徳山大五郎を誰が殺したか 第七話 誰に反対されても
全十ニ話+エピローグ
第一話 夕立が来る
illust/61668439
第二話 最初に秘密を持ったのは
illust/61668645
第三話 ただじっと眺め続けるなんて
illust/61773670
第四話 涙に色があったら
illust/62122975
第五話 君を探しに行こう
illust/62648614
第六話 心の向きは変えられない
illust/62752213
第七話 誰に反対されても
illust/62862019
第八話 大人はみんな嘘が多すぎて
illust/63184383
第九話 僕らの上空に虹がかかった
illust/63440220
第十話 君に会った瞬間
illust/63724029
第十一話 何か取り戻したように
illust/63846874
最終話 未来には愛しかない
illust/63900192
エピローグ 世界には愛しかない
illust/6399535
閲覧数が1000を超えていましたので頼まれなくても解説します。
この回は、これまで
シタイについて何かを言おうとして遮られたり(3話)
「全員嘘を言ってるんじゃないか」と挑発したり(5話)
徳山大五郎の奥さんに「ロッカーにシタイが入ってる」と唐突に告げたり(6話)といった
謎の発言や行動が多かった長濱ねるの独白回です。
この回ではこれまでの謎が一部明らかになるとともに、長濱ねるの動機や素性も明らかになります。
長濱ねるは「この物語上での最悪の人間性」を表現するヒール役で、また同時に、ダークヒーローであり、裏の主人公として設定しています。
彼女は徳山大五郎のシタイの第一発見者であり、かつそれを最初に隠したという重要な役割を担わせており、動機に関しては「自分ひとりが濡れ衣をかぶせられるのは嫌」→「だからみんなを巻き添えにする」という具合に「共感しづらいクレイジーさ」と、「共感できる弱さ」が共存するように設定しました。
また、本編を踏襲して、3話からその存在を匂わせていた、監視カメラの秘密も明らかになるのですが、本編でやっつけだった「時計が止まってる理由」や、そもそもの監視カメラの存在自体の唐突さ(要するにあまり考えられてないで設定された)を補完するために利用しました。
その分台詞が長くなりましたが、ややこしい説明が入ったとき「分からなくても大丈夫」といったこと、もしくは、「分かりやすく説明しなおす」といった手法をやるためにおばかキャラに「設定している」石森に「わからない」といった意思表示をさせています。
また今回は、今までオロオロしていた平手が覚醒する話でもあります。
ドラマ本編で彼女の「犯人をしょっぴきたい」というインパクトのある言葉があり、繰り返し使われていて、「決め台詞にしたい」のだなという意図が伝わっていたのですが、
そもそもドラマ本編において、その発言が出た状況が、「何突然言ってるの?」といった具合で、これも唐突過ぎていま一つ決め台詞になりきれてなかったので、このリメイクではそれなりの見せ場で「ドーン」と(効果音もダメ押しにドーンでしたが)決め台詞として「成立」させるよう心がけました。
決め台詞には台詞のインパクトも大事ですが出された状況が何よりも大事ではないかと考え実践しました。
あとここでついに「徳山大五郎を誰が殺したか」という「台詞」が登場します。タイトル台詞を言わせるのはカタルシスがあると思いますが、このタイトル台詞もドラマ本編では徳山先生の兄が、これもまた唐突に繰り返していましたが、そもそも「徳山大五郎を誰が殺したか」はタイトルである分最大のテーマなのでいくらでも使える場所はあったと思います。
今回は「徳山大五郎を誰が殺したか」の謎から「徳山大五郎を、誰がどうして最初に隠したか」が抜かれ、
残りは「徳山大五郎を誰がなぜここに持ってきたか」と「徳山大五郎を誰が殺したか」の謎に焦点が当たる場面でそれを言わせ、まあまあの決め台詞化にできたのではないかと思います。
とにかく今回は、一部の謎が明らかになることと、悪役の論理を表現すること、そして、まだ未解決の謎に焦点を向け(徳山大五郎を誰が殺したか)、また、新たな謎を登場させる(徳山からのLINENが来る)ことが目標でしたが、もちろんそれは上手く行ったと思います(個人的な反省回は次回ですが)。
また、タイトルが「長濱ねるの影」ですが、これも元ネタであったであろう「ハリーの災難」がヒッチコック映画のだったため、他のヒッチコック映画のタイトルから取っています。
この度は閲覧ありが(文字制限)
第一話 夕立が来る
illust/61668439
第二話 最初に秘密を持ったのは
illust/61668645
第三話 ただじっと眺め続けるなんて
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第四話 涙に色があったら
illust/62122975
第五話 君を探しに行こう
illust/62648614
第六話 心の向きは変えられない
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第七話 誰に反対されても
illust/62862019
第八話 大人はみんな嘘が多すぎて
illust/63184383
第九話 僕らの上空に虹がかかった
illust/63440220
第十話 君に会った瞬間
illust/63724029
第十一話 何か取り戻したように
illust/63846874
最終話 未来には愛しかない
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エピローグ 世界には愛しかない
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閲覧数が1000を超えていましたので頼まれなくても解説します。
この回は、これまで
シタイについて何かを言おうとして遮られたり(3話)
「全員嘘を言ってるんじゃないか」と挑発したり(5話)
徳山大五郎の奥さんに「ロッカーにシタイが入ってる」と唐突に告げたり(6話)といった
謎の発言や行動が多かった長濱ねるの独白回です。
この回ではこれまでの謎が一部明らかになるとともに、長濱ねるの動機や素性も明らかになります。
長濱ねるは「この物語上での最悪の人間性」を表現するヒール役で、また同時に、ダークヒーローであり、裏の主人公として設定しています。
彼女は徳山大五郎のシタイの第一発見者であり、かつそれを最初に隠したという重要な役割を担わせており、動機に関しては「自分ひとりが濡れ衣をかぶせられるのは嫌」→「だからみんなを巻き添えにする」という具合に「共感しづらいクレイジーさ」と、「共感できる弱さ」が共存するように設定しました。
また、本編を踏襲して、3話からその存在を匂わせていた、監視カメラの秘密も明らかになるのですが、本編でやっつけだった「時計が止まってる理由」や、そもそもの監視カメラの存在自体の唐突さ(要するにあまり考えられてないで設定された)を補完するために利用しました。
その分台詞が長くなりましたが、ややこしい説明が入ったとき「分からなくても大丈夫」といったこと、もしくは、「分かりやすく説明しなおす」といった手法をやるためにおばかキャラに「設定している」石森に「わからない」といった意思表示をさせています。
また今回は、今までオロオロしていた平手が覚醒する話でもあります。
ドラマ本編で彼女の「犯人をしょっぴきたい」というインパクトのある言葉があり、繰り返し使われていて、「決め台詞にしたい」のだなという意図が伝わっていたのですが、
そもそもドラマ本編において、その発言が出た状況が、「何突然言ってるの?」といった具合で、これも唐突過ぎていま一つ決め台詞になりきれてなかったので、このリメイクではそれなりの見せ場で「ドーン」と(効果音もダメ押しにドーンでしたが)決め台詞として「成立」させるよう心がけました。
決め台詞には台詞のインパクトも大事ですが出された状況が何よりも大事ではないかと考え実践しました。
あとここでついに「徳山大五郎を誰が殺したか」という「台詞」が登場します。タイトル台詞を言わせるのはカタルシスがあると思いますが、このタイトル台詞もドラマ本編では徳山先生の兄が、これもまた唐突に繰り返していましたが、そもそも「徳山大五郎を誰が殺したか」はタイトルである分最大のテーマなのでいくらでも使える場所はあったと思います。
今回は「徳山大五郎を誰が殺したか」の謎から「徳山大五郎を、誰がどうして最初に隠したか」が抜かれ、
残りは「徳山大五郎を誰がなぜここに持ってきたか」と「徳山大五郎を誰が殺したか」の謎に焦点が当たる場面でそれを言わせ、まあまあの決め台詞化にできたのではないかと思います。
とにかく今回は、一部の謎が明らかになることと、悪役の論理を表現すること、そして、まだ未解決の謎に焦点を向け(徳山大五郎を誰が殺したか)、また、新たな謎を登場させる(徳山からのLINENが来る)ことが目標でしたが、もちろんそれは上手く行ったと思います(個人的な反省回は次回ですが)。
また、タイトルが「長濱ねるの影」ですが、これも元ネタであったであろう「ハリーの災難」がヒッチコック映画のだったため、他のヒッチコック映画のタイトルから取っています。
この度は閲覧ありが(文字制限)
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2017-05-12 18:49
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