【IOY】海鏡 昴【LO2】
「 寄生してるみたいだよな、こんな生き方」
………………………………………………………………………
❐こちらの素敵な企画に参加させていただきます
🌿-息をすること-【illust/92961569】
よろしくお願いします
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❐名前:海鏡 昴(みかがみ すばる)
一人称/二人称:俺/お前
体調が悪そうなところ以外は至って普通の大学生。
撮る景色は"自分的に面白いと思ったもの"で、あまり人に見せたがらない。
何事にも中庸でいたいと思っている。
………………………………………………………………………
❐素敵なご縁をいただきました…!
🔖 漉角 新太さん【illust/94483545】
(漉角さん →新太さん)
「え、...漉角新太...本人...?」
▫▫▫
遡ること少し前。
大学の教授が講義そっちのけで とあるお気に入り作家について語っていた。その作家が書いた小説原作の映画がまもなく公開されるとのことで、以前からたびたび話題に出されてはいたが、今回の熱の入りようは凄まじいものだった。
スマホを取り出して軽く調べてみる。タイムリーな話だからか、サジェストされた中にネットニュースのインタビュー映像があった。
字幕と画面の中の笑顔をぼんやり眺め、Webページのタブを閉じる。
"彼の文章はレポートの書き方の参考にもなるよ"との言葉に釣られて著書はいくつか読んでいた。
結論から言うと参考になったかどうかは怪しいが、一番重要であろう物語自体を楽しめて満足したため 教授のおすすめには感謝している。
(バイト先でも上映されるみたいだしな)
時計の針が終わりの時間を指し、教授が終了の合図をする。課題が押していなければそのうち観るか、などと考えつつ、講義室を後にした。
▫▫▫
状況がすぐに飲み込めなくてつい固まってしまったが、目の前にいるのは間違いなくあのインタビューされていた小説家であり、その人物が俺に本を手渡してきたのであった。こちらの咄嗟の反応から相手は自分が知られているとわかったようで、流れで経緯を説明することになった。
話していると少し落ち着いてきて、ようやく手元に視線をやる。すると、小説の帯に葉が挟まれていることに気がついた。
――そういえば、この人はプライブだ。
「わかったんですか。 ...俺が、LO2だって」
▫▫▫
やはり、様子を見て推測し声をかけてきたらしい。
親切な人なんだな。
立ち去る後ろ姿を見届け、また本に目を落とす。この葉のおかげで、少しの間はひとりでも息苦しさを感じないはずだ。
ありがたいと思う気持ちはあるが、さっきは動揺していたため ろくに礼も言えていなかった気がする。
もしまた会うことがあったらそのとき伝えよう。まぁ、無いとは思うが。
このときの俺は、呑気にそう考えていた。
(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16621542)
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❐メッセージを頂いた場合、3日以内には必ず返信いたします。
何か不備や問題点等ございましたら お手数おかけしますがご連絡をお願いします。
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❐こちらの素敵な企画に参加させていただきます
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よろしくお願いします
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❐名前:海鏡 昴(みかがみ すばる)
一人称/二人称:俺/お前
体調が悪そうなところ以外は至って普通の大学生。
撮る景色は"自分的に面白いと思ったもの"で、あまり人に見せたがらない。
何事にも中庸でいたいと思っている。
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🔖 漉角 新太さん【illust/94483545】
(漉角さん →新太さん)
「え、...漉角新太...本人...?」
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遡ること少し前。
大学の教授が講義そっちのけで とあるお気に入り作家について語っていた。その作家が書いた小説原作の映画がまもなく公開されるとのことで、以前からたびたび話題に出されてはいたが、今回の熱の入りようは凄まじいものだった。
スマホを取り出して軽く調べてみる。タイムリーな話だからか、サジェストされた中にネットニュースのインタビュー映像があった。
字幕と画面の中の笑顔をぼんやり眺め、Webページのタブを閉じる。
"彼の文章はレポートの書き方の参考にもなるよ"との言葉に釣られて著書はいくつか読んでいた。
結論から言うと参考になったかどうかは怪しいが、一番重要であろう物語自体を楽しめて満足したため 教授のおすすめには感謝している。
(バイト先でも上映されるみたいだしな)
時計の針が終わりの時間を指し、教授が終了の合図をする。課題が押していなければそのうち観るか、などと考えつつ、講義室を後にした。
▫▫▫
状況がすぐに飲み込めなくてつい固まってしまったが、目の前にいるのは間違いなくあのインタビューされていた小説家であり、その人物が俺に本を手渡してきたのであった。こちらの咄嗟の反応から相手は自分が知られているとわかったようで、流れで経緯を説明することになった。
話していると少し落ち着いてきて、ようやく手元に視線をやる。すると、小説の帯に葉が挟まれていることに気がついた。
――そういえば、この人はプライブだ。
「わかったんですか。 ...俺が、LO2だって」
▫▫▫
やはり、様子を見て推測し声をかけてきたらしい。
親切な人なんだな。
立ち去る後ろ姿を見届け、また本に目を落とす。この葉のおかげで、少しの間はひとりでも息苦しさを感じないはずだ。
ありがたいと思う気持ちはあるが、さっきは動揺していたため ろくに礼も言えていなかった気がする。
もしまた会うことがあったらそのとき伝えよう。まぁ、無いとは思うが。
このときの俺は、呑気にそう考えていた。
(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16621542)
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2021-11-27 00:00
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