公式イベント　主無き守護者【illust/88818655】に参加させていただきました！
問題点などありましたらご連絡ください！

お借りしました
主無き守護者【illust/88818655】

PTメンバー
ジンさん【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14671757】
アルギエバ試作品(少女・補助型)【illust/87867482】

自キャラ
リュネット【illust/87947176】
ライフ　３
所持品　ルミナスチョーク、薬花飴、黒曜の断羽

所属　探査騎士団デネブ【illust/87739717】

PFMOH【illust/87556705】