【マ】ルベライト/兎本 奈月
♰此方の企画「マジカルガール・レゾナンス」[illust/60439677]にお邪魔します
※(R-15/死亡有企画)
-3/26 22:00までに頂いたメッセ―ジには全て返信しております-
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♰レゾナンス
素敵なご縁を賜りました!(3/26)
シーグリッド/柊千種ちゃん[illust/61783927]
「ねえ、一体どんな願い事をしたら、そんなに綺麗な魔法が使えるの」
浮かんだ疑問そのままに、唇から言葉が零れていた。
その手が作り出す魔法はとても綺麗で、気付けば声を掛けていた。―――敵か味方かも分からないのに。
ただ憧れた。その凛とした瞳と、美しい魔法と目にも鮮やかな自分と正反対の蒼色に。
「前に出すぎないで、あなたが傷付くのは厭よ」
そしてそのまま手を結んで、背中を預けて、守ってもらって。
いつしか抱く願いが変わっていくのを感じた。――彼女の願いが叶いますように。
願わくば、そう、生き残るのは彼女でありますように。
独りよがりであまりに勝手な願い。一緒に居ようねと指切りをした、しようといったのは私なのに。
その約束を踏みにじっても、私は彼女の一番でいたいと思うようになった。…愛されたいと思った。
誰でもなく私が、あなたの幸せを運んでくるような存在になりたかった。
今までで感じたことのないほど、強い願いと思い。
こんな強い意志が在ったと知れただけで私は幸福だと、そんなことを思って彼女を見た。
贈られたリボンを見て、私はそっと今日も微笑む。
―――――――私はきっといま、あなたの一番側にいる。
そんなことを思った、罰なのかもしれない。
独りよがりな願いのその先は、今目の前の景色だ。
赤く染まる夕暮れ、深く影が落ちて、
私とシーグリッドは地面に共に転がっていた。
まるでその二人を縁取るように落ちた色は赤い色、夕暮れなんかよりももっと深い血の赤。
「―――ごめんね……千種」
私は最初から、あなたと共にいる未来なんて思い描いていなかったこと。
「ごめんね」
あなたを守って死ぬはずだったのに、あなたを巻き込んでしまったこと。
赤い色は、私の色。それに染まるあなたを少しでも、きれいだと思ってしまったこと。
ゆっくりとシーグリッド――千種に手を伸ばし、手を探って、感触を頼りに指切りをした。
「つぎに目が覚めたらきっと、何もない平和な世界で、またあなたと出会うの。
そして今度は私、きっとあなたを、」
目の前が霞んで、もう何もかも朧気で。
…最期まで、千種を見ていたかったのに。
それだけが私に残った感情だった。
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+「―――このままじゃ、きっとどこにも行けない」+
♰兎本 奈月(うもと なつき)/155cm
一高の一年生、おとなしく無口。曖昧に微笑んでいることが大半。
誰かに守られたり、誰かの後ろに隠れてばかり。
両親とは不仲ではないものの、従わせようとする処に反感を抱いている。
※中学の制服を着用していますが、結局は中学から何も成長していない、と自嘲を込めて着用しております。
もし生き残れたら制服を捨てて、きちんと前を向いている自分になろうと思っています。
+「あなたさえ守れれば私はどうなったっていい。それが私の祈りで、願い」+
♰ルベライト/161cm(ブーツ込)
依り代は槍。体力が尽きると徐々にひび割れて壊れてしまう(体力が戻ればまた顕現可能)。
使う魔法は盾の魔法、赤く透けた薄いガラスのようなバリア状の盾を張ることが出来る。
しかしその盾は脆く、重い攻撃や複数回連撃を受ければ壊れてしまう。
「どうせ自分なんかが誰かを守ることが出来ない」という心の奥底の思いを拭えないためか、盾も槍も中途半端。
誰かを守りたいという思いが強くなれば強度が上がるかもしれない。
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レゾナンス関係成立につきまして、宿敵募集タグを外しました。
2017/05/07 死亡済タグを追加いたしました
各種お返事は即日~3日ほどお時間を頂きますことご容赦ください。
出来る限りお早めにお返事いたします。
※(R-15/死亡有企画)
-3/26 22:00までに頂いたメッセ―ジには全て返信しております-
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♰レゾナンス
素敵なご縁を賜りました!(3/26)
シーグリッド/柊千種ちゃん[illust/61783927]
「ねえ、一体どんな願い事をしたら、そんなに綺麗な魔法が使えるの」
浮かんだ疑問そのままに、唇から言葉が零れていた。
その手が作り出す魔法はとても綺麗で、気付けば声を掛けていた。―――敵か味方かも分からないのに。
ただ憧れた。その凛とした瞳と、美しい魔法と目にも鮮やかな自分と正反対の蒼色に。
「前に出すぎないで、あなたが傷付くのは厭よ」
そしてそのまま手を結んで、背中を預けて、守ってもらって。
いつしか抱く願いが変わっていくのを感じた。――彼女の願いが叶いますように。
願わくば、そう、生き残るのは彼女でありますように。
独りよがりであまりに勝手な願い。一緒に居ようねと指切りをした、しようといったのは私なのに。
その約束を踏みにじっても、私は彼女の一番でいたいと思うようになった。…愛されたいと思った。
誰でもなく私が、あなたの幸せを運んでくるような存在になりたかった。
今までで感じたことのないほど、強い願いと思い。
こんな強い意志が在ったと知れただけで私は幸福だと、そんなことを思って彼女を見た。
贈られたリボンを見て、私はそっと今日も微笑む。
―――――――私はきっといま、あなたの一番側にいる。
そんなことを思った、罰なのかもしれない。
独りよがりな願いのその先は、今目の前の景色だ。
赤く染まる夕暮れ、深く影が落ちて、
私とシーグリッドは地面に共に転がっていた。
まるでその二人を縁取るように落ちた色は赤い色、夕暮れなんかよりももっと深い血の赤。
「―――ごめんね……千種」
私は最初から、あなたと共にいる未来なんて思い描いていなかったこと。
「ごめんね」
あなたを守って死ぬはずだったのに、あなたを巻き込んでしまったこと。
赤い色は、私の色。それに染まるあなたを少しでも、きれいだと思ってしまったこと。
ゆっくりとシーグリッド――千種に手を伸ばし、手を探って、感触を頼りに指切りをした。
「つぎに目が覚めたらきっと、何もない平和な世界で、またあなたと出会うの。
そして今度は私、きっとあなたを、」
目の前が霞んで、もう何もかも朧気で。
…最期まで、千種を見ていたかったのに。
それだけが私に残った感情だった。
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+「―――このままじゃ、きっとどこにも行けない」+
♰兎本 奈月(うもと なつき)/155cm
一高の一年生、おとなしく無口。曖昧に微笑んでいることが大半。
誰かに守られたり、誰かの後ろに隠れてばかり。
両親とは不仲ではないものの、従わせようとする処に反感を抱いている。
※中学の制服を着用していますが、結局は中学から何も成長していない、と自嘲を込めて着用しております。
もし生き残れたら制服を捨てて、きちんと前を向いている自分になろうと思っています。
+「あなたさえ守れれば私はどうなったっていい。それが私の祈りで、願い」+
♰ルベライト/161cm(ブーツ込)
依り代は槍。体力が尽きると徐々にひび割れて壊れてしまう(体力が戻ればまた顕現可能)。
使う魔法は盾の魔法、赤く透けた薄いガラスのようなバリア状の盾を張ることが出来る。
しかしその盾は脆く、重い攻撃や複数回連撃を受ければ壊れてしまう。
「どうせ自分なんかが誰かを守ることが出来ない」という心の奥底の思いを拭えないためか、盾も槍も中途半端。
誰かを守りたいという思いが強くなれば強度が上がるかもしれない。
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レゾナンス関係成立につきまして、宿敵募集タグを外しました。
2017/05/07 死亡済タグを追加いたしました
各種お返事は即日~3日ほどお時間を頂きますことご容赦ください。
出来る限りお早めにお返事いたします。
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2017-02-27 22:53
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