花鯛フライングスケート

トレイ「落ち着け、リドル。」
リドル「トレイ！！いくら誕生日だからと言って客人を連れ去るなんて法律以前にマナー違反だ！！！」
トレイ「イデアの頼みらしいんだ。」
リドル「はあ！？なんであの人が！！！？」
トレイ「監督生が時々深夜にウロウロしてる事があるみたいでな、オルトの診断じゃ夢見が悪くなる様な精神的な不安があるからだろうという事らしい。」
リドル「……！？」
トレイ「馴染み過ぎて俺も時々忘れるが、アイツは違う世界からたった一人で来たんだ。何かしら、抱え込んでいるかも知れないだろ？」
リドル「……でも、なぜケイトが？」
トレイ「(恐らく【アリス】の事で何かしらイデアとケイトが繋がっているんだろうが、リドルには分からないからなぁ…)同じクラスだしな、あの二人は。……恐らくなんだが、監督生にはイデアにも言えない話題があるんじゃないか？」
リドル「あの監督生が、イデア先輩にすら？」
トレイ「例えば、不仲なきょうだいや家族が居るとか。」
リドル「ひゅっ…。」
トレイ「なんだかんだ、一年生達は家族仲が良い連中が多いからな。勿論オルトと仲が良すぎるイデアも。ケイトはきょうだい付き合いは良くも悪くもほどほどで良いってスタンスだからな、それぐらいの奴の方が監督生も話しやすいだろ。」
リドル「監督生の家族……それに自分の誕生日だと言うのに……ッ…ケイト…ッ！！！」
トレイ「(実際はどうか分からないが、アイツが自分の為だけに奇行に走る訳もないしな……監督生と自分が一緒にいる事があっても違和感を持たれない様にの布石でもあるんだろうな)」
リドル「……トレイ？なんでニヤケてるんだい？」
トレイ「いや、なんでもないさ。」
『うわぁあああああ！？なにそれけーちゃん尊過ぎない？？？けーちゃんえいこ過ぎひん？？？つかトレケイ今日尊みやば過ぎんだけどマジどひゃー！！！』
トレイ「(……平常心、平常心。)」
『あ、今日の錬金術けーちゃんじゃん！！トレケイ錬金術デートさしたげたいねー！！トレイ氏は夜は平気？錬金術いけるー？……あそっか、リドル氏は僕見えないんだよね。大丈夫そうならメガネくいってしてー？』
トレイ「くいっ(いや無理だろ肩に【アリス】居るのに平常心とか、ケイトのやつ何が「あとはヨロピクー♪」って肩に【アリス】置いて行って今度改めて激辛ラーメン奢るかなありがとう)」
『いぇーい！相棒とけーちゃん早く帰ってこないかなー？』
トレイ「………今日は記念日だな。」
リドル「ケイトの誕生日だよ？？？」

■見切り発車LINE風小噺。
今回もバースデーストーリー見てから書き始めのストロングスタイルでお送りしております。けーちゃんハピバー！！
■これまでけーちゃんのパソストは嗜んで居たけど、初めて寮服のホームのやつを聞いたらめちゃくちゃウチの監督生と話が合いそうが過ぎて今回はこんな感じのお話になった感じです。
多分ケイト氏はお姉ちゃんズは嫌いじゃないんだけどちょっと面倒みたいな、合う合わないってあるよね、みたいな距離感なんだろうなって印象がありまして。色々と複雑な出生の監督生には、そう言うけーちゃんだからこそ話せる悩みもあるのかなぁと。今までは割とイデア氏やエーデュースを挟んでって関係性だったけど、少しずつ個人的に監督生と仲良くなってくれたらいいなぁって思う今日この頃。
というか、ハーツの寮服を着せたいって公式供給あると思ってなかったからめちゃくちゃ草なんだがけーちゃんwwww