断罪の剣を持つ者【設定ネタバレ注意】

「—ああ。私を殺しに来たんだ。いいよ。…一緒に、殺し合おうよ」
鴉間蒼太と断罪の剣。
伝説の妖刀の呪力を兼ね備えた彼女に、斬れない者はない。
⇩ネタバレ注意
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妖刀『断罪の剣』は、カシン居士以上の"闇"を持つ者にしか持つことが許されない、負の遺産。
所有者の呪力によって力が増し、例え力が弱くとも、その呪力によってパワーを十二分に増強させることができる。最大限に発揮できる者が扱った場合、カシン居士でさえも退かせることができる程の威力を誇る。
闇に満たない者が持った場合、即座に妖刀に秘められた呪力が所有者を呪い、死に至らせるか、死よりも恐ろしい何かに襲われる。
逆に"光"が強い者が持った場合、その光の強さに呪力が逆流することはないが、通常の刀程度の力しか発揮できない。

鴉間蒼太の先祖、新選組"零番隊"隊長、鴉間蒼太郎の更に先祖である鴉間蒼十郎は、戦国時代を妖刀と共に生き、その妖刀を振るい、戦国の世に孕む闇を斬りつくしたと伝えられている。
それが、戦国時代の終息を早めたとも言われている。
鴉間蒼太郎には"光"が強すぎるが故に呪力が纏わりつかず持てたそうだが、扱うことはできなかった。
しかし、彼のずっと先の彼女、鴉間蒼太にはそれが持てる。
更に、その呪力を最大限に活かせるという。
それほどの闇、呪力を持ったのは鴉間蒼十郎以来だと言われている。