超弩級突撃戦艦 バルバロス級
バルバラ宇宙首長国の主力突撃大型軽巡洋艦。
軽量大型の船体に大出力の大型エンジンを搭載し、高速性能と大火力を実現した攻撃重視のコンセプト。
長大な細長い船体が特徴で、船体の半分以上は機関部と冷却機関が占めており、船体の前部は武装が集中化されており、前面に火力が集中しており、瞬間火力は非常に高く、艦首に搭載された大型魚雷と機関直結型の主砲は高い威力を誇り、直撃すれば大型艦にもダメージを与えることが出来た。一撃離脱の突撃攻撃は、敵艦隊の戦列を崩したり、戦線の状況を変える威力があった。
第一次宇宙大戦の影響で旧列強諸国の影響力が減少したことで、シャプレ、イメリア、サタリア、ゼロス、そしてアビスの宇宙領域間で外交や経済、軍事の主導権を巡って宇宙大戦が勃発、表の第一次宇宙大戦とは別に裏宇宙の第一次宇宙大戦が勃発したのであった。
蒼聖ゼロス超帝國の蒼い宇宙戦艦の大艦隊が、アビス宙域に向かって真っ直ぐに進軍していた。今まで、ずっと沈黙を保ってきたハイエルフの超大国が、混沌の状況を極める裏の第一次宇宙大戦についに本格的に参戦した事は、アビス宙域の10大勢力、アビス親睦会の提督連中に大きな衝撃を与え、直ちに緊急会合が開かれ、ユーリス公爵の艦隊はエニュオ・バッセンハイム・十条提督の残存無敵宇宙艦隊が駐屯する宙域に向かって出発していった。
アビス宙域の領宙外で激しい宇宙艦隊戦が連日のように繰り広げられていた。
ゼロスの宇宙艦隊は素早い艦隊行動でアビス宙域の主力艦隊の側面に回り攻撃を仕掛けようとしていたが、バルバラの筆頭提督、イリオス・バルバラ提督は宇宙艦隊を暗礁宙域に潜ませて、逆にゼロスの宇宙艦隊の側面に突撃攻撃を仕掛けた。
バルバラ提督は腰に下げたカットラスを抜いて配下の将兵に檄を飛ばす。
「野郎共!狩りの時間だぜェ!!俺たちは宇宙海賊だ!!守るのは俺たちの性分じゃねえ、突撃して攻撃して奪うのが俺たちの仕事だ!ゼロスのお金持ち艦隊からたんまり財宝を奪ってやろうぜ!!」
配下の海賊上がりの将兵たちは戦意も高く、砲弾の雨も恐れずに我さきにと突撃攻撃を行う。
ゼロスの艦隊指揮官もバルバラの動きに気が付き、すぐに艦隊を差し向ける。
「海賊狩りだ!奴らは我らの財宝や物資を奪うつもりだが、逆に我らは連中の命を奪ってやれ!!艦隊突撃ィ!」
ゼロスの宇宙艦隊も戦い慣れしており、バルバラの宇宙艦隊の突撃に、一切動じることなく、逆に突撃を行ってきた。
バルバラ提督の額に汗が流れる「くうーゼロスの長耳共めっ!!気合入っているな!おう!お前らも気合入れろォ!」
お互いに高速で突撃を得意とする宇宙艦隊同士が真正面からぶつかり、戦場はたちまち阿鼻叫喚の大混戦になった。敵味方の艦が入り乱れ、バルバラとゼロスの突撃駆逐艦同士が衝突し、大爆発し、ミサイルと砲弾が飛び交い、収拾のつかない状況になっていた。
宇宙海戦開始から数日後、両軍共にあまりに被害が出て混乱したことから、条件付きの休戦が互いに提示され、人員救助や航行不能となった艦船の引き上げ、捕虜交換などが両軍の間で行われた。
激しい激戦の艦隊戦の報告書をバルバラ提督は苦虫を嚙み潰したように見ていた。
参謀が紅茶を淹れてバルバラ提督に差し出す。
「どうぞ、提督、気分転換にでも」
バルバラ提督は紅茶をゆっくり飲みながら、頭を抱える。
「この紅茶上手いな・・・しかし私の読みが甘かった。先日のヌベルグの奇襲が通じなかったことをもっと深刻に受け止めるべきだった。奴らに奇襲や強襲、突撃はあまり効果がないな・・・まさか、こちらの突撃に合わせて連中も突撃してくるとは思わなかった。連中も被害は馬鹿にならないだろうに」
バルバラの参謀は報告書を見る。
「以前、ゼロスの武装商人と飲んだことがあります。彼らは誇り高く傲慢、自分より下だと思っている連中に舐められるのが我慢ならないと語っていたことがあります」
バルバラ提督はくすっと笑う「つまり、宇宙海賊上がりの俺たちがゼロス様に突撃をしてくるのは生意気だって思っているのか?」
バルバラの参謀がうなずく「我々だって、同じです。三流の宇宙海賊が我々に艦隊突撃をしてきたら、同じように迎え撃つでしょう?」
バルバラ提督は紅茶をぐいと飲み干す「なるほどな!連中は傲慢ゆえに常に先手をうち、攻撃のイニシアチブを握りたがる。だから逆にこっちが先手をうつことに我慢ならないということか・・・」
バルバラの参謀は続ける「そしてゼロスの武装商人いわく、ゼロスは誇り高く傲慢ではあるが、愚かではない、割に合わないと思った事にはあっさりと手を引くとも言っていました」
バルバラ提督は顎に手を寄せる「ふむ、興味深いな・・・も薄々、我々は連中のことを詳しく知る必要があるな」
バルバラの参謀はうなずく「そうです。敵であるからこそ、敵の文化や習性に興味がわき、魅力的になっていく・・・」
バルバラ提督は紅茶の匂いを改めて嗅ぐ。
「参謀、この美味しい紅茶は・・・もしかしてゼロスのモノかな?」
参謀はうなずく「おっしゃる通りゼロスの紅茶です。お気に召しましたでしょうか?」
バルバラ提督はにやりと笑う「もっと飲みたいな!参謀」
参謀は残念そうに首をすくめる「残念ながら、それが最後の一杯、もっとお飲みになられたいのなら・・・」
バルバラ提督はゆっくりとティーカップを皿に置く「紅茶が飲みたいなら、ゼロスの船から奪え!ってか!!」
参謀は頭を下げる「私たちは宇宙海賊ですから、我らの流儀をゼロスに教え込みましょう」
とかそんな感じの設定。
軽量大型の船体に大出力の大型エンジンを搭載し、高速性能と大火力を実現した攻撃重視のコンセプト。
長大な細長い船体が特徴で、船体の半分以上は機関部と冷却機関が占めており、船体の前部は武装が集中化されており、前面に火力が集中しており、瞬間火力は非常に高く、艦首に搭載された大型魚雷と機関直結型の主砲は高い威力を誇り、直撃すれば大型艦にもダメージを与えることが出来た。一撃離脱の突撃攻撃は、敵艦隊の戦列を崩したり、戦線の状況を変える威力があった。
第一次宇宙大戦の影響で旧列強諸国の影響力が減少したことで、シャプレ、イメリア、サタリア、ゼロス、そしてアビスの宇宙領域間で外交や経済、軍事の主導権を巡って宇宙大戦が勃発、表の第一次宇宙大戦とは別に裏宇宙の第一次宇宙大戦が勃発したのであった。
蒼聖ゼロス超帝國の蒼い宇宙戦艦の大艦隊が、アビス宙域に向かって真っ直ぐに進軍していた。今まで、ずっと沈黙を保ってきたハイエルフの超大国が、混沌の状況を極める裏の第一次宇宙大戦についに本格的に参戦した事は、アビス宙域の10大勢力、アビス親睦会の提督連中に大きな衝撃を与え、直ちに緊急会合が開かれ、ユーリス公爵の艦隊はエニュオ・バッセンハイム・十条提督の残存無敵宇宙艦隊が駐屯する宙域に向かって出発していった。
アビス宙域の領宙外で激しい宇宙艦隊戦が連日のように繰り広げられていた。
ゼロスの宇宙艦隊は素早い艦隊行動でアビス宙域の主力艦隊の側面に回り攻撃を仕掛けようとしていたが、バルバラの筆頭提督、イリオス・バルバラ提督は宇宙艦隊を暗礁宙域に潜ませて、逆にゼロスの宇宙艦隊の側面に突撃攻撃を仕掛けた。
バルバラ提督は腰に下げたカットラスを抜いて配下の将兵に檄を飛ばす。
「野郎共!狩りの時間だぜェ!!俺たちは宇宙海賊だ!!守るのは俺たちの性分じゃねえ、突撃して攻撃して奪うのが俺たちの仕事だ!ゼロスのお金持ち艦隊からたんまり財宝を奪ってやろうぜ!!」
配下の海賊上がりの将兵たちは戦意も高く、砲弾の雨も恐れずに我さきにと突撃攻撃を行う。
ゼロスの艦隊指揮官もバルバラの動きに気が付き、すぐに艦隊を差し向ける。
「海賊狩りだ!奴らは我らの財宝や物資を奪うつもりだが、逆に我らは連中の命を奪ってやれ!!艦隊突撃ィ!」
ゼロスの宇宙艦隊も戦い慣れしており、バルバラの宇宙艦隊の突撃に、一切動じることなく、逆に突撃を行ってきた。
バルバラ提督の額に汗が流れる「くうーゼロスの長耳共めっ!!気合入っているな!おう!お前らも気合入れろォ!」
お互いに高速で突撃を得意とする宇宙艦隊同士が真正面からぶつかり、戦場はたちまち阿鼻叫喚の大混戦になった。敵味方の艦が入り乱れ、バルバラとゼロスの突撃駆逐艦同士が衝突し、大爆発し、ミサイルと砲弾が飛び交い、収拾のつかない状況になっていた。
宇宙海戦開始から数日後、両軍共にあまりに被害が出て混乱したことから、条件付きの休戦が互いに提示され、人員救助や航行不能となった艦船の引き上げ、捕虜交換などが両軍の間で行われた。
激しい激戦の艦隊戦の報告書をバルバラ提督は苦虫を嚙み潰したように見ていた。
参謀が紅茶を淹れてバルバラ提督に差し出す。
「どうぞ、提督、気分転換にでも」
バルバラ提督は紅茶をゆっくり飲みながら、頭を抱える。
「この紅茶上手いな・・・しかし私の読みが甘かった。先日のヌベルグの奇襲が通じなかったことをもっと深刻に受け止めるべきだった。奴らに奇襲や強襲、突撃はあまり効果がないな・・・まさか、こちらの突撃に合わせて連中も突撃してくるとは思わなかった。連中も被害は馬鹿にならないだろうに」
バルバラの参謀は報告書を見る。
「以前、ゼロスの武装商人と飲んだことがあります。彼らは誇り高く傲慢、自分より下だと思っている連中に舐められるのが我慢ならないと語っていたことがあります」
バルバラ提督はくすっと笑う「つまり、宇宙海賊上がりの俺たちがゼロス様に突撃をしてくるのは生意気だって思っているのか?」
バルバラの参謀がうなずく「我々だって、同じです。三流の宇宙海賊が我々に艦隊突撃をしてきたら、同じように迎え撃つでしょう?」
バルバラ提督は紅茶をぐいと飲み干す「なるほどな!連中は傲慢ゆえに常に先手をうち、攻撃のイニシアチブを握りたがる。だから逆にこっちが先手をうつことに我慢ならないということか・・・」
バルバラの参謀は続ける「そしてゼロスの武装商人いわく、ゼロスは誇り高く傲慢ではあるが、愚かではない、割に合わないと思った事にはあっさりと手を引くとも言っていました」
バルバラ提督は顎に手を寄せる「ふむ、興味深いな・・・も薄々、我々は連中のことを詳しく知る必要があるな」
バルバラの参謀はうなずく「そうです。敵であるからこそ、敵の文化や習性に興味がわき、魅力的になっていく・・・」
バルバラ提督は紅茶の匂いを改めて嗅ぐ。
「参謀、この美味しい紅茶は・・・もしかしてゼロスのモノかな?」
参謀はうなずく「おっしゃる通りゼロスの紅茶です。お気に召しましたでしょうか?」
バルバラ提督はにやりと笑う「もっと飲みたいな!参謀」
参謀は残念そうに首をすくめる「残念ながら、それが最後の一杯、もっとお飲みになられたいのなら・・・」
バルバラ提督はゆっくりとティーカップを皿に置く「紅茶が飲みたいなら、ゼロスの船から奪え!ってか!!」
参謀は頭を下げる「私たちは宇宙海賊ですから、我らの流儀をゼロスに教え込みましょう」
とかそんな感じの設定。
19
35
1117
2021-09-23 14:59
Comments (4)
攻撃力の塊りだけにオーバーヒートで感が壊れないか心配に。
View Replies側面部にそこはかとない銀英伝(旧)の帝国戦艦風味を感じる…。僕は個人的にあの見た目が凄い好きです! (もし似てる発言が不快でしたら言って頂ければ削除します)
View Replies