【らせん神話】エレゴス【4期】
名前:エレゴス・セルバン
種類:うまれかわり★アーぼッ9
性別:♀
レベル:20
所属国:群島の国
ステータス▼
【こうげき:33 ぼうぎょ:10 とくしゅ:15 すばやさ:15】合計pt:73pt
妹:イストリアさん【illust/77264279】(群島所属 こうげき:33 ぼうぎょ:10 とくしゅ:15 すばやさ:15)
「イス、私の大切な子。貴女のお陰で私は頑張れるわ。楽しみのほうが強まるの、アナタは凄い子よイス。恐怖を恐れすぎないでね」
「歌いましょうか?それともお出かけする?イスのためなら私なんだってOKよ!イスのやってみたい事、教えて?」
***
前世:ゴスペル【illust/76598563】
(渓谷所属 こうげき:18 ぼうぎょ:10 とくしゅ:0 すばやさ:15)
「弱い貴女はとても幸せだったのね・・最後は少しマシになったみたいだけど。貴女の分まで私は負けない、見てなさい。」
前世妻:イストワールさん【illust/76618461】
(渓谷所属 こうげき:15 ぼうぎょ:0 とくしゅ:15 すばやさ:0)
「名前以外にも、もっと思い出せたらいいのに。アナタは何色だったの?イストワールさんとお話してみたかったわ」
▼
群島の国、海辺の洞窟に住むアーぼッ9
普通個体より細長い身体で出生は不明。
誕生の際に添うように寝ていた卵から運命を感じ
生れた種族違いの女子を妹として大切にしている
19歳の時に記憶を少し思い出し続け同時に色を認識できなくなった。
「私の名前はエレゴス、アナタは?まさか名乗らず“さようなら”しちゃうのかしら?」
「どっちの色が良いかって・・自分のセンスを信じて、後悔したくないでしょう」
「私は妹が居るだけ恵まれてる。大切な相手が居るってね、強くなれるのよ」
「アナタになら話ても良いかな?・・いや、やっぱり止めとくわ。ふふっ」
◆素敵な御縁に恵まれました◆
海辺の洞窟、潮の香と綺麗な海が見えるそこが、エレゴス姉妹の家
海の色や夕焼けの色へ感動した時もあったが
それはもう望めない・・
冷たい視界の上の方から、空と似た濃淡の姿が見えた
見かけない姿、同国の者では無いはず
家には大切な妹も居る。守らなければ・・と、来訪に強く身構えるも
その構えは杞憂に終わった。
相手は穏やかな声色で話し掛けてきた
その一声、「引き寄せられた」と言われ、エレゴスは驚いた。
エレゴス自身も彼女に対し何故か懐かしい風を感じていたからだ
危険な相手ではない、同じ土を知る者だと
自分の中の他者の感覚がエレゴスに知らせた。
「私に2度も3度も会いに来るなんて、インカローズ【illust/77123125】貴女くらいよ。”強がらないで”なんて・・わかってて言うんですものね、酷い優しさだわ」
一匹でも平気、強い自分には他の協力は必要ない
ただ少し会話が出来れば良いのだと言うのに
インカローズさんは強く譲りませんでした
・・それが嘘だとわかっているからです
優しい彼女はエレゴスの厳しい言葉の裏に隠れた弱さや
本当の気持ちに正直にあれと言葉をくれました
エレゴスはそう言われるたびに、自分の強い壁が少しづつ壊されるようで不安でした
でも、なぜかイヤでは無くて・・再会を避ける事ができませんでした
―――本当は会いたいのでしょう?
そう思うのは自分の中の他者だと決めつけて
なかなか素直になれないエレゴスでしたが
壁は確かに壊れてゆくようで・・今まで誰にも言わなかった事
ちょっとだけ自分の事をインカローズさんには話せるようになりました
無理に解決を促す事はしないインカローズさんは
ただただ、隣で静かに聞いてくれたので
その心の良さに、つい語りすぎてしまうようでした
「本当の私?なのかどうか・・奇妙な話だけれど、私の中にはもう一匹誰かの記憶があるのよ。断片的なそれが滲んで・・本当に私の気持ちなのか偶にわからなくなるの。私はその断片が嫌いだから、素直がわからないわ。」
「インカローズに引くヒトが居るの?なぜ?・・その方はとても損をしたのね。私が得をしているかは分からないけど・・インカローズと話すの、まぁ楽しいわよ。私に割く時間を使ってのヒト会心させたら?」
「あぁ、貴女にはバレちゃってるんだと思ってた、だって察しが良いんだもの・・私は色が分からないの。昔はそうじゃなかったのよ、もう一匹の誰かを見つけてからね、引き換えのように消えちゃったわ。秘密にしてね」
自分の話をどこまで信じてくれるのか
誰にも話した事がなかったので、反応を比べようも無い事でしたが
インカローズさんなら、もしかしたら大丈夫ではないかと、
出会った時のような、自分の中の誰かがでは無く
エレゴス自身の心でそう思え、淡く期待を寄せました・・
その期待は予想もしない答えをくれました
色の認識できないエレゴスに、謝罪をしつつも
インカローズさんは自身の大切な石の話をしてくれたのです。
色の美しい石、家族の大切な話をエレゴスに
エレゴスはそれが堪らなく嬉しかったのです
妙に気を使われたり、色の話を避けられるのではなく
理解して一生懸命伝えてくれた事
家族の石に対して、懐かしさを感じた所で
エレゴスはある事にも気づきました
嫌いな他者、ゴスペルの記憶
その記憶で苦難もあったけれど、確かに幸せも感じていた事
今もそう、記憶が無い自分だったとしたら
石の話や色の話へこんなに焦がれただろうか・・
インカローズさんの言葉が響きます
「私はあなたにだからこそ話したい」
エレゴスも同じ、インカローズさんにだからこそ話したい
本当の自分を知って欲しい・・
強者にならなくてもインカローズさんと共に生きる幸せを望みたい
気づくのに大分時間が掛かり、遅いようでしたが
彼女はそれでも隣で待っていてくれました
「正直に言うとね、インカローズが来るたびに私は寂しかったの。何回”さよなら”を言うのかしらって、いつか本当のさよならが来るのよねーって・・随分弱っちゃたわ私。ローズ、待たせて御免なさい、私も同じ気持ちよ。もう引き籠るのは止める、空と同じ色をしてるはずの貴女と世界を散歩したいわ!ずっと・・お隣良いわよね?」
「この性格を直すのは無理よ!強がりっ?!違う、強者!それだって目指し続けるわ。・・それでもインカローズなら好きでいてくれるでしょう。貴女が居るから私は私で良いって思えたの・・フフッこれ以上は言ーわない」
種類:うまれかわり★アーぼッ9
性別:♀
レベル:20
所属国:群島の国
ステータス▼
【こうげき:33 ぼうぎょ:10 とくしゅ:15 すばやさ:15】合計pt:73pt
妹:イストリアさん【illust/77264279】(群島所属 こうげき:33 ぼうぎょ:10 とくしゅ:15 すばやさ:15)
「イス、私の大切な子。貴女のお陰で私は頑張れるわ。楽しみのほうが強まるの、アナタは凄い子よイス。恐怖を恐れすぎないでね」
「歌いましょうか?それともお出かけする?イスのためなら私なんだってOKよ!イスのやってみたい事、教えて?」
***
前世:ゴスペル【illust/76598563】
(渓谷所属 こうげき:18 ぼうぎょ:10 とくしゅ:0 すばやさ:15)
「弱い貴女はとても幸せだったのね・・最後は少しマシになったみたいだけど。貴女の分まで私は負けない、見てなさい。」
前世妻:イストワールさん【illust/76618461】
(渓谷所属 こうげき:15 ぼうぎょ:0 とくしゅ:15 すばやさ:0)
「名前以外にも、もっと思い出せたらいいのに。アナタは何色だったの?イストワールさんとお話してみたかったわ」
▼
群島の国、海辺の洞窟に住むアーぼッ9
普通個体より細長い身体で出生は不明。
誕生の際に添うように寝ていた卵から運命を感じ
生れた種族違いの女子を妹として大切にしている
19歳の時に記憶を少し思い出し続け同時に色を認識できなくなった。
「私の名前はエレゴス、アナタは?まさか名乗らず“さようなら”しちゃうのかしら?」
「どっちの色が良いかって・・自分のセンスを信じて、後悔したくないでしょう」
「私は妹が居るだけ恵まれてる。大切な相手が居るってね、強くなれるのよ」
「アナタになら話ても良いかな?・・いや、やっぱり止めとくわ。ふふっ」
◆素敵な御縁に恵まれました◆
海辺の洞窟、潮の香と綺麗な海が見えるそこが、エレゴス姉妹の家
海の色や夕焼けの色へ感動した時もあったが
それはもう望めない・・
冷たい視界の上の方から、空と似た濃淡の姿が見えた
見かけない姿、同国の者では無いはず
家には大切な妹も居る。守らなければ・・と、来訪に強く身構えるも
その構えは杞憂に終わった。
相手は穏やかな声色で話し掛けてきた
その一声、「引き寄せられた」と言われ、エレゴスは驚いた。
エレゴス自身も彼女に対し何故か懐かしい風を感じていたからだ
危険な相手ではない、同じ土を知る者だと
自分の中の他者の感覚がエレゴスに知らせた。
「私に2度も3度も会いに来るなんて、インカローズ【illust/77123125】貴女くらいよ。”強がらないで”なんて・・わかってて言うんですものね、酷い優しさだわ」
一匹でも平気、強い自分には他の協力は必要ない
ただ少し会話が出来れば良いのだと言うのに
インカローズさんは強く譲りませんでした
・・それが嘘だとわかっているからです
優しい彼女はエレゴスの厳しい言葉の裏に隠れた弱さや
本当の気持ちに正直にあれと言葉をくれました
エレゴスはそう言われるたびに、自分の強い壁が少しづつ壊されるようで不安でした
でも、なぜかイヤでは無くて・・再会を避ける事ができませんでした
―――本当は会いたいのでしょう?
そう思うのは自分の中の他者だと決めつけて
なかなか素直になれないエレゴスでしたが
壁は確かに壊れてゆくようで・・今まで誰にも言わなかった事
ちょっとだけ自分の事をインカローズさんには話せるようになりました
無理に解決を促す事はしないインカローズさんは
ただただ、隣で静かに聞いてくれたので
その心の良さに、つい語りすぎてしまうようでした
「本当の私?なのかどうか・・奇妙な話だけれど、私の中にはもう一匹誰かの記憶があるのよ。断片的なそれが滲んで・・本当に私の気持ちなのか偶にわからなくなるの。私はその断片が嫌いだから、素直がわからないわ。」
「インカローズに引くヒトが居るの?なぜ?・・その方はとても損をしたのね。私が得をしているかは分からないけど・・インカローズと話すの、まぁ楽しいわよ。私に割く時間を使ってのヒト会心させたら?」
「あぁ、貴女にはバレちゃってるんだと思ってた、だって察しが良いんだもの・・私は色が分からないの。昔はそうじゃなかったのよ、もう一匹の誰かを見つけてからね、引き換えのように消えちゃったわ。秘密にしてね」
自分の話をどこまで信じてくれるのか
誰にも話した事がなかったので、反応を比べようも無い事でしたが
インカローズさんなら、もしかしたら大丈夫ではないかと、
出会った時のような、自分の中の誰かがでは無く
エレゴス自身の心でそう思え、淡く期待を寄せました・・
その期待は予想もしない答えをくれました
色の認識できないエレゴスに、謝罪をしつつも
インカローズさんは自身の大切な石の話をしてくれたのです。
色の美しい石、家族の大切な話をエレゴスに
エレゴスはそれが堪らなく嬉しかったのです
妙に気を使われたり、色の話を避けられるのではなく
理解して一生懸命伝えてくれた事
家族の石に対して、懐かしさを感じた所で
エレゴスはある事にも気づきました
嫌いな他者、ゴスペルの記憶
その記憶で苦難もあったけれど、確かに幸せも感じていた事
今もそう、記憶が無い自分だったとしたら
石の話や色の話へこんなに焦がれただろうか・・
インカローズさんの言葉が響きます
「私はあなたにだからこそ話したい」
エレゴスも同じ、インカローズさんにだからこそ話したい
本当の自分を知って欲しい・・
強者にならなくてもインカローズさんと共に生きる幸せを望みたい
気づくのに大分時間が掛かり、遅いようでしたが
彼女はそれでも隣で待っていてくれました
「正直に言うとね、インカローズが来るたびに私は寂しかったの。何回”さよなら”を言うのかしらって、いつか本当のさよならが来るのよねーって・・随分弱っちゃたわ私。ローズ、待たせて御免なさい、私も同じ気持ちよ。もう引き籠るのは止める、空と同じ色をしてるはずの貴女と世界を散歩したいわ!ずっと・・お隣良いわよね?」
「この性格を直すのは無理よ!強がりっ?!違う、強者!それだって目指し続けるわ。・・それでもインカローズなら好きでいてくれるでしょう。貴女が居るから私は私で良いって思えたの・・フフッこれ以上は言ーわない」
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2019-10-06 11:12
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