【ハナムケ】ゼス・レッドフード【1期】
◆企画元様【illust/67637283】◆
末尾ID9のため、青の国で参加させていただきます。
◇ゼス・レッドフード 所属国:シータ=レイア pt:30 37歳 男性 180㎝ 鍛冶屋◇
「歴史を見てみるといい。最強とか最高とか、頂点なんてものを目指すから必要ない争いが生まれるんだ。
最強の矛と最強の盾を競わせたら何が生まれる?残るのは矛盾、それだけだろう。
良いものはいくつあったっていいんだ。そんな単純なことに気が付かないのはとても愚かなことだと思う」
見た目は厳ついが中身は平和主義者の朴念仁。
鍛冶を生業とする一家の三男として生を受け、息をするように鍛冶の道へ進む。
幼少時に、鍛冶屋として武器を極めた父と、同様に名声を得ていた母の防具、「最高傑作の矛と最高傑作の盾はどちらが勝つか」という夫婦喧嘩という名の諍いに巻き込まれ、左半身に重度の火傷を負った。
その経験から、傷つけるためのものを鍛えたくはないという思いが強く心に刻まれ、「武器は一切作らない」という誓いを立てる。
鍛冶屋一族はファミリーネームを持っておらず、自分を象徴するもの(武器や防具、装飾等)の名字を名乗るのが慣習であり、彼は赤いフードから「レッドフード」を名乗っている。
◆スキル◆
「錬鉄の蒼い火」
鍛冶屋一族が持つ能力。あくまでも鉱物や鉱石を鍛えるためのものであり、普通に触っても熱くはない。
「鉄壁の楯」
防御特化スキル。自らの持つ防具の性能を大幅に増幅し、自らを中心とした周辺を守ることが出来る。
◆素敵なご縁を頂くことが出来ました◆
フェール・イールの麗しい装甲人形エレクトラさん【illust/68500446】
不思議な少女を町で見かける。幼さの残る顔立ちと、それに似つかわしくない重厚な鎧姿。魔力を織り込んで作られているのか、黒鉄で鍛えられた見事な甲冑に思わず目を奪われた。できればどのような造形をしているのか、手に取って確かめたい。明日、工房に来てもらえるよう約束を取り付けた。
しかし、突然に声をかけられてかなり面食らっていたようだった。悪いことをしたな。どうにも防具のことになると周りが見えなくなるのがいけない。
まったく驚いた。彼女―名はエレクトラという―は装甲人形という種族であり(おそらく種族だと思われる、自信はないが)、体の一部が鉱石から鍛えられた鎧状のパーツで出来ているというのだ。彼女の四肢はその全てが芸術的に鍛えられ、錬成された甲冑なのである。
鍛冶職人としての血が抑えられない。聞けば鎧として鍛えられたものならばパーツとして彼女自身に取り付けることが可能だという。ならば俺が鍛えたものも取り付けられるのだろうか。もしそうなら是非とも試してみたい。
しばらくの間、逗留してもらえるように頼みこんだ。困惑しているようだったが、「わたしでお役に立てるのなら」と承諾を得ることが出来た。ありがたい。
工房に籠って彼女のパーツを作る日々が続いた。初めのうちは元々のパーツを模しただけの代物だったが、少しずつ俺なりの特色を込めることが出来るようになってきた。こんなにのめりこめる仕事は久々で、とても充実している。
しかし、気になるのはエレクトラだ。俺の我がままで逗留してもらっているというのに、試作品を取り付けるたびに大袈裟なくらい礼を言って、代金を支払おうとする。それを断ると、ならばせめてお手伝いをと、甲斐甲斐しく工房の掃除や資材運びなどを自ら買って出たのである。要らぬ世話だと言っても、せめてものお礼です、と言って聞かない。
彼女をみていると、久しく使うことのなかった言葉が頭に思い浮かぶのである。すなわち、『いじらしい』。
今日も新しいパーツの試作品が出来た。今回はエレクトラの髪色に合わせて菫色の装飾を施してみたのだが、彼女は気に入ってくれるだろうか。
最近では、もはや鎧を作るために彼女を引き留めているのか、彼女を引き留めるために鎧を作っているのかわからない状態だ。年端もいかない少女に対しておよそ抱くべきではない想いを持ってしまったというのか。
ええい、畜生。年を食ってからの好いた腫れたなど始末に負えぬと言われてきたが、本当に……最悪だ。
誰かの役に立ちたいと願う彼女の優しさに付け込んで、もうずいぶん長いこと彼女を手元に置いてきた。
俺なりにケジメを付けるべき時に来たと思う。
彼女の左腕のパーツ。その薬指に、柘榴石を使った指輪風の装飾をあしらった。
彼女は気付かないかもしれない。だが、それでもかまわない。これからも俺は彼女の優しさに付け込んでずっと彼女を手元に置き続けるし、エレクトラもきっと俺の傍から黙って消えたりはしないだろう。
柘榴石の持つ意味は求愛、そして不変の愛。この想いを、言葉ではなく形で贈ろう。
どうにも口下手で、こういうことは苦手なんだ。だからせめて、想いを込めて。
「愛する君へ、変わらない想いを捧げよう」
◆婚姻について◆
国や種族など関係なく、ご縁を頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
もしもメッセージを頂くことがあれば、3日以内には必ず返信させていただきます。
返信のない場合はお手数ですが再度お送りいただければ嬉しいです。
何か不備等ございましたら、お手数おかけしますがメッセージ等でご連絡お願いいたします。
期間中、どうぞよろしくお願いいたします。
末尾ID9のため、青の国で参加させていただきます。
◇ゼス・レッドフード 所属国:シータ=レイア pt:30 37歳 男性 180㎝ 鍛冶屋◇
「歴史を見てみるといい。最強とか最高とか、頂点なんてものを目指すから必要ない争いが生まれるんだ。
最強の矛と最強の盾を競わせたら何が生まれる?残るのは矛盾、それだけだろう。
良いものはいくつあったっていいんだ。そんな単純なことに気が付かないのはとても愚かなことだと思う」
見た目は厳ついが中身は平和主義者の朴念仁。
鍛冶を生業とする一家の三男として生を受け、息をするように鍛冶の道へ進む。
幼少時に、鍛冶屋として武器を極めた父と、同様に名声を得ていた母の防具、「最高傑作の矛と最高傑作の盾はどちらが勝つか」という夫婦喧嘩という名の諍いに巻き込まれ、左半身に重度の火傷を負った。
その経験から、傷つけるためのものを鍛えたくはないという思いが強く心に刻まれ、「武器は一切作らない」という誓いを立てる。
鍛冶屋一族はファミリーネームを持っておらず、自分を象徴するもの(武器や防具、装飾等)の名字を名乗るのが慣習であり、彼は赤いフードから「レッドフード」を名乗っている。
◆スキル◆
「錬鉄の蒼い火」
鍛冶屋一族が持つ能力。あくまでも鉱物や鉱石を鍛えるためのものであり、普通に触っても熱くはない。
「鉄壁の楯」
防御特化スキル。自らの持つ防具の性能を大幅に増幅し、自らを中心とした周辺を守ることが出来る。
◆素敵なご縁を頂くことが出来ました◆
フェール・イールの麗しい装甲人形エレクトラさん【illust/68500446】
不思議な少女を町で見かける。幼さの残る顔立ちと、それに似つかわしくない重厚な鎧姿。魔力を織り込んで作られているのか、黒鉄で鍛えられた見事な甲冑に思わず目を奪われた。できればどのような造形をしているのか、手に取って確かめたい。明日、工房に来てもらえるよう約束を取り付けた。
しかし、突然に声をかけられてかなり面食らっていたようだった。悪いことをしたな。どうにも防具のことになると周りが見えなくなるのがいけない。
まったく驚いた。彼女―名はエレクトラという―は装甲人形という種族であり(おそらく種族だと思われる、自信はないが)、体の一部が鉱石から鍛えられた鎧状のパーツで出来ているというのだ。彼女の四肢はその全てが芸術的に鍛えられ、錬成された甲冑なのである。
鍛冶職人としての血が抑えられない。聞けば鎧として鍛えられたものならばパーツとして彼女自身に取り付けることが可能だという。ならば俺が鍛えたものも取り付けられるのだろうか。もしそうなら是非とも試してみたい。
しばらくの間、逗留してもらえるように頼みこんだ。困惑しているようだったが、「わたしでお役に立てるのなら」と承諾を得ることが出来た。ありがたい。
工房に籠って彼女のパーツを作る日々が続いた。初めのうちは元々のパーツを模しただけの代物だったが、少しずつ俺なりの特色を込めることが出来るようになってきた。こんなにのめりこめる仕事は久々で、とても充実している。
しかし、気になるのはエレクトラだ。俺の我がままで逗留してもらっているというのに、試作品を取り付けるたびに大袈裟なくらい礼を言って、代金を支払おうとする。それを断ると、ならばせめてお手伝いをと、甲斐甲斐しく工房の掃除や資材運びなどを自ら買って出たのである。要らぬ世話だと言っても、せめてものお礼です、と言って聞かない。
彼女をみていると、久しく使うことのなかった言葉が頭に思い浮かぶのである。すなわち、『いじらしい』。
今日も新しいパーツの試作品が出来た。今回はエレクトラの髪色に合わせて菫色の装飾を施してみたのだが、彼女は気に入ってくれるだろうか。
最近では、もはや鎧を作るために彼女を引き留めているのか、彼女を引き留めるために鎧を作っているのかわからない状態だ。年端もいかない少女に対しておよそ抱くべきではない想いを持ってしまったというのか。
ええい、畜生。年を食ってからの好いた腫れたなど始末に負えぬと言われてきたが、本当に……最悪だ。
誰かの役に立ちたいと願う彼女の優しさに付け込んで、もうずいぶん長いこと彼女を手元に置いてきた。
俺なりにケジメを付けるべき時に来たと思う。
彼女の左腕のパーツ。その薬指に、柘榴石を使った指輪風の装飾をあしらった。
彼女は気付かないかもしれない。だが、それでもかまわない。これからも俺は彼女の優しさに付け込んでずっと彼女を手元に置き続けるし、エレクトラもきっと俺の傍から黙って消えたりはしないだろう。
柘榴石の持つ意味は求愛、そして不変の愛。この想いを、言葉ではなく形で贈ろう。
どうにも口下手で、こういうことは苦手なんだ。だからせめて、想いを込めて。
「愛する君へ、変わらない想いを捧げよう」
国や種族など関係なく、ご縁を頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
もしもメッセージを頂くことがあれば、3日以内には必ず返信させていただきます。
返信のない場合はお手数ですが再度お送りいただければ嬉しいです。
何か不備等ございましたら、お手数おかけしますがメッセージ等でご連絡お願いいたします。
期間中、どうぞよろしくお願いいたします。
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2021
2018-05-07 01:15
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