【世恒】呼怙伽宮比古【第四期】
最終更新日:2017/07/26 ※遅ればせながら、キャプション追記しました
■企画:世界の恒常性(illust/58889185)
名前:呼怙伽宮比古(ココトギノミヤヒコ)
年齢:26歳 / 性別:男性 / 種族名:拝蟷螂(純血)
一人称:余 / 二人称:そなた(配偶者に限り「姫」)
口調:流暢で雅な話し方をする。上品で心地よい語り口で、めったに声を荒げたりはしない。
〈種族〉虫
〈ステータス〉力:4 魔力:4 体力:4 素早さ:4 運:4
■7/9 素敵なご縁を頂きましたヽ(´▽`)/
自らの血を誇りに思う、気高き魚人の少女、サローシア・プシャリさん(illust/63536104)
「これ、お若いの。ここは戦場、安全が約束された地ではない。お逃げなさい、余が導きましょう」
戦場で見かけたのは、まだ年端もゆかない少女。
しなやかな体躯は魚人のそれだが、力強い翼や頭に頂く花のつぼみから、彼女が混血であるとすぐにわかった。
純血を守り抜いてきた自分とは異なる選択をした命、そのなんと頼もしきことか。
しかしそれでも子どもが戦場に立っていて良いとは思えない。
彼女をみた彼は、咄嗟にそう声をかけた。
「戦いの術?ふふ、これは我が一族が継承してきた秘術ゆえ、簡単には教えられぬ。如何にして身を隠すか、戦いをやり過ごすかならばお教えしましょう」
「なるほど、そなたもまた守るために戦っておりましたか……これはこれは失礼しました。ならば、せめてそなたが戦いを生き抜けるよう、余も助太刀いたしましょう。その代わり約束してください、必ず生き残ると。十分に生きた余に比べ、そなたはまだ若い。死に急ぐための術を教えたとあっては年長者として恥ずべきことですから」
彼の杞憂は彼女の気圧された。それが若さの成せることなのか。
まっすぐに慕ってくれる彼女との時間はとても心地よく、
ときに師として、ときに父のように、愛しい同胞を見守るのと同じ視線を向けていた。
………
……
…
その関係から一歩踏み込んできたのも彼女からだった。
一途な好意を好ましく思いながらも、それは自分に向けられるべきではないと思いかわす日々。
彼女には未来がある。長く続いていく自由で明るい未来。それを近く訪れる自らの死で縛るべきではない。
だが、彼女はその時も退かなかった。戦いに向かうのと同じ覚悟をもって、自分を向き合おうとしている。
彼女の視線から逃げるばかりで良いのか。否、彼女の記憶に残る自分がそんな姿で良いのか。
「そなたはまことに芯が強く、まっすぐな娘ですね。とても好い…しかし、そなたの覚悟、余も半分背負わせていただきましょう。夫婦とは運命共同体、そなたの覚悟は余の覚悟でもあるのです」
「共に在る時間はそう多くはないでしょう。だからこそ、余は今この時から、そなたを我が姫として迎え、生涯を捧げると誓いましょう。例え今生の別れが訪れようとも、共に過ごした日々が未来のそなたを助けると信じて……。カマキリの男は、唯ひとりの姫のため、その身が果てるまで尽くすものですから」
■種族詳細【拝蟷螂】
はいとうろう、と読む。ハナカマキリの亜人。
黒目のみの大きな瞳と、手をカマキリの腕に自在に変形できるのが特徴。
指一本一本変形させる細い鎌から、手全体を変形させる大ぶりなものまで。
また成長すると男性よりも女性の方が身長が高くなる種族。
幼少期は色素の濃いの肢体に花びらのようなものが手足にたくさんついているが、
成長するにつれ身体は白っぽくなり、大きな翅を得て飛べるようになる。
寿命は30年程度と短く、どんなに長く生きた個体でも50年が限度といわれている。
10代のうちに婚姻し、20代に入るころまでに子を成してしまうのが一般的。
婚姻できないまま寿命を迎えてしまうことも珍しくないからか、
非常に子だくさんで双子、三つ子で生まれることも珍しくない。
子どもの数が多いためか名前をきちっと決める文化もなく、親のその場のノリで名付けられる者が多い。
だからか、死したのち里の長から正式なおくり名を貰う風習がある。
送る側の里長は生まれたときから正式な名を持ち、名乗っている。
■3日以内の返信を心がけておりますが、週末までお時間をいただくことがございます。
スタックにつきましては48時間以内の更新を心がけておりますので、スタックに動きが無ければ不着とみなし、再送をお願いします。
■ナニカ問題がございましたら、ご指摘をお願いします。
着物の柄等に素材を多数お借りしております。
■企画:世界の恒常性(illust/58889185)
名前:呼怙伽宮比古(ココトギノミヤヒコ)
年齢:26歳 / 性別:男性 / 種族名:拝蟷螂(純血)
一人称:余 / 二人称:そなた(配偶者に限り「姫」)
口調:流暢で雅な話し方をする。上品で心地よい語り口で、めったに声を荒げたりはしない。
〈種族〉虫
〈ステータス〉力:4 魔力:4 体力:4 素早さ:4 運:4
■7/9 素敵なご縁を頂きましたヽ(´▽`)/
自らの血を誇りに思う、気高き魚人の少女、サローシア・プシャリさん(illust/63536104)
「これ、お若いの。ここは戦場、安全が約束された地ではない。お逃げなさい、余が導きましょう」
戦場で見かけたのは、まだ年端もゆかない少女。
しなやかな体躯は魚人のそれだが、力強い翼や頭に頂く花のつぼみから、彼女が混血であるとすぐにわかった。
純血を守り抜いてきた自分とは異なる選択をした命、そのなんと頼もしきことか。
しかしそれでも子どもが戦場に立っていて良いとは思えない。
彼女をみた彼は、咄嗟にそう声をかけた。
「戦いの術?ふふ、これは我が一族が継承してきた秘術ゆえ、簡単には教えられぬ。如何にして身を隠すか、戦いをやり過ごすかならばお教えしましょう」
「なるほど、そなたもまた守るために戦っておりましたか……これはこれは失礼しました。ならば、せめてそなたが戦いを生き抜けるよう、余も助太刀いたしましょう。その代わり約束してください、必ず生き残ると。十分に生きた余に比べ、そなたはまだ若い。死に急ぐための術を教えたとあっては年長者として恥ずべきことですから」
彼の杞憂は彼女の気圧された。それが若さの成せることなのか。
まっすぐに慕ってくれる彼女との時間はとても心地よく、
ときに師として、ときに父のように、愛しい同胞を見守るのと同じ視線を向けていた。
………
……
…
その関係から一歩踏み込んできたのも彼女からだった。
一途な好意を好ましく思いながらも、それは自分に向けられるべきではないと思いかわす日々。
彼女には未来がある。長く続いていく自由で明るい未来。それを近く訪れる自らの死で縛るべきではない。
だが、彼女はその時も退かなかった。戦いに向かうのと同じ覚悟をもって、自分を向き合おうとしている。
彼女の視線から逃げるばかりで良いのか。否、彼女の記憶に残る自分がそんな姿で良いのか。
「そなたはまことに芯が強く、まっすぐな娘ですね。とても好い…しかし、そなたの覚悟、余も半分背負わせていただきましょう。夫婦とは運命共同体、そなたの覚悟は余の覚悟でもあるのです」
「共に在る時間はそう多くはないでしょう。だからこそ、余は今この時から、そなたを我が姫として迎え、生涯を捧げると誓いましょう。例え今生の別れが訪れようとも、共に過ごした日々が未来のそなたを助けると信じて……。カマキリの男は、唯ひとりの姫のため、その身が果てるまで尽くすものですから」
■種族詳細【拝蟷螂】
はいとうろう、と読む。ハナカマキリの亜人。
黒目のみの大きな瞳と、手をカマキリの腕に自在に変形できるのが特徴。
指一本一本変形させる細い鎌から、手全体を変形させる大ぶりなものまで。
また成長すると男性よりも女性の方が身長が高くなる種族。
幼少期は色素の濃いの肢体に花びらのようなものが手足にたくさんついているが、
成長するにつれ身体は白っぽくなり、大きな翅を得て飛べるようになる。
寿命は30年程度と短く、どんなに長く生きた個体でも50年が限度といわれている。
10代のうちに婚姻し、20代に入るころまでに子を成してしまうのが一般的。
婚姻できないまま寿命を迎えてしまうことも珍しくないからか、
非常に子だくさんで双子、三つ子で生まれることも珍しくない。
子どもの数が多いためか名前をきちっと決める文化もなく、親のその場のノリで名付けられる者が多い。
だからか、死したのち里の長から正式なおくり名を貰う風習がある。
送る側の里長は生まれたときから正式な名を持ち、名乗っている。
■3日以内の返信を心がけておりますが、週末までお時間をいただくことがございます。
スタックにつきましては48時間以内の更新を心がけておりますので、スタックに動きが無ければ不着とみなし、再送をお願いします。
■ナニカ問題がございましたら、ご指摘をお願いします。
着物の柄等に素材を多数お借りしております。
2
6
816
2017-06-29 22:08
Comments (0)
No comments