【まほとき】レティツィア【魔法使い】
素敵企画様:いつか魔法を解きにきて(R-15企画)【illust/95849633】
承認済み。承認ありがとうございます!
┈┈┈
名前:レティツィア
性別:女性
年齢:?
身長:158
一人称:私
二人称:あなた
好き:愛し合う者たち/人間/ガルさん
嫌い:魔法を使う事(苦手)
破り捨てられた恋文から生まれた魔法使い。人間達が住む大きな街を見渡せる高い塔に住んでいる。
昔、とある人間に恋をしていたが自分の想いを伝えられず、その想いが魔法となり暴発。
恋した人間の死に際に、誤って魔法をかけてしまった。
┈┈┈
4/26 素敵なご縁に恵まれました!
姿かたちが変わってもずっと一途に恋しています
ガルさん【illust/97478856】(呼び方:ガルさん→ガル)
.
私はずっと、たった一人の人間を探し続けている
私が過ちを犯してしまった、たった一人の人…
私が心から愛した、たった一人の人
彼を初めて見たのは昔の事。彼は散りゆく花のように脆く儚げで…そして、とても美しかった。
そんな彼に私は強く惹かれ、気が付いた時にはもう、彼のことを好きになっていて…
永い時の中でこんな感情を抱いたのは初めてで、彼を見る度に私の顔はほんのりと熱を持ち、私の心は彼への『好き』という思いで満ち溢れた。
…だけど、心に芽生えたその想いを、私は告げなかった…否、告げられなかった。
私には勇気がなかった。想いを告げたところで、私が彼にしてあげられる事なんて何も…
日を増すごとに彼への想いは募り続け、私は…
命の灯火が消えゆく彼に、来世にまで残る魔法をかけてしまった
かけるつもりなどなかったのに…!
自身の魔法の暴発に気付き、魔法を解こうと思った時にはもう、その願いが叶うことはなくて…
…私は酷く後悔した。
あの時、何が正しかったのでしょうか…。想いを告げた方が良かったのでしょうか?
それとも、初めから彼に出会わない方が良かったのでしょうか…
そんな事を考えては答えなんて出ないまま、ただ独り後悔を胸に日々を過ごすしかなかった。
❀✿❀
あれから私は彼を探すようになった。会える確証なんて無かったけれど、それでも私は会いたかった。
会って謝りたかった、魔法を解きたかった、自分の想いを…伝えたかった。
勿論、不安や恐怖がないわけではない…
魔法をかけた私の事を、恨んで、憎んで、嫌っているのではないか…と。
心を蝕むような不安と恐怖は何日経っても消えることは無かった。
しかし、拭いきれない不安とは裏腹に、その日はあっさりと訪れた。
『レティツィア』
街へ向かおうとしたその時、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り向くとそこには、緑色の瞳の男性が居て…
その瞳を見た時、私は気が付いた…
彼が…目の前に居る彼こそが、私が会いたいと願っていたあの人なのだと。
彼に出会えた驚きと嬉しさと、消えない後悔を私は感じていた。
ずっと、ずっと─…
「あなたに会いたかった…」
あなたを忘れた日などなかった…あなたを想わない日などなかった…
あなたにもう一度会いたいとずっと願っていた。
しかし、出会った彼の口から放たれた言葉は、再会を喜ぶものでは無かった。
途端、取り乱した彼は自分が抱えていたであろう思いを吐き出した後、緑色の瞳から涙を零し始めた。
その姿を見て、私の後悔はより強いものになった
彼の背中を擦りながら言葉を交わすと、やはり自身にかけられた魔法を嫌っているようで…
私は、彼にどんな魔法をかけてしまったのでしょうか?…いや、そもそも魔法をかけてしまったこと自体が間違いだったのでしょう。
彼にかけてしまった魔法を解いても、彼が喜ぶことは無くて…。
あぁ、やはり私はあなたにとても酷い事をしてしまったのね…嫌われても仕方ない…
きっとこれは、過ちを犯した私への罰なのでしょう…
彼にかかっていた魔法は解いた。これで、本当にお別れ…私達の繋がりは無くなり、私は結局、あなたへの想いを秘めたまま、ただ1人永い時を生き、そして終わるのだと…そう思った…
だけど、こんな酷い事をした私に、あなたはもう少しだけいたいと言ってくれた…
あぁ、その言葉がどれほど嬉しくて…その言葉にどれほど救われたか…この気持ち、あなたに届いているでしょうか…?
「えぇ、勿論…!…ねぇ、あなたの名前を教えて貰っても良い…かしら…?」
.
❀✿❀
悠久とも思える時の中で、あなたに伝えたいと思っていた事があるの…
もう、隠したり伝えないなんてことはしない。
「例えどれだけ時が過ぎようとも、老いて姿が変わったとしても、私の想いは変わらない…。ずっと、あなたの事が好きよ、ガル」
あの日の出会いは間違いではなかったとやっと気付いたの。
だって私は、あなたと出会えて、あなたを愛する事ができて、あなたと一緒にいられて、とても幸せだから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【交流について】
当方、遅筆で短いスパンでの頻繫な交流が難しい為、交流可タグは外しておりますが、既知関係やモブ、背景等ご自由にお使い下さい!
その他なにか不備や問題等ありましたら、お手数おかけしますが、Pixiv内メッセージにてご連絡して頂けると幸いです。
承認済み。承認ありがとうございます!
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名前:レティツィア
性別:女性
年齢:?
身長:158
一人称:私
二人称:あなた
好き:愛し合う者たち/人間/ガルさん
嫌い:魔法を使う事(苦手)
破り捨てられた恋文から生まれた魔法使い。人間達が住む大きな街を見渡せる高い塔に住んでいる。
昔、とある人間に恋をしていたが自分の想いを伝えられず、その想いが魔法となり暴発。
恋した人間の死に際に、誤って魔法をかけてしまった。
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4/26 素敵なご縁に恵まれました!
姿かたちが変わってもずっと一途に恋しています
ガルさん【illust/97478856】(呼び方:ガルさん→ガル)
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私はずっと、たった一人の人間を探し続けている
私が過ちを犯してしまった、たった一人の人…
私が心から愛した、たった一人の人
彼を初めて見たのは昔の事。彼は散りゆく花のように脆く儚げで…そして、とても美しかった。
そんな彼に私は強く惹かれ、気が付いた時にはもう、彼のことを好きになっていて…
永い時の中でこんな感情を抱いたのは初めてで、彼を見る度に私の顔はほんのりと熱を持ち、私の心は彼への『好き』という思いで満ち溢れた。
…だけど、心に芽生えたその想いを、私は告げなかった…否、告げられなかった。
私には勇気がなかった。想いを告げたところで、私が彼にしてあげられる事なんて何も…
日を増すごとに彼への想いは募り続け、私は…
命の灯火が消えゆく彼に、来世にまで残る魔法をかけてしまった
かけるつもりなどなかったのに…!
自身の魔法の暴発に気付き、魔法を解こうと思った時にはもう、その願いが叶うことはなくて…
…私は酷く後悔した。
あの時、何が正しかったのでしょうか…。想いを告げた方が良かったのでしょうか?
それとも、初めから彼に出会わない方が良かったのでしょうか…
そんな事を考えては答えなんて出ないまま、ただ独り後悔を胸に日々を過ごすしかなかった。
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あれから私は彼を探すようになった。会える確証なんて無かったけれど、それでも私は会いたかった。
会って謝りたかった、魔法を解きたかった、自分の想いを…伝えたかった。
勿論、不安や恐怖がないわけではない…
魔法をかけた私の事を、恨んで、憎んで、嫌っているのではないか…と。
心を蝕むような不安と恐怖は何日経っても消えることは無かった。
しかし、拭いきれない不安とは裏腹に、その日はあっさりと訪れた。
『レティツィア』
街へ向かおうとしたその時、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り向くとそこには、緑色の瞳の男性が居て…
その瞳を見た時、私は気が付いた…
彼が…目の前に居る彼こそが、私が会いたいと願っていたあの人なのだと。
彼に出会えた驚きと嬉しさと、消えない後悔を私は感じていた。
ずっと、ずっと─…
「あなたに会いたかった…」
あなたを忘れた日などなかった…あなたを想わない日などなかった…
あなたにもう一度会いたいとずっと願っていた。
しかし、出会った彼の口から放たれた言葉は、再会を喜ぶものでは無かった。
途端、取り乱した彼は自分が抱えていたであろう思いを吐き出した後、緑色の瞳から涙を零し始めた。
その姿を見て、私の後悔はより強いものになった
彼の背中を擦りながら言葉を交わすと、やはり自身にかけられた魔法を嫌っているようで…
私は、彼にどんな魔法をかけてしまったのでしょうか?…いや、そもそも魔法をかけてしまったこと自体が間違いだったのでしょう。
彼にかけてしまった魔法を解いても、彼が喜ぶことは無くて…。
あぁ、やはり私はあなたにとても酷い事をしてしまったのね…嫌われても仕方ない…
きっとこれは、過ちを犯した私への罰なのでしょう…
彼にかかっていた魔法は解いた。これで、本当にお別れ…私達の繋がりは無くなり、私は結局、あなたへの想いを秘めたまま、ただ1人永い時を生き、そして終わるのだと…そう思った…
だけど、こんな酷い事をした私に、あなたはもう少しだけいたいと言ってくれた…
あぁ、その言葉がどれほど嬉しくて…その言葉にどれほど救われたか…この気持ち、あなたに届いているでしょうか…?
「えぇ、勿論…!…ねぇ、あなたの名前を教えて貰っても良い…かしら…?」
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悠久とも思える時の中で、あなたに伝えたいと思っていた事があるの…
もう、隠したり伝えないなんてことはしない。
「例えどれだけ時が過ぎようとも、老いて姿が変わったとしても、私の想いは変わらない…。ずっと、あなたの事が好きよ、ガル」
あの日の出会いは間違いではなかったとやっと気付いたの。
だって私は、あなたと出会えて、あなたを愛する事ができて、あなたと一緒にいられて、とても幸せだから。
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【交流について】
当方、遅筆で短いスパンでの頻繫な交流が難しい為、交流可タグは外しておりますが、既知関係やモブ、背景等ご自由にお使い下さい!
その他なにか不備や問題等ありましたら、お手数おかけしますが、Pixiv内メッセージにてご連絡して頂けると幸いです。
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2022-04-21 03:35
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