海苔巻 くるり
NARUTOのナルヒナ沼にどっぷり。
どの年代も好きだけど、主にナルトが中忍試験でヒナタに興味持つ辺りからTHE LASTちょい手前、二次創作的に言えばナルトが無自覚な時代に浸かり続けたい(最後ifルートで実る話も良し、無自覚のまま終わってTHE LASTルートも良し)。
ちなみに今のプロフ画像に特に意味はありません。なんかこの顔模写したくなって…(正確には進撃の巨人ミカサ風を意識したアレンジ入ってますが。そして模写と言ってもwindowsペイントとマウスで、ほぼドット絵ェ…)
※※※以下、自己紹介の文字数埋めチャレンジ中。好き勝手書いたり、削ったり、削った部分戻したり、纏めなおしたり…(埋めきるor 諦めたら消すつもりですが、かなり書いたと思うのに、これ全然埋まらないね。そろそろ諦めようかな😂)※※※
私は最初からNARUTOではナルヒナ好きではあったものの、連載中は今と比べると軽いファンで(そもそも「もうすぐ終わりそう」と書いてあるのを見たのが切っ掛けなので、NARUTO読み始めたのが終了2年前)。
連載終了後も物語を振り返るほどにスルメのようにナルヒナの関係が味わい深く、元々かなり高い所にあった「好き」がジワジワと上がり続けて天井を突き抜けていった感じで。
物語終了後1~2年ほどは原作のナルヒナを繰り返し繰り返しじっくり愛でていて、二次創作に辿り着いたのはその後なので、二次創作界隈のナルヒナフィーバーだった時期を全く知らないのが残念。読む前に同人誌にもならずに削除された名作いっぱいあったんだろうなぁ…色々読んでる間にもまだ読む前の作品や作者のアカウントが消えて泣きましたから💧
二次創作の恋愛物って「供給足りない飢え」が原動力みたいな所あると思ってるし、恋愛物ですらない少年漫画のわりにはナルヒナは岸本先生が描いたデート漫画や、火影になった日の夫婦な二人とヒナタのシチュエーション別配偶者呼称フルコンボ(お父さん・アナタ・主人・ナルトくん)があり、岸本先生監修映画で恋愛まで見れて、更に現在もBORUTOで夫婦の姿がチラチラ見える等、何気に公式からの供給多めなのでそれで満足しちゃう人も多いと思うけれど。私は二次創作たくさん見たい!読みたい!原作とは別腹!
だから、書き(描き)手の皆様いつも素敵な作品をありがとうございます。
好きなものは多数あるので頻繁にとはいきませんが、読み返すので可能なら消さないでいて下さると…(御本にもならずネットから消えた名作恋しい。再up…願)。
「更新途絶えて久しいし、もう続き待ってる人は居ないよね」なんて思ってらっしゃる方は、ここに何年でも待てる人間が居ると伝えたい。結末まで読ませていただけると嬉しいです。
他ジャンルに移った方や創作活動引退した方も、いつか気が向くことがあれば是非是非。
私は基本ROM専ですが、「売る訳じゃないし、意味さえ通じればOK」と、稚拙な小説もどきをたまに投稿しております。しかし他人に見せる事前提に書いていない(自分に向けて書いてる)ので、妙な物ばかり。胸キュンラブラブチュッチュキャッキャウフフスリスリなナルヒナを期待するともれなくガッカリします。あと、イチャラブも事件物も好きだけど文章力以前に語彙力皆無だから、勢いで誤魔化すもの以外書けないんだぁ。タグはナルヒナなのに何かごめんね!
名作は他の方が書いて下さるもの(他力本願)
ナルヒナ以外だと、金カムの杉リパ+白石(※推しカプの話だけどトリオ推しなので白石必須!)やドラマTRICKの上田と山田みたいな…基本的には恋人イチャイチャよりも片思いや友達以上恋人未満が好きな事が多いかな。最近だとフリーレンのシュタフェルとヒン→フリ。
あと、男女の好意があるのか無いのか~って関係も好き(このタイプは表面上無いまま終わってほしい)。進撃のリヴァイとハンジみたいな。ハガレン初期のロイとリザも好きだった(途中からお互い好意が見えてたので、その前までが好き)
恋愛の甘い雰囲気みたいなものはあまり見せてくれないけど、好意があることを仄めかすシーンが存在する…みたいなのが一番性癖に刺さるかな。シティーハンターの獠と香みたいな関係大好物。で、NARUTOのナルヒナも本当いい塩梅👍✨
だから余計にイチャラブ書けないのかも。両想いでも片思いでも、カップル成立する前の段階好き。故に、少女漫画みたいに恋愛!なのも好きだし読むけれど、最終回迎える頃には恋愛もうお腹いっぱい、むしろ胸焼け気味で「この二人をもっと見たい!おかわりください!!」とはあまりならなくて。恋愛は「少し物足りない」くらいで終わるのがいいと思ってる。その方が二次創作が楽しく読める!
少女漫画では暁のヨナのハクヨナ推し。強くて優しくて、甘い考えと言われても全部捨てずに拾おうとする男性と、その男性を守りたい女性。私の好きなパターン。しかも、「ハクが見てる 格好悪いとこ見せられない……!!」ですからね。ヒナタの「憧れの人の目の前で……格好悪いところは…見せられないもの……!!」と被る所あるよね。このタイプのヒロイン好き。
ただ、私の天秤は姫様なヨナより、従者で立場弱いハクの方に愛が傾いてる。
電撃デイジー(これまた守られるばかりでなくヒーローを守りたいヒロインの平穏じゃない系漫画〜)の黒崎と照も好き。これは特に、私の天秤は黒崎に大きく傾いている(だって黒崎可愛い!)。
少年漫画も少女漫画もその他でも、ナルヒナほど「両方大体同じくらい好き」でなカプって中々無いんだよね。だから、ナルヒナは末永くカップルで推せる。
上の方で色々書いたような趣向なだけあって、私は原作のナルト→ヒナタの伏線がハッキリした台詞ではなく行動に出ている所が好き。THE LASTみたいな意識的な行動するナルトもいいんだけど、原作の本人無自覚ながら僅かに態度に出ていた所がツボ。ナイス好意のチラリズム!無自覚万歳!
近年はハッキリわかりやすい物が求められがちだけど、岸本先生は結構行動や表情で表現するシーンが多いのが好きだな。
表情なんてわかりやすいようで曖昧な表現は、色んな受け取り方が可能。そこが秀逸だと思う。終わってから読むと「こんな気持ちか」と思ったり、結局何考えてるのかわからない部分もあったり。
例えばナルトがサスケを連れ戻すとサクラに約束するシーン。
サクラにお願いされた時のナルトの表情、世間的にはサクラを好きだからと解釈してる人が多そうだった。私も初見の時は「えっ、ナルトってあんなに態度軽いのに本気混じってたの? でも、これまでの他のシーン見る限りではサクラ自体に興味持ってる感じはしない。拒否されて裏では傷ついてるけどそれを秘めて脳天気装ってるような裏設定が後々出てくるのかな…でもナルトってこの年齢にしてそんな大人な恋愛できるようなキャラ?」と、やや困惑したシーンで。
例え後に否定されたサクラへの恋心が存在したと仮定しても、まだ未発達な恋愛感情、違和感しか無くて。しかも、そのすぐ後に約束する所もそんな辛そうでもない(更に言えばその後もずっと切ない感じが全く無い)。
ナルトは色んなキャラに「わかるってばよ(共感)」して、その都度一々切ない顔をするのが十八番で、中でもサスケへの感情が異様に重い。物語が進むほどにナルトの行動や心情がわかって、私は「必死に追い求めて想ってくれる存在が居るサスケへの羨ましさ(と同時に、自分は何も持っていないと言う孤独感)、想ってくれる存在を拒否するサスケへの寂しさ、切なさ、サスケを想うサクラへの同調」と言う解釈。
でも、報われない恋を求めている人や、サクラ逆ハーレム少女漫画展開を求めている人は、あれは恋してる顔だと主張するだろうし、いやサスケを愛してるが故の表情だ!と言うBL派も居るでしょうし。第一印象から絶対変えられない人も居れば、後から考えを改められる人も居る。
二次創作では拡大解釈によって接点すらないキャラがカップリングされる面白い現象もあるし、世の中には他に私の想像の及ばぬ解釈もたくさんある。
表情で表現する所の面白さは、そこにあると思う。決定打を出すまでは展開をわかりにくくするように、曖昧にも描ける。だから、BORUTOの池本先生の描く漫画はまた違う種類の魅力はあるけれど、私は岸本先生の描く表情豊かなNARUTOが好きだなぁ。
ちなみ私は初見からずっとナルトはサクラの事は全然見ていないと思っていた、ネット上を見渡した感じだとどうやら珍しいらしいタイプの人間です。最初にサクラ出てきた辺り読んだ感想が「ナルト~そんな本気さが欠片も感じられない軽い態度じゃ全く応援できないよ~」だったから。
途中で変わるけど、最初はサクラ→サスケも同上(顔とクールさとスキルの高さが格好良くて好きなだけと思ってた…と言うか最初は普通にそうだったと思ってるんだけど、裏設定とかあったら知りたいよね)。
ナルトが優しいのは誰にでもだし、サクラにデートを断られても楽しそうで、誘ってるのもポーズと言うか、何か表面的。作中のナルトの言動にチラホラ見える『女の子と○○してみたい』願望を叶えるために、とりあえずサクラちゃんでも誘ってみるかー的な気軽さ気安さ。何気に失礼。
だから最初の方、ナルトはサクラへの軽さ以外は好きなのになーって思ってた。年齢的に恋愛部分で本気になるのはもっと後なのだとわかってはいたけれど。
でも成長してからも、カカシとサクラがナルトを呼びに家を訪れた時、ナルトは「デート?」と思った瞬間シャキーンって顔はしたけど、最初は寝起きのかなり酷い格好でラーメン啜りながらサクラ達と会話してる。
普通は、それこそ「ヒナタの前だからって強がんなくてもいいぜナルト」のキバの台詞にあるように、自分を飾ろうとする。なのに、ナルトはサクラの前でだらしさ見せて平気。結局、サクラを女性としてはあまり意識してそうにないなーと言う印象で。
その点、新しい任務服を褒められたがったり、不安を慰めてほしがったり、ナルトに『想い人への甘い態度』を期待しているサクラの方がよっぽどナルトを異性として意識してるように見えてた。
岸本先生がインタビューで「サクラはナルトの事も気になってる」って仰ってたのはこんな部分に表れていると思っていて、でもナルトはそっちの意味ではサクラのことを全く見てなかったから、それらを悉くスルーしてサクラをイラつかせたりガッカリさせてる(だからサクラの気持ちも全くナルトに行かない)。
物語の中でのナルトの恋愛描写については、大戦時にヒナタへの恋心チラ見せはあったりしたけど、私はヒナタへの恋の肯定よりもサクラへの恋の否定、サクラに気のないナルトがずっと描かれていると思ってた。だから、岸本先生の答え「ナルトのサクラへの好意はサスケへの対抗心だった」は納得の一言で、かなり腑に落ちる設定でした。
なので、たまにネットで「あそこまでされてナルトを好きにならないなんてどうかしてる」とサクラを批判している人を見たりすると、口だけで気のない態度を取る相手にサクラが靡かないのは当たり前なのに何を言ってるんだと思ってる。サクラだって、本気の好意を見せてくれるリーには最初の方態度が違ってたからね。
THE LASTでのあの「対抗心」の台詞を他の誰でも無いサクラが口にする事で、「そうか、サクラもどこかでナルトの気の無さを感じていたからナルトとリーで態度が違ったんだ!」と、目から鱗だった。
ナルト(とヒナタ)の恋愛と言うTHE LASTのテーマ上、サクラに時間を使わずしていかに説得力ある言葉を出すか。岸本先生が一番力を入れたシーンだけはあるなぁと。
勿論原作でそう思わせるシーンの積み重ねがあったからこそ生きる台詞なんだけど、たった一言で全てを説明したって事でTHE LASTで一番凄いと思ったシーンはそこ。
ただ、一言で済むのなら原作内で説明ほしかった気はするけど。
内容ではなくカップリングだけで読む人も一定数居るから、恋愛のハッキリした答えは商業的に最後まで引っ張りたかったんだろうし、最後に説明入れるのも流れ的に不可能なのはわかる(ナルト対サスケより後を長々やると蛇足になる。アニメのように…。BORUTOへの繋ぎは外伝としてやればいいんだから、その前に疾風伝を原作の700話で終わらせてほしかった。1話と対比になる素敵な終わり方なのに!)。でも、岸本先生が「THE LASTは本来僕も描きたかった」って対談で仰ってたし、漫画で見てみたかったなぁ。
…まぁ、インタビューはその後に「僕は恋愛もの苦手なんで」と続いてましたけど。
苦手だけど描きたかったから、脚本に口を出しまくったって事ですよね。なら、今からでも岸本先生自ら描いて下さっていいんですよ、THE LASTのコミカライズ( ☆Д☆)
(&個人的にはそれ以上に岸本先生が描くROAD TO NINJAのチャラスケや月読ヒナタが見てみたい…笑)
お互いに恋の相手じゃない、甘さや切なさなんてこれっぽっちも無い。だからこそ、ナルヒナでは有り得ないナルトとサクラの姉弟な関係も凄く好き。
個人的にはサスケに恋してぶりっ子したりメソメソじめじめしてる時のサクラより、ナルトとサイとわちゃわちゃして時に手が出るおてんば娘なサクラの方が好きなのもあって、だからカカシ班よりヤマト班派なんです。同じく、キバがヒナタを気に掛けていたりする紅班の兄妹感も好き。
(ついでに言えば、男女共に恋愛的に好きな人とは班が違う設定の方が好き!)
中忍試験前のカカシ班は好きだけど。ライバル心でサスケに、そしてサスケへの対抗心でサクラに纏わり付くかまってちゃんナルト、兄に復讐心を抱きながら班の仲間が大事な存在になりつつあるサスケ、サスケに好かれようと必死な割にまだまだミーハー状態で恋に恋してるサクラ。
生い立ち故と言う理由もあるけど、全体的に色々と酷くて、でもそこが絶妙に良いバランスだし、子供らしくて可愛くて、2部以降を思うとサスケが一番真面っぽいのがとても面白い。
ただ、対抗心は「納得」の一言だった原作ナルトと違って、アニメの世界線では初恋がサクラのように思うけど(あと、アニメ沿い設定っぽい青春フルパワー忍伝も)。原作とアニメでナルトの印象って全く違うんですよね。原作と比較するとアニメの方がサクラを見てる感じするし、サクラもナルトに優しい。「アニメはナルヒナ推しだから」と言う人居るけど、アニメこそ原作よりもナルサク強化してる。
アニメが推してたのはナルヒナのカップリングではなく「片思いするヒナタ」だよね。アニメは全体的に片思い萌えで、ネジ→ヒナ→ナル→(←)サク→サス気味。
主役のナルトに恋してるキャラはヒナタしか居ないし(だからアニメオリジナルのヒロインをナルトに惚れさせたりする)、同期と言えどもヒナタはサスケと関わりの無い別方向のキャラだから、物語の進展に大きく関わらず穴埋めに使いやすい(だから、サクラに恋してるリーの出番も増えがち。ただ、こちらは班で気に入られていた感じも…🤔)。
で、アニメは、オリジナルストーリーで増やしたヒナタの出番を使ってナルトがヒナタを見ていない事を描いているように見えるんだよね。気が無いからこそ取れる態度って感じ。これは、原作のナルトのサクラに対する気のなさと似てる。
違いと言えば、アニメナルトがヒナタに思わせぶりに褒める台詞を言わせたりしてる事だけど。私はその妙に狙った感が逆に嘘くさく感じたのと、照れも何も無い素直な言葉の分余計気がないように見えた😂
アニメは原作と受ける印象が180度違った。
だから、アニメのナルトは原作ナルトほどヒナタを好いてるようには見えなかったし、アニメのナルトしか知らなかったらナルヒナをこんなに好きにはならなかったと思う。原作の流れをぶったぎってオリジナルストーリーがはじまるから、大戦中チラホラ垣間見えるナルヒナのにおいが掻き消されてるし。
でもナルヒナ派はアニメの内容喜んでいたし、ナルサク派はアニメ叩いてて。原作はナルヒナ派は諦め気味で、ナルサク派が自信を持ってた。私がNARUTOから受け取る恋愛関連の印象は、どうにも一般的に見る感想とは真逆のようで…不思議だった。
終了2年前に読みはじめたので、長年の何かしら(主にアニメ設定)の思い込み的なものが無かったからじゃないかと思ってるんだけど、昔から親友に「着眼点が面白い」と言われるので、本当に違う所を見ているのかもしれないとも思う。
ちょっと別の角度から見て、サクラルートは有り得ないだろうと思ってたのもあるし。
サスケを連れ戻すことが物語のメイン筋なのに、サクラが心変わりするとその部分ブレてしまう。サスケからナルトに心変わりしかけてる子と二人で「戻って来てサスケ君(でもあなたへの恋心は捨てて今はナルトが気になってるわ!)」「戻ってこいよサスケ!(女の子2人に好意向けられてリア充~)」とか、イラッとするでしょ。こんなの絶対サスケ戻らない😂
物語上、サクラは『ナルトと同じ熱量でサスケを求める同士』で居続ける必要があると思ってた。
(だから嘘告白でサクラの役目が失われたとも思った。元々物語はナルトとサスケに、+サクラ、カカシって感じだったけど。それでも3人+先生の「班」の体裁を辛うじて保っていたのに、あのシーン以降完全にナルトとサスケ2人の物語として舵を切った気がする)
ついでに言えば、私は仲間内に兄弟が居てその片方が最初敵対していて後から仲間に加わったキャラだった場合、高確率で片方が死ぬと考えていて(結構そんな流れってありませんか? 主役筆頭に仲間の視点と身内の視点、多角的に悲しさを演出できる事もあってか、死ぬキャラに選ばれやすい)。
兄弟じゃなくて従兄妹だけど、仲間としてネジが加わった時にネジとヒナタがそこに該当すると思って。高確率でどっちかが死ぬと思ってた。
定番は年上、そして改心して後から仲間に加わった側のネジの方だけど、ヒナタはナルトへの恋が実らなかった場合にキレイな形で退場させる便利な手段として使われそうに感じていて。
ヒナタの恋が実るならネジ、実らないならヒナタが死ぬ気がすると思って読んでいたので、ネジの死に驚きは無かったし、その時ナルトの相手はヒナタ濃厚だな、と。
だから、原作読んで「ナルトの相手はヒナタだと思う」、でも一般の感想読んで「え、サクラ濃厚に見えるの? どの辺りが? 私にはわからないけど…」と首を傾げ、アニメ見て「ヒナタは無さそうに見える…」と自信を失うループでした。
でも原作から受け取った印象が正しいはずだと信じて結末を待ったので、最終回のネタバレ知った時は「ホラ!私、合ってた!」と得意げに歓喜(カップリング成立とかより正解を喜んだ推理クイズ感覚の人)
ちなみに私の当時のナルトの恋愛の行方の予想は、本命:ヒナタ、対抗:オレ達の恋愛はこれからだ、大穴:モブキャラ or 新キャラ(意外性ナンバーワンEND)でした。意外性ナンバーワン設定を発揮しなくて良かった!(実は結構大穴を恐れてた)
でも、世間的には意外って言葉が多かったね。それが意外だったけど(原作の流れからすると順当でしょう。あ、アニメは別ね)。
ただ、私はサスサク…と言うかサクラの方の恋が未だに謎で。
作中の言動で心の動きが推察しやすいナルト、初期から理由が明確且つ映画では切っ掛けまで描かれたヒナタ、一部でも二部でも殺されそうになっても変わらず追いかけてくれた存在はそりゃ愛しかろうサスケ、ついでにシカマルとテマリもわかりやすいので理解できる。けど、サクラはなんであんなにサスケのこと好きなのだろう?
最初から最後までずっと「サスケ君サスケ君」だったわりに、ただ「好き」以外の描写が無いんだよね、サクラ。ナルトがサスケを追う理由はしっかり描かれているのに(まぁ、ナルトが主役だからそこ描くのは当たり前なんだけど)
クールで顔が良くて強くて仲間思いだった初期の頃のサスケに憧れからはじまる辺りはわかる。ただ、そこから傍で恋心を育む所かサスケは里から離れ、物理的にも心にも距離ができた。里抜け以降のサスケに何故執着し続けられたのだろう?
流れ的には復讐心で道を踏み外したサスケを守りたい、救いたいと思った辺りが妥当なんだろうけど、それにしてはサクラは性格も追いかけ方の感じも母性って感じが薄い(母性と言うより「女」なんだよね。だから結婚後も恋人のような感じ)。
岸本先生がインタビューで、一生懸命サクラに忖度して描いてるのに人気が出なかった、だからサクラの背景を掘り下げなかったって仰ってたけど。逆に掘り下げなかったから先生が期待するほどの人気を感じなかったのではないかな。
サクラはサスケを追いかけるため、ナルトに寄りかかり、カカシに支えられ、成長していく。サクラの恋は物語上結構大きめの扱いなのに、その肝心な「サスケに執着する理由」が曖昧なのって、なんか物足りない。
別に人を好きになる事に理由は必要ないけど、カカシもそう言ってたけど、でも私は一読者として理由が欲しかったなぁ。もしくはなんとなく推測するための過程が欲しい。「一生懸命だから応援する。頑張れ!」じゃなくて、「そうか、だから好きなんだね。頑張れ!」って思える方がもっと応援できたから。
原作で描かないなら、アニメこそこの辺を補完してほしかった。監督なら先生に描かないけどあるはずの設定聞けるだろうし。
って、思ったけど、よく考えたらこれは後だから言える事だね。アニメスタッフはナルサクになると思ってたっぽいから、サスサク盤石にするような内容作れるはず無かったか…。
でも、原作から想像できないから、サスサクの馴れ初めは気になるんだよね。ボルトとサラダの誕生日を見る感じ、ヒナタと変わらぬ時期に妊娠しているはずなので、短期間でどうなってそうなったのか(ボルトの年齢と映画BORUTOが原作の15年後設定と考えると、ナルヒナ結婚はLASTの数ヶ月後で出産はその一年後しか考えられないから…ヒナタもサクラもLAST後半年以内に妊娠してるはず。でもその時点でサクラはサスケと付き合ってないっぽいし…しかも岸本先生曰くサスサクはドロドロ)。
結婚より妊娠の方が早いのかな。サクラの親はサスケをどう思ってるんだろう(実はここが一番気になる部分)。
ナルヒナの結婚スピードと言い、忍者の世界は倍速で生きてるに違いない。
サクラとヒナタって、同じ尽くすタイプでも尽くし方全く違う所が面白いなぁと思う。
以下、木ノ葉の夫婦達の私が思う勝手なイメージ。
[任務:任務である事は伏せて、妻の尻に敷かれてきて下さい(物理的に)]
ナルト「ヒナタ、今からオレを物理的に尻に敷いてくれ」
ヒナタ「えぇ!? な、何で……」
ナルト「理由は言えねぇ。でも、お前の尻に敷かれねぇといけねーんだ」
(じっと見つめ合う)
ヒナタ「うん、わかった(何か必要があるんだよね……?)」
ナルト「ヒナタ、来い!」
ヒナタ「はい!」
シカマル「テマリ、何も聞かずにオレを物理的に尻に敷いてくれ」
(テマリは疑問に思いつつ、どっかりとシカマルの上に座る)
テマリ「これでいいか?」
シカマル「あぁ」
サイ「いの、物理的にボクを君の尻に敷いてくれないかな」
いの「やだ、どうしたの。何か変な本でも読んだ?」
サイ「本じゃないけど……まぁ、そんな所かな。協力して、美人さん」
いの「しょうがないわね」
チョウジ@仰向け寝「おいで!」
カルイ「ウォーターベッド!」
サスケ「サクラ……」
サクラ「サスケ君! 帰ってきてたの!? あ、コーヒー入れるね。それとも緑茶がいいかな。とりあえずサスケ君はそこに座ってて。そうだクッション要る? 持ってくるね。 私、今日はちょっと忙しくて手が離せないんだけど……サスケ君はゆっくりしててね!」
サスケェ「………………あぁ」
(任務失敗)
サスケが基本塩対応キャラだし長い遠距離恋愛状態だから、サクラは浮かれながら凄まじい尽くしっぷり発揮してそう。多分作中一番「好きな男に尽くす女」。
ヒナタは察して相手を立てるよう動く尽くし方だね(@デート漫画)。
シカテマは兎に角格好いいイメージがあるなぁ。サイいのと共に奥さんの方が強そうだけど、シカテマの方がクールな感じする。
実はナルト同期ではチョウカルだけ夫婦の名前にお揃いの五十音が無いんだよね。惜しい!(と言ってチョウカル部分のテキトーさを誤魔化す。この二人はどんな切っ掛けがあったのだろう完全に謎過ぎる…そしてリーの奥さんは結局誰…)
私はナルヒナ好きなので、ナルトのヒナタへの気持ちがいつ恋になったのか…と言うテーマを考えるのが楽しい。
THE LASTはたまに勘違いしてる人居るけど、ナルトが泡玉で見た幻術を切っ掛けに自分が抱いていた恋心や愛情に気付く物語で、物語の中で恋に落ちるわけじゃない。
既にナルトの中に恋心が存在する事が前提にあるから、物語の中では心の変化の過程が描けず(しいていえば泡玉の内容が過去の心の変化の過程)、その結果結構唐突に意識しだした感じに見えてしまう。
だから、映画だけ見ても「いつヒナタを好きになったのか、どんな所が好きなのか」はわからない。何故なら答えは原作にあるから。原作未読でも見られる内容にはしてあるけど…そのせいで余計に唐突なんだよね。
なので、まずは忍界大戦。私は勿論、開戦前には既に無自覚で好きになっている思う派。
1つめの理由は、ヒナタが落ち込んでる事には気付いて励ましたから。サクラが落ち込んでても気付かないナルトが、ヒナタが落ち込んでいる事には気付いた。ヒナタの事は「ちゃんと見てる」。
2つめ「目を見ればわかる」、そう言えるほどにヒナタを見ていたらしい。(いつから?)
3つめは、戦場で他の仲間も居る中で、ヒナタが来た時だけ反応する事。ヒナタのこと(ヒナタの安全?)を気にしてる。
4つめは、無限月読発動時にヒナタの心の声に反応してヒナタを助けに行こうとするような描写があること。咄嗟の行動って所がポイント。無自覚いいよね。
5つめは、ナルヒナ界では有名なキバ曰くの「ヒナタの前だからって強がんなくてもいいぜナルト」。以前からヒナタの前では強がっていたらしい。ヒナタにいい所見せたい、格好よく見られたいってことだよね。キバが見てきたものが見たい!
全部纏めて既に恋…と言うか、もう愛だと思う(ナルトもヒナタも恋より愛が先に来てる感じがする)。
更にその前。九尾チャクラコントロールでナルトがクシナに会えて、クシナが消えてからだけどクシナに返事をするシーン。「友達に関してはいい奴らがいっぱいできたんだ!母ちゃんにも会わせてやりたかったなぁ…」の時に思い浮かべた仲間達のセンターがヒナタ。
これ、まるでヒナタを中心に描いたような一コマになっていて、一番母親に紹介したかった存在のように受け取れる。そしてそのヒナタの立ち位置が異質なんだよね。
手前左に位置する木ノ葉丸・モエギ・うどんを除いた仲間の立ち位置(高さ)はある程度揃えてあるのに、サクラの横に映るヒナタの頭の位置が大分下にある。まるで1人違う場所に居るよう。皆前を向いてるのに、1人ど真ん中で横向きなのも妙に目を引く。
ナルトの中で「友達とは違う何か(=無自覚な恋心)」があることを表した結果の妙な位置・妙な角度なのではないかな。岸本先生の大きな匂わせですね。
これは狙った事じゃないと思うけど、右の手前でクシナに仲間を紹介するように振り向くナルトの体の位置ってヒナタと同じ横向き気味で、ナルトがそのまま前を向くとヒナタが背中向けてるように見える所がまた心憎い。背中向けた「けっこー好き」、「ナルトくんが大好きだから」など、ナルヒナに背中は欠かせないから。(戦争編での遅くなってすまねェ…からの「目を見りゃわかる」が背中向けつつ振り向き顔なのも流れ的にグッと来る! で、横に立って…2年後月が落ちてきて背中向けたヒナタの「さよなら」を経てのナルトがヒナタの背に手を添えた『家族写真』)
関係無いけど、ナルトが仲間を思い浮かべる時にヒナタは前でシノは後ろなんだけど、サスケが木ノ葉の仲間を思い浮かべる時はシノが前でヒナタは後ろで身長的に埋もれてる所がキャラの距離感をリアルに表していて好き。いのもそこそこいいポジションに居るし、サスケもなんだかんだ自分に好意のある女の子は印象深いのがわかって微笑ましい。
サスケは更に「忍びとは何だ…?」と仲間を思い浮かべた時、多分並び的にヒナタは見切れたんだろうけど、同期で唯一完全枠外なの。
ナルトがサスケを思う時にはサクラの扱いが大きくなって、班ごとに分けて「仲間」ってやる時の並びは様々。宛て先やシーンによって位置が変わるので、仲間思い浮かべシーンは結構味わい深いです。
ペイン襲来から意見が結構分かれそうですが、私は既に好きでしょ派です。
ヒナタの遺言のような「告白」、あの危機的な状況でそれでもナルトの瞳に光が描かれる。NARUTOは普段目に光を描かない漫画だから印象的で(普段瞳に光を描かないからこそ効果的なシーン。瞳に光が描かれてるカラー版ではこの一コマの効果が薄れるの残念!)。
そして、「愛情があるからこそ犠牲が生まれ…憎しみが生まれ…痛みを知る事ができる」のシーンで九尾化して4本(ヤマトの手には最初から六だったから一瞬?)、6本、8本と一気にしっぽを増やし、更には9本目まで出そうとした。
後にナルトは仙人蛙達の前で、大蛇丸にサスケの事を言われてカッとなって九尾の力に頼り意志を預けた結果サクラを傷つけて。もう九尾の力は使うまいと思ったのに、ヒナタがペインにやられた時に「憎くてくやしくて…使わねーどころか…自分の心が勝手に九尾の意志と簡単につながっちまった」と語る。
そこを前提に、1つ個人的に気になるポイントが。
『ナルトが長門の元へ向かうより前にヒナタが救命されてる』こと。
後に皆が生き返る展開が待っているのなら、ヒナタはその前に救命されなくても大丈夫。カカシやシズネと共に蘇れば良い。それを、敢えてナルトが決着をつけに行く前に治療もされていて助かってる展開。
ナルトは地来也やカカシ、シズネなど木ノ葉の多くの仲間の命を奪われた憎しみを堪えて長門に答えを出したけど。でも、もし命を奪われた側にヒナタも居たら?
いつかは同じ答えを返せるようになっても、あの瞬間同じ答えは返せそうにないから事前にヒナタが救われる展開になってるのではないかな。
「キャラクターがやらない事をやらせることはできない」岸本先生がインタビュー記事で語られた言葉ですが、だからヒナタは事前に助かる展開になってるんじゃないかなーと思う。
(更に急所を外す事で長門の本来の優しさが見えるし、サクラも能力使えるしで一石三丁)
上記の結果、ナルトの中では既にこの時点でヒナタが特別な存在になってたと思う。
ペインの足下に倒れてるヒナタを避けてペインを攻撃してる所も結構ポイント高い。倒れたヒナタが何度も見切れてる近さでの戦闘だから。闇ナルトの方がヒナタをわかりやすく特別扱いしそうな気がする。
それ以前の作中で描かれたナルヒナは、何だヒナタか(すぐに分かる)&ヒナタに顔近づけすぎ問題(「目を見ればわかる」はこれの成果?)くらいはあるけど、大きめの絡みって言えば一部まで遡るし、細かな作中及び描かれていない作外で小さな好意を積み重ねていたにしろ、傷薬&中忍試験のヒナタの奮闘及びサクラのナイスアシスト「そういえばあの子…いつもアンタを見てたもんね」でナルトにヒナタを意識させた後で出た「誇り高き失敗者」は、ナルトの中でかなり大きかったはず。「お前みたいなやつけっこー好き」って言うくらいだし。
だからこそ、THE LASTの泡玉の映像にそのシーンが無かったのが不思議。正直、一番あるべきシーンだったと思うんだけど…あっちはナルトから好きって言っちゃってるから流れ的に使いにくかったのかな。傷薬のシーンから一気にヒナタ側のペイン戦に飛ばされちゃったよね…。
これらの事から、私は「誇り高き失敗者以降」小さな好きを積み重ねてその結果「ペイン襲来前」には小さな恋心が存在したと思ってる派です。
ヒナタの「ナルト君を見ているといつも胸に衝撃があって」って台詞があるけど、振り返ると物語的にはヒナタの方がナルトの胸に衝撃与えてるの凄く好き。
「憧れの人の前で格好悪い所は見せられない」ヒナタと「ヒナタの前だと強がる」ナルト、ペイン戦で「ヒナタの無事を知って涙するナルト」と「ナルトが無事で涙するヒナタ」、背中越しの「けっこー好き」と「ナルト君が大好きだから」。ナルヒナってヒナタ→ナルトとナルト→ヒナタが似た表現されてるのもいいよね。
誰かと誰かを重ねるような表現の多い岸本先生らしい、想いの繋がり(両想い)の表し方だと思う。
あと、「誇り高き失敗者」より先にナルトがヒナタに一方的な誓い(約束)立ててる所に心躍る。好きって言ったのもナルトが先だったし。
多分、あの「けっこー好き」のシーンはナルトの告白扱いなんだと思う。愛の…とかではなく、サイに対して「約束も守れないやつが(サクラに)告白なんてできない」と答えたのと同じ告白。
多分、女の子に対してのLikeは全部告白扱いな気がする。だから、ヒナタの「告白」に返事が必要だと思わない。何なら自分の告白への返事って認識かも…(ヒナタもあの告白には返事を求めていないだろうけど)。
ヒナタはいつナルトに恋したのかなー。
最初から(映画で助けられたシーンから)恋なのか、憧れが徐々に恋に変わったのか。
ヒナタ対ネジでナルトを見て勇気がわく理由を「何でか分からないけど」って思ってるから、私はヒナタが自分の恋心を自覚したのはナルトの「けっこー好き」からじゃないかなーとは思ってるけど(鈍い)。
気絶するようになったのも多分ヒナタが自覚した後だよね。以前から気絶してたような子だったら、最初のナルトの説明は「オレが見ると目を背ける変なやつ」ではなく「オレが見ると気絶する変なやつ」になってるはず。
ナルヒナって、ヒナタがナルトのお見舞いに行って気絶してた事、ナルトが今までヒナタの前では強がってきたらしい事など、キバの一言で読者に物語の外での交流を想像させるように出来てる所、好き。
岸本先生が苦手としているらしい恋愛描写を描かずして描く上手い方法でもあり、バトル物の少年漫画らしさを失わず終わらせる事もできる。ついでにヒントと匂わせ程度に留めてハッキリとは描かない事で「ナルトは誰とくっつく?」と、恋愛方面への興味を長く引張れる、これ以上ないほどよく出来た恋愛描写だと思う。
自分の好きなキャラが唯一のヒロインである事に拘る人って居るけど、そんなにヒロインの称号に価値ってあるのかな?
どんな位置にいるキャラかを説明するための記号、役職のようなものですよね。「ヒロイン」及び「主人公」の言葉をどう捉えるかによって該当者は変わったりするけど。
NARUTOで例えると、
(1)ヒロイン=女主人公。
NARUTOは7班の物語。主人公格のサクラはヒロイン。
(2)ヒロイン=主人公の恋愛相手。
ナルトに想いを寄せ、ナルトに影響や変化をもたらした。作中僅かながらナルトからの矢印も描かれ、嫁になったヒナタはヒロイン。
(3)主人公=主役。
NARUTOはうずまきナルトの物語、他に主人公は存在しない。
(1)と(2)及び(2)と(3)は両立可能だけど、実は(1)と(3)は両立不可能。
ヒロイン論争って実は(1)の考え方の人と(3)の考え方の人との対立だったりする事も多いように思うんだけど。そこに気付いていない(1)に該当するキャラのファンって結構居る。
前提が違ってるから、(1)の考え方の(1)のキャラファンの人が(3)の考え方の人(≠(2)のキャラファン)が書いた感想を見て(2)のキャラファンと勘違いして「ヒロインは(1)のキャラだけだもん!ヒロインの座くれくれする(2)のキャラファン最低。(2)のキャラホント大嫌い!」と(2)のキャラを叩きだしたりする。(3)の人は特にファンでもない(2)のキャラの悪口を聞かされ、(2)ファンとばっちりで不快気分になり(1)のキャラを叩きだす事もある負の連鎖。
そういうの見かけると、話のすれ違いにモヤッとしちゃう。
まぁ、理解していながらストレス解消の代替手段にしてる人な可能性もあるけど。でも、本気で分かってない人居るよね。「勘違いしてるよー」と伝えたくなる。そのタイプは聞く耳持たないだろうけど。
ちなみにこれ、他の作品での似たシチュエーションの衝突を最近見かけまして。
「冷静に見たら無駄な衝突を避けられるのに」と思ってNARUTOで過去見たような話しに例えてみた次第。
ちなみにセーラームーンでうさぎ以外のセーラー戦士をヒロインとは思っていない私はNARUTOでも(3)の考え方で、サクラはあくまで主人公級であって主人公じゃない派です。
じゃあヒナタがヒロインと思ってるかと言うと、これまた微妙な所で。
言葉の意味ではヒナタはヒロイン(恋愛の相手)。ナルトを言葉や行動で助けるヒロインらしい行動が何度もある。一応ヒロインだと思ってる。でも物語は別に恋愛物ではないし、出番がとても少ない!
何より、2つのヒロインの意味を混ぜた時に出番の少ないヒナタが「ヒロイン(恋愛の相手)」で、トータルで出番の多いサクラが「ヒロイン級(主役級キャラ)」なのも、ちょっとややこしい(主役級の女性=ヒロインの考え方の人も多いから)。
両方日本語で言えば何らおかしくないのにね!ここは日本だよ。日本の漫画だよ。日本語使おうよ!って思う。
だから私はヒナタもサクラも共にヒロインなWヒロイン扱い。1人より2人居る方が人数多くてお得感あるし。ただ、本当の所はサクラでもヒナタでもなく、結構本気でサスケが単独でNARUTOのヒロインだと思っていたりするけれど。
(1)主役級の存在(ライバル)で、(2)主役の想い(友情)が届く相手。
実は誰よりも条件を満たしていて、一番ヒロインっぽい。(性別以外!)
ちなみに“サクラをヒロインという位置で描いていませんでしたし”と前置きし、“ナルトは主人公なので特別でしたが、それ以外のキャラクターは、誰がメインや脇役とかはなく平等”と語った岸本先生は(3)の考え方で、映画BORUTOの時のインタビュー記事でヒナタをヒロインと呼んでいたから多分+(2)。
他でもインタビュアーだったか司会者だったかがサクラをヒロインと呼んだ後で答える時に“ヒロイン的なポジション”とやんわり言い換えてたのが印象に残ってて。先生案外そこ拘るんだなと。とても意外だった。
(映画の試写会映像だったか、インタビューだったか、今となっては発言媒体が定かではなく。とりあえず映像で見た発言だった気がするんだけど…記事で見た可能性もゼロではない。わかる方いらっしゃれば教えて下さい🙏)
アニメや青春フルパワー忍伝、グッズ発売元などの公式物含めた多くの人と岸本先生との間でヒロインと考えてるキャラ(もしくはその人数)が違ってるのが面白いね。
ナルヒナと決めつつサクラをミスリードに使った先生と、ミスリードに引っかかった側の人で前提が違うのもあるだろうけど。THE LASTが岸本先生監修で正式な続編扱いとは言え、結局漫画の方ではサイドストーリーの恋愛は細かいシーンから察しろって感じだし。
一応、漫画全体じゃなくてナルトの態度を追ってたら大戦の時点で既にヒナタだけ妙に気にしてるのがわかるよう出来てると思うんだけど、細かいシーンは読み飛ばしてる人も居るし。ミスリードフィルターかかった状態の人なら尚更わかりにくい…のかな?
クシナの母さんみたいな人を選びなさいの意味を、母さんそっくりな性格の人を選べって意味だと思ってる人までいるから…。私自身そんなに読解力高いとは思ってないけど、でもクシナのシーンってニュアンス的にその前に言ってたことを言い方を変えて繰り返しただけだよね。言いたかった事は結局「悪い女に引っかかるな」。
「クシナにそっくりな性格の人」は「クシナみたいな人」の中にも含まれるけど、イコールじゃない。
クシナがミナトを愛するようにナルトを愛してくれる人も、クシナのようにナルトを愛してくれる人も、クシナみたいに金遣いが荒くない人も、クシナのように愛する人と支え合う人も、全部「クシナみたいな人」。
ナルトの交友関係を知らない、今後会って見極める事も出来ない、だから息子の行く末を心配してる。まだ相手が居るかどうかもわからぬ息子に、とりあえず「悪くない女性の見本」の一例として自分を挙げた。
それを「そっくりな性格の人」って思ってる人を多く見かけるのは、クシナの性格のせい?
ナルトも「ただ母ちゃんは母ちゃんみたいな女を見つけろって言ってたけど…それは…えっと…」って濁してるし。
クシナそんな意味で言ったんじゃないはず~!母心~!!😂
どの年代も好きだけど、主にナルトが中忍試験でヒナタに興味持つ辺りからTHE LASTちょい手前、二次創作的に言えばナルトが無自覚な時代に浸かり続けたい(最後ifルートで実る話も良し、無自覚のまま終わってTHE LASTルートも良し)。
ちなみに今のプロフ画像に特に意味はありません。なんかこの顔模写したくなって…(正確には進撃の巨人ミカサ風を意識したアレンジ入ってますが。そして模写と言ってもwindowsペイントとマウスで、ほぼドット絵ェ…)
※※※以下、自己紹介の文字数埋めチャレンジ中。好き勝手書いたり、削ったり、削った部分戻したり、纏めなおしたり…(埋めきるor 諦めたら消すつもりですが、かなり書いたと思うのに、これ全然埋まらないね。そろそろ諦めようかな😂)※※※
私は最初からNARUTOではナルヒナ好きではあったものの、連載中は今と比べると軽いファンで(そもそも「もうすぐ終わりそう」と書いてあるのを見たのが切っ掛けなので、NARUTO読み始めたのが終了2年前)。
連載終了後も物語を振り返るほどにスルメのようにナルヒナの関係が味わい深く、元々かなり高い所にあった「好き」がジワジワと上がり続けて天井を突き抜けていった感じで。
物語終了後1~2年ほどは原作のナルヒナを繰り返し繰り返しじっくり愛でていて、二次創作に辿り着いたのはその後なので、二次創作界隈のナルヒナフィーバーだった時期を全く知らないのが残念。読む前に同人誌にもならずに削除された名作いっぱいあったんだろうなぁ…色々読んでる間にもまだ読む前の作品や作者のアカウントが消えて泣きましたから💧
二次創作の恋愛物って「供給足りない飢え」が原動力みたいな所あると思ってるし、恋愛物ですらない少年漫画のわりにはナルヒナは岸本先生が描いたデート漫画や、火影になった日の夫婦な二人とヒナタのシチュエーション別配偶者呼称フルコンボ(お父さん・アナタ・主人・ナルトくん)があり、岸本先生監修映画で恋愛まで見れて、更に現在もBORUTOで夫婦の姿がチラチラ見える等、何気に公式からの供給多めなのでそれで満足しちゃう人も多いと思うけれど。私は二次創作たくさん見たい!読みたい!原作とは別腹!
だから、書き(描き)手の皆様いつも素敵な作品をありがとうございます。
好きなものは多数あるので頻繁にとはいきませんが、読み返すので可能なら消さないでいて下さると…(御本にもならずネットから消えた名作恋しい。再up…願)。
「更新途絶えて久しいし、もう続き待ってる人は居ないよね」なんて思ってらっしゃる方は、ここに何年でも待てる人間が居ると伝えたい。結末まで読ませていただけると嬉しいです。
他ジャンルに移った方や創作活動引退した方も、いつか気が向くことがあれば是非是非。
私は基本ROM専ですが、「売る訳じゃないし、意味さえ通じればOK」と、稚拙な小説もどきをたまに投稿しております。しかし他人に見せる事前提に書いていない(自分に向けて書いてる)ので、妙な物ばかり。胸キュンラブラブチュッチュキャッキャウフフスリスリなナルヒナを期待するともれなくガッカリします。あと、イチャラブも事件物も好きだけど文章力以前に語彙力皆無だから、勢いで誤魔化すもの以外書けないんだぁ。タグはナルヒナなのに何かごめんね!
名作は他の方が書いて下さるもの(他力本願)
ナルヒナ以外だと、金カムの杉リパ+白石(※推しカプの話だけどトリオ推しなので白石必須!)やドラマTRICKの上田と山田みたいな…基本的には恋人イチャイチャよりも片思いや友達以上恋人未満が好きな事が多いかな。最近だとフリーレンのシュタフェルとヒン→フリ。
あと、男女の好意があるのか無いのか~って関係も好き(このタイプは表面上無いまま終わってほしい)。進撃のリヴァイとハンジみたいな。ハガレン初期のロイとリザも好きだった(途中からお互い好意が見えてたので、その前までが好き)
恋愛の甘い雰囲気みたいなものはあまり見せてくれないけど、好意があることを仄めかすシーンが存在する…みたいなのが一番性癖に刺さるかな。シティーハンターの獠と香みたいな関係大好物。で、NARUTOのナルヒナも本当いい塩梅👍✨
だから余計にイチャラブ書けないのかも。両想いでも片思いでも、カップル成立する前の段階好き。故に、少女漫画みたいに恋愛!なのも好きだし読むけれど、最終回迎える頃には恋愛もうお腹いっぱい、むしろ胸焼け気味で「この二人をもっと見たい!おかわりください!!」とはあまりならなくて。恋愛は「少し物足りない」くらいで終わるのがいいと思ってる。その方が二次創作が楽しく読める!
少女漫画では暁のヨナのハクヨナ推し。強くて優しくて、甘い考えと言われても全部捨てずに拾おうとする男性と、その男性を守りたい女性。私の好きなパターン。しかも、「ハクが見てる 格好悪いとこ見せられない……!!」ですからね。ヒナタの「憧れの人の目の前で……格好悪いところは…見せられないもの……!!」と被る所あるよね。このタイプのヒロイン好き。
ただ、私の天秤は姫様なヨナより、従者で立場弱いハクの方に愛が傾いてる。
電撃デイジー(これまた守られるばかりでなくヒーローを守りたいヒロインの平穏じゃない系漫画〜)の黒崎と照も好き。これは特に、私の天秤は黒崎に大きく傾いている(だって黒崎可愛い!)。
少年漫画も少女漫画もその他でも、ナルヒナほど「両方大体同じくらい好き」でなカプって中々無いんだよね。だから、ナルヒナは末永くカップルで推せる。
上の方で色々書いたような趣向なだけあって、私は原作のナルト→ヒナタの伏線がハッキリした台詞ではなく行動に出ている所が好き。THE LASTみたいな意識的な行動するナルトもいいんだけど、原作の本人無自覚ながら僅かに態度に出ていた所がツボ。ナイス好意のチラリズム!無自覚万歳!
近年はハッキリわかりやすい物が求められがちだけど、岸本先生は結構行動や表情で表現するシーンが多いのが好きだな。
表情なんてわかりやすいようで曖昧な表現は、色んな受け取り方が可能。そこが秀逸だと思う。終わってから読むと「こんな気持ちか」と思ったり、結局何考えてるのかわからない部分もあったり。
例えばナルトがサスケを連れ戻すとサクラに約束するシーン。
サクラにお願いされた時のナルトの表情、世間的にはサクラを好きだからと解釈してる人が多そうだった。私も初見の時は「えっ、ナルトってあんなに態度軽いのに本気混じってたの? でも、これまでの他のシーン見る限りではサクラ自体に興味持ってる感じはしない。拒否されて裏では傷ついてるけどそれを秘めて脳天気装ってるような裏設定が後々出てくるのかな…でもナルトってこの年齢にしてそんな大人な恋愛できるようなキャラ?」と、やや困惑したシーンで。
例え後に否定されたサクラへの恋心が存在したと仮定しても、まだ未発達な恋愛感情、違和感しか無くて。しかも、そのすぐ後に約束する所もそんな辛そうでもない(更に言えばその後もずっと切ない感じが全く無い)。
ナルトは色んなキャラに「わかるってばよ(共感)」して、その都度一々切ない顔をするのが十八番で、中でもサスケへの感情が異様に重い。物語が進むほどにナルトの行動や心情がわかって、私は「必死に追い求めて想ってくれる存在が居るサスケへの羨ましさ(と同時に、自分は何も持っていないと言う孤独感)、想ってくれる存在を拒否するサスケへの寂しさ、切なさ、サスケを想うサクラへの同調」と言う解釈。
でも、報われない恋を求めている人や、サクラ逆ハーレム少女漫画展開を求めている人は、あれは恋してる顔だと主張するだろうし、いやサスケを愛してるが故の表情だ!と言うBL派も居るでしょうし。第一印象から絶対変えられない人も居れば、後から考えを改められる人も居る。
二次創作では拡大解釈によって接点すらないキャラがカップリングされる面白い現象もあるし、世の中には他に私の想像の及ばぬ解釈もたくさんある。
表情で表現する所の面白さは、そこにあると思う。決定打を出すまでは展開をわかりにくくするように、曖昧にも描ける。だから、BORUTOの池本先生の描く漫画はまた違う種類の魅力はあるけれど、私は岸本先生の描く表情豊かなNARUTOが好きだなぁ。
ちなみ私は初見からずっとナルトはサクラの事は全然見ていないと思っていた、ネット上を見渡した感じだとどうやら珍しいらしいタイプの人間です。最初にサクラ出てきた辺り読んだ感想が「ナルト~そんな本気さが欠片も感じられない軽い態度じゃ全く応援できないよ~」だったから。
途中で変わるけど、最初はサクラ→サスケも同上(顔とクールさとスキルの高さが格好良くて好きなだけと思ってた…と言うか最初は普通にそうだったと思ってるんだけど、裏設定とかあったら知りたいよね)。
ナルトが優しいのは誰にでもだし、サクラにデートを断られても楽しそうで、誘ってるのもポーズと言うか、何か表面的。作中のナルトの言動にチラホラ見える『女の子と○○してみたい』願望を叶えるために、とりあえずサクラちゃんでも誘ってみるかー的な気軽さ気安さ。何気に失礼。
だから最初の方、ナルトはサクラへの軽さ以外は好きなのになーって思ってた。年齢的に恋愛部分で本気になるのはもっと後なのだとわかってはいたけれど。
でも成長してからも、カカシとサクラがナルトを呼びに家を訪れた時、ナルトは「デート?」と思った瞬間シャキーンって顔はしたけど、最初は寝起きのかなり酷い格好でラーメン啜りながらサクラ達と会話してる。
普通は、それこそ「ヒナタの前だからって強がんなくてもいいぜナルト」のキバの台詞にあるように、自分を飾ろうとする。なのに、ナルトはサクラの前でだらしさ見せて平気。結局、サクラを女性としてはあまり意識してそうにないなーと言う印象で。
その点、新しい任務服を褒められたがったり、不安を慰めてほしがったり、ナルトに『想い人への甘い態度』を期待しているサクラの方がよっぽどナルトを異性として意識してるように見えてた。
岸本先生がインタビューで「サクラはナルトの事も気になってる」って仰ってたのはこんな部分に表れていると思っていて、でもナルトはそっちの意味ではサクラのことを全く見てなかったから、それらを悉くスルーしてサクラをイラつかせたりガッカリさせてる(だからサクラの気持ちも全くナルトに行かない)。
物語の中でのナルトの恋愛描写については、大戦時にヒナタへの恋心チラ見せはあったりしたけど、私はヒナタへの恋の肯定よりもサクラへの恋の否定、サクラに気のないナルトがずっと描かれていると思ってた。だから、岸本先生の答え「ナルトのサクラへの好意はサスケへの対抗心だった」は納得の一言で、かなり腑に落ちる設定でした。
なので、たまにネットで「あそこまでされてナルトを好きにならないなんてどうかしてる」とサクラを批判している人を見たりすると、口だけで気のない態度を取る相手にサクラが靡かないのは当たり前なのに何を言ってるんだと思ってる。サクラだって、本気の好意を見せてくれるリーには最初の方態度が違ってたからね。
THE LASTでのあの「対抗心」の台詞を他の誰でも無いサクラが口にする事で、「そうか、サクラもどこかでナルトの気の無さを感じていたからナルトとリーで態度が違ったんだ!」と、目から鱗だった。
ナルト(とヒナタ)の恋愛と言うTHE LASTのテーマ上、サクラに時間を使わずしていかに説得力ある言葉を出すか。岸本先生が一番力を入れたシーンだけはあるなぁと。
勿論原作でそう思わせるシーンの積み重ねがあったからこそ生きる台詞なんだけど、たった一言で全てを説明したって事でTHE LASTで一番凄いと思ったシーンはそこ。
ただ、一言で済むのなら原作内で説明ほしかった気はするけど。
内容ではなくカップリングだけで読む人も一定数居るから、恋愛のハッキリした答えは商業的に最後まで引っ張りたかったんだろうし、最後に説明入れるのも流れ的に不可能なのはわかる(ナルト対サスケより後を長々やると蛇足になる。アニメのように…。BORUTOへの繋ぎは外伝としてやればいいんだから、その前に疾風伝を原作の700話で終わらせてほしかった。1話と対比になる素敵な終わり方なのに!)。でも、岸本先生が「THE LASTは本来僕も描きたかった」って対談で仰ってたし、漫画で見てみたかったなぁ。
…まぁ、インタビューはその後に「僕は恋愛もの苦手なんで」と続いてましたけど。
苦手だけど描きたかったから、脚本に口を出しまくったって事ですよね。なら、今からでも岸本先生自ら描いて下さっていいんですよ、THE LASTのコミカライズ( ☆Д☆)
(&個人的にはそれ以上に岸本先生が描くROAD TO NINJAのチャラスケや月読ヒナタが見てみたい…笑)
お互いに恋の相手じゃない、甘さや切なさなんてこれっぽっちも無い。だからこそ、ナルヒナでは有り得ないナルトとサクラの姉弟な関係も凄く好き。
個人的にはサスケに恋してぶりっ子したりメソメソじめじめしてる時のサクラより、ナルトとサイとわちゃわちゃして時に手が出るおてんば娘なサクラの方が好きなのもあって、だからカカシ班よりヤマト班派なんです。同じく、キバがヒナタを気に掛けていたりする紅班の兄妹感も好き。
(ついでに言えば、男女共に恋愛的に好きな人とは班が違う設定の方が好き!)
中忍試験前のカカシ班は好きだけど。ライバル心でサスケに、そしてサスケへの対抗心でサクラに纏わり付くかまってちゃんナルト、兄に復讐心を抱きながら班の仲間が大事な存在になりつつあるサスケ、サスケに好かれようと必死な割にまだまだミーハー状態で恋に恋してるサクラ。
生い立ち故と言う理由もあるけど、全体的に色々と酷くて、でもそこが絶妙に良いバランスだし、子供らしくて可愛くて、2部以降を思うとサスケが一番真面っぽいのがとても面白い。
ただ、対抗心は「納得」の一言だった原作ナルトと違って、アニメの世界線では初恋がサクラのように思うけど(あと、アニメ沿い設定っぽい青春フルパワー忍伝も)。原作とアニメでナルトの印象って全く違うんですよね。原作と比較するとアニメの方がサクラを見てる感じするし、サクラもナルトに優しい。「アニメはナルヒナ推しだから」と言う人居るけど、アニメこそ原作よりもナルサク強化してる。
アニメが推してたのはナルヒナのカップリングではなく「片思いするヒナタ」だよね。アニメは全体的に片思い萌えで、ネジ→ヒナ→ナル→(←)サク→サス気味。
主役のナルトに恋してるキャラはヒナタしか居ないし(だからアニメオリジナルのヒロインをナルトに惚れさせたりする)、同期と言えどもヒナタはサスケと関わりの無い別方向のキャラだから、物語の進展に大きく関わらず穴埋めに使いやすい(だから、サクラに恋してるリーの出番も増えがち。ただ、こちらは班で気に入られていた感じも…🤔)。
で、アニメは、オリジナルストーリーで増やしたヒナタの出番を使ってナルトがヒナタを見ていない事を描いているように見えるんだよね。気が無いからこそ取れる態度って感じ。これは、原作のナルトのサクラに対する気のなさと似てる。
違いと言えば、アニメナルトがヒナタに思わせぶりに褒める台詞を言わせたりしてる事だけど。私はその妙に狙った感が逆に嘘くさく感じたのと、照れも何も無い素直な言葉の分余計気がないように見えた😂
アニメは原作と受ける印象が180度違った。
だから、アニメのナルトは原作ナルトほどヒナタを好いてるようには見えなかったし、アニメのナルトしか知らなかったらナルヒナをこんなに好きにはならなかったと思う。原作の流れをぶったぎってオリジナルストーリーがはじまるから、大戦中チラホラ垣間見えるナルヒナのにおいが掻き消されてるし。
でもナルヒナ派はアニメの内容喜んでいたし、ナルサク派はアニメ叩いてて。原作はナルヒナ派は諦め気味で、ナルサク派が自信を持ってた。私がNARUTOから受け取る恋愛関連の印象は、どうにも一般的に見る感想とは真逆のようで…不思議だった。
終了2年前に読みはじめたので、長年の何かしら(主にアニメ設定)の思い込み的なものが無かったからじゃないかと思ってるんだけど、昔から親友に「着眼点が面白い」と言われるので、本当に違う所を見ているのかもしれないとも思う。
ちょっと別の角度から見て、サクラルートは有り得ないだろうと思ってたのもあるし。
サスケを連れ戻すことが物語のメイン筋なのに、サクラが心変わりするとその部分ブレてしまう。サスケからナルトに心変わりしかけてる子と二人で「戻って来てサスケ君(でもあなたへの恋心は捨てて今はナルトが気になってるわ!)」「戻ってこいよサスケ!(女の子2人に好意向けられてリア充~)」とか、イラッとするでしょ。こんなの絶対サスケ戻らない😂
物語上、サクラは『ナルトと同じ熱量でサスケを求める同士』で居続ける必要があると思ってた。
(だから嘘告白でサクラの役目が失われたとも思った。元々物語はナルトとサスケに、+サクラ、カカシって感じだったけど。それでも3人+先生の「班」の体裁を辛うじて保っていたのに、あのシーン以降完全にナルトとサスケ2人の物語として舵を切った気がする)
ついでに言えば、私は仲間内に兄弟が居てその片方が最初敵対していて後から仲間に加わったキャラだった場合、高確率で片方が死ぬと考えていて(結構そんな流れってありませんか? 主役筆頭に仲間の視点と身内の視点、多角的に悲しさを演出できる事もあってか、死ぬキャラに選ばれやすい)。
兄弟じゃなくて従兄妹だけど、仲間としてネジが加わった時にネジとヒナタがそこに該当すると思って。高確率でどっちかが死ぬと思ってた。
定番は年上、そして改心して後から仲間に加わった側のネジの方だけど、ヒナタはナルトへの恋が実らなかった場合にキレイな形で退場させる便利な手段として使われそうに感じていて。
ヒナタの恋が実るならネジ、実らないならヒナタが死ぬ気がすると思って読んでいたので、ネジの死に驚きは無かったし、その時ナルトの相手はヒナタ濃厚だな、と。
だから、原作読んで「ナルトの相手はヒナタだと思う」、でも一般の感想読んで「え、サクラ濃厚に見えるの? どの辺りが? 私にはわからないけど…」と首を傾げ、アニメ見て「ヒナタは無さそうに見える…」と自信を失うループでした。
でも原作から受け取った印象が正しいはずだと信じて結末を待ったので、最終回のネタバレ知った時は「ホラ!私、合ってた!」と得意げに歓喜(カップリング成立とかより正解を喜んだ推理クイズ感覚の人)
ちなみに私の当時のナルトの恋愛の行方の予想は、本命:ヒナタ、対抗:オレ達の恋愛はこれからだ、大穴:モブキャラ or 新キャラ(意外性ナンバーワンEND)でした。意外性ナンバーワン設定を発揮しなくて良かった!(実は結構大穴を恐れてた)
でも、世間的には意外って言葉が多かったね。それが意外だったけど(原作の流れからすると順当でしょう。あ、アニメは別ね)。
ただ、私はサスサク…と言うかサクラの方の恋が未だに謎で。
作中の言動で心の動きが推察しやすいナルト、初期から理由が明確且つ映画では切っ掛けまで描かれたヒナタ、一部でも二部でも殺されそうになっても変わらず追いかけてくれた存在はそりゃ愛しかろうサスケ、ついでにシカマルとテマリもわかりやすいので理解できる。けど、サクラはなんであんなにサスケのこと好きなのだろう?
最初から最後までずっと「サスケ君サスケ君」だったわりに、ただ「好き」以外の描写が無いんだよね、サクラ。ナルトがサスケを追う理由はしっかり描かれているのに(まぁ、ナルトが主役だからそこ描くのは当たり前なんだけど)
クールで顔が良くて強くて仲間思いだった初期の頃のサスケに憧れからはじまる辺りはわかる。ただ、そこから傍で恋心を育む所かサスケは里から離れ、物理的にも心にも距離ができた。里抜け以降のサスケに何故執着し続けられたのだろう?
流れ的には復讐心で道を踏み外したサスケを守りたい、救いたいと思った辺りが妥当なんだろうけど、それにしてはサクラは性格も追いかけ方の感じも母性って感じが薄い(母性と言うより「女」なんだよね。だから結婚後も恋人のような感じ)。
岸本先生がインタビューで、一生懸命サクラに忖度して描いてるのに人気が出なかった、だからサクラの背景を掘り下げなかったって仰ってたけど。逆に掘り下げなかったから先生が期待するほどの人気を感じなかったのではないかな。
サクラはサスケを追いかけるため、ナルトに寄りかかり、カカシに支えられ、成長していく。サクラの恋は物語上結構大きめの扱いなのに、その肝心な「サスケに執着する理由」が曖昧なのって、なんか物足りない。
別に人を好きになる事に理由は必要ないけど、カカシもそう言ってたけど、でも私は一読者として理由が欲しかったなぁ。もしくはなんとなく推測するための過程が欲しい。「一生懸命だから応援する。頑張れ!」じゃなくて、「そうか、だから好きなんだね。頑張れ!」って思える方がもっと応援できたから。
原作で描かないなら、アニメこそこの辺を補完してほしかった。監督なら先生に描かないけどあるはずの設定聞けるだろうし。
って、思ったけど、よく考えたらこれは後だから言える事だね。アニメスタッフはナルサクになると思ってたっぽいから、サスサク盤石にするような内容作れるはず無かったか…。
でも、原作から想像できないから、サスサクの馴れ初めは気になるんだよね。ボルトとサラダの誕生日を見る感じ、ヒナタと変わらぬ時期に妊娠しているはずなので、短期間でどうなってそうなったのか(ボルトの年齢と映画BORUTOが原作の15年後設定と考えると、ナルヒナ結婚はLASTの数ヶ月後で出産はその一年後しか考えられないから…ヒナタもサクラもLAST後半年以内に妊娠してるはず。でもその時点でサクラはサスケと付き合ってないっぽいし…しかも岸本先生曰くサスサクはドロドロ)。
結婚より妊娠の方が早いのかな。サクラの親はサスケをどう思ってるんだろう(実はここが一番気になる部分)。
ナルヒナの結婚スピードと言い、忍者の世界は倍速で生きてるに違いない。
サクラとヒナタって、同じ尽くすタイプでも尽くし方全く違う所が面白いなぁと思う。
以下、木ノ葉の夫婦達の私が思う勝手なイメージ。
[任務:任務である事は伏せて、妻の尻に敷かれてきて下さい(物理的に)]
ナルト「ヒナタ、今からオレを物理的に尻に敷いてくれ」
ヒナタ「えぇ!? な、何で……」
ナルト「理由は言えねぇ。でも、お前の尻に敷かれねぇといけねーんだ」
(じっと見つめ合う)
ヒナタ「うん、わかった(何か必要があるんだよね……?)」
ナルト「ヒナタ、来い!」
ヒナタ「はい!」
シカマル「テマリ、何も聞かずにオレを物理的に尻に敷いてくれ」
(テマリは疑問に思いつつ、どっかりとシカマルの上に座る)
テマリ「これでいいか?」
シカマル「あぁ」
サイ「いの、物理的にボクを君の尻に敷いてくれないかな」
いの「やだ、どうしたの。何か変な本でも読んだ?」
サイ「本じゃないけど……まぁ、そんな所かな。協力して、美人さん」
いの「しょうがないわね」
チョウジ@仰向け寝「おいで!」
カルイ「ウォーターベッド!」
サスケ「サクラ……」
サクラ「サスケ君! 帰ってきてたの!? あ、コーヒー入れるね。それとも緑茶がいいかな。とりあえずサスケ君はそこに座ってて。そうだクッション要る? 持ってくるね。 私、今日はちょっと忙しくて手が離せないんだけど……サスケ君はゆっくりしててね!」
サスケェ「………………あぁ」
(任務失敗)
サスケが基本塩対応キャラだし長い遠距離恋愛状態だから、サクラは浮かれながら凄まじい尽くしっぷり発揮してそう。多分作中一番「好きな男に尽くす女」。
ヒナタは察して相手を立てるよう動く尽くし方だね(@デート漫画)。
シカテマは兎に角格好いいイメージがあるなぁ。サイいのと共に奥さんの方が強そうだけど、シカテマの方がクールな感じする。
実はナルト同期ではチョウカルだけ夫婦の名前にお揃いの五十音が無いんだよね。惜しい!(と言ってチョウカル部分のテキトーさを誤魔化す。この二人はどんな切っ掛けがあったのだろう完全に謎過ぎる…そしてリーの奥さんは結局誰…)
私はナルヒナ好きなので、ナルトのヒナタへの気持ちがいつ恋になったのか…と言うテーマを考えるのが楽しい。
THE LASTはたまに勘違いしてる人居るけど、ナルトが泡玉で見た幻術を切っ掛けに自分が抱いていた恋心や愛情に気付く物語で、物語の中で恋に落ちるわけじゃない。
既にナルトの中に恋心が存在する事が前提にあるから、物語の中では心の変化の過程が描けず(しいていえば泡玉の内容が過去の心の変化の過程)、その結果結構唐突に意識しだした感じに見えてしまう。
だから、映画だけ見ても「いつヒナタを好きになったのか、どんな所が好きなのか」はわからない。何故なら答えは原作にあるから。原作未読でも見られる内容にはしてあるけど…そのせいで余計に唐突なんだよね。
なので、まずは忍界大戦。私は勿論、開戦前には既に無自覚で好きになっている思う派。
1つめの理由は、ヒナタが落ち込んでる事には気付いて励ましたから。サクラが落ち込んでても気付かないナルトが、ヒナタが落ち込んでいる事には気付いた。ヒナタの事は「ちゃんと見てる」。
2つめ「目を見ればわかる」、そう言えるほどにヒナタを見ていたらしい。(いつから?)
3つめは、戦場で他の仲間も居る中で、ヒナタが来た時だけ反応する事。ヒナタのこと(ヒナタの安全?)を気にしてる。
4つめは、無限月読発動時にヒナタの心の声に反応してヒナタを助けに行こうとするような描写があること。咄嗟の行動って所がポイント。無自覚いいよね。
5つめは、ナルヒナ界では有名なキバ曰くの「ヒナタの前だからって強がんなくてもいいぜナルト」。以前からヒナタの前では強がっていたらしい。ヒナタにいい所見せたい、格好よく見られたいってことだよね。キバが見てきたものが見たい!
全部纏めて既に恋…と言うか、もう愛だと思う(ナルトもヒナタも恋より愛が先に来てる感じがする)。
更にその前。九尾チャクラコントロールでナルトがクシナに会えて、クシナが消えてからだけどクシナに返事をするシーン。「友達に関してはいい奴らがいっぱいできたんだ!母ちゃんにも会わせてやりたかったなぁ…」の時に思い浮かべた仲間達のセンターがヒナタ。
これ、まるでヒナタを中心に描いたような一コマになっていて、一番母親に紹介したかった存在のように受け取れる。そしてそのヒナタの立ち位置が異質なんだよね。
手前左に位置する木ノ葉丸・モエギ・うどんを除いた仲間の立ち位置(高さ)はある程度揃えてあるのに、サクラの横に映るヒナタの頭の位置が大分下にある。まるで1人違う場所に居るよう。皆前を向いてるのに、1人ど真ん中で横向きなのも妙に目を引く。
ナルトの中で「友達とは違う何か(=無自覚な恋心)」があることを表した結果の妙な位置・妙な角度なのではないかな。岸本先生の大きな匂わせですね。
これは狙った事じゃないと思うけど、右の手前でクシナに仲間を紹介するように振り向くナルトの体の位置ってヒナタと同じ横向き気味で、ナルトがそのまま前を向くとヒナタが背中向けてるように見える所がまた心憎い。背中向けた「けっこー好き」、「ナルトくんが大好きだから」など、ナルヒナに背中は欠かせないから。(戦争編での遅くなってすまねェ…からの「目を見りゃわかる」が背中向けつつ振り向き顔なのも流れ的にグッと来る! で、横に立って…2年後月が落ちてきて背中向けたヒナタの「さよなら」を経てのナルトがヒナタの背に手を添えた『家族写真』)
関係無いけど、ナルトが仲間を思い浮かべる時にヒナタは前でシノは後ろなんだけど、サスケが木ノ葉の仲間を思い浮かべる時はシノが前でヒナタは後ろで身長的に埋もれてる所がキャラの距離感をリアルに表していて好き。いのもそこそこいいポジションに居るし、サスケもなんだかんだ自分に好意のある女の子は印象深いのがわかって微笑ましい。
サスケは更に「忍びとは何だ…?」と仲間を思い浮かべた時、多分並び的にヒナタは見切れたんだろうけど、同期で唯一完全枠外なの。
ナルトがサスケを思う時にはサクラの扱いが大きくなって、班ごとに分けて「仲間」ってやる時の並びは様々。宛て先やシーンによって位置が変わるので、仲間思い浮かべシーンは結構味わい深いです。
ペイン襲来から意見が結構分かれそうですが、私は既に好きでしょ派です。
ヒナタの遺言のような「告白」、あの危機的な状況でそれでもナルトの瞳に光が描かれる。NARUTOは普段目に光を描かない漫画だから印象的で(普段瞳に光を描かないからこそ効果的なシーン。瞳に光が描かれてるカラー版ではこの一コマの効果が薄れるの残念!)。
そして、「愛情があるからこそ犠牲が生まれ…憎しみが生まれ…痛みを知る事ができる」のシーンで九尾化して4本(ヤマトの手には最初から六だったから一瞬?)、6本、8本と一気にしっぽを増やし、更には9本目まで出そうとした。
後にナルトは仙人蛙達の前で、大蛇丸にサスケの事を言われてカッとなって九尾の力に頼り意志を預けた結果サクラを傷つけて。もう九尾の力は使うまいと思ったのに、ヒナタがペインにやられた時に「憎くてくやしくて…使わねーどころか…自分の心が勝手に九尾の意志と簡単につながっちまった」と語る。
そこを前提に、1つ個人的に気になるポイントが。
『ナルトが長門の元へ向かうより前にヒナタが救命されてる』こと。
後に皆が生き返る展開が待っているのなら、ヒナタはその前に救命されなくても大丈夫。カカシやシズネと共に蘇れば良い。それを、敢えてナルトが決着をつけに行く前に治療もされていて助かってる展開。
ナルトは地来也やカカシ、シズネなど木ノ葉の多くの仲間の命を奪われた憎しみを堪えて長門に答えを出したけど。でも、もし命を奪われた側にヒナタも居たら?
いつかは同じ答えを返せるようになっても、あの瞬間同じ答えは返せそうにないから事前にヒナタが救われる展開になってるのではないかな。
「キャラクターがやらない事をやらせることはできない」岸本先生がインタビュー記事で語られた言葉ですが、だからヒナタは事前に助かる展開になってるんじゃないかなーと思う。
(更に急所を外す事で長門の本来の優しさが見えるし、サクラも能力使えるしで一石三丁)
上記の結果、ナルトの中では既にこの時点でヒナタが特別な存在になってたと思う。
ペインの足下に倒れてるヒナタを避けてペインを攻撃してる所も結構ポイント高い。倒れたヒナタが何度も見切れてる近さでの戦闘だから。闇ナルトの方がヒナタをわかりやすく特別扱いしそうな気がする。
それ以前の作中で描かれたナルヒナは、何だヒナタか(すぐに分かる)&ヒナタに顔近づけすぎ問題(「目を見ればわかる」はこれの成果?)くらいはあるけど、大きめの絡みって言えば一部まで遡るし、細かな作中及び描かれていない作外で小さな好意を積み重ねていたにしろ、傷薬&中忍試験のヒナタの奮闘及びサクラのナイスアシスト「そういえばあの子…いつもアンタを見てたもんね」でナルトにヒナタを意識させた後で出た「誇り高き失敗者」は、ナルトの中でかなり大きかったはず。「お前みたいなやつけっこー好き」って言うくらいだし。
だからこそ、THE LASTの泡玉の映像にそのシーンが無かったのが不思議。正直、一番あるべきシーンだったと思うんだけど…あっちはナルトから好きって言っちゃってるから流れ的に使いにくかったのかな。傷薬のシーンから一気にヒナタ側のペイン戦に飛ばされちゃったよね…。
これらの事から、私は「誇り高き失敗者以降」小さな好きを積み重ねてその結果「ペイン襲来前」には小さな恋心が存在したと思ってる派です。
ヒナタの「ナルト君を見ているといつも胸に衝撃があって」って台詞があるけど、振り返ると物語的にはヒナタの方がナルトの胸に衝撃与えてるの凄く好き。
「憧れの人の前で格好悪い所は見せられない」ヒナタと「ヒナタの前だと強がる」ナルト、ペイン戦で「ヒナタの無事を知って涙するナルト」と「ナルトが無事で涙するヒナタ」、背中越しの「けっこー好き」と「ナルト君が大好きだから」。ナルヒナってヒナタ→ナルトとナルト→ヒナタが似た表現されてるのもいいよね。
誰かと誰かを重ねるような表現の多い岸本先生らしい、想いの繋がり(両想い)の表し方だと思う。
あと、「誇り高き失敗者」より先にナルトがヒナタに一方的な誓い(約束)立ててる所に心躍る。好きって言ったのもナルトが先だったし。
多分、あの「けっこー好き」のシーンはナルトの告白扱いなんだと思う。愛の…とかではなく、サイに対して「約束も守れないやつが(サクラに)告白なんてできない」と答えたのと同じ告白。
多分、女の子に対してのLikeは全部告白扱いな気がする。だから、ヒナタの「告白」に返事が必要だと思わない。何なら自分の告白への返事って認識かも…(ヒナタもあの告白には返事を求めていないだろうけど)。
ヒナタはいつナルトに恋したのかなー。
最初から(映画で助けられたシーンから)恋なのか、憧れが徐々に恋に変わったのか。
ヒナタ対ネジでナルトを見て勇気がわく理由を「何でか分からないけど」って思ってるから、私はヒナタが自分の恋心を自覚したのはナルトの「けっこー好き」からじゃないかなーとは思ってるけど(鈍い)。
気絶するようになったのも多分ヒナタが自覚した後だよね。以前から気絶してたような子だったら、最初のナルトの説明は「オレが見ると目を背ける変なやつ」ではなく「オレが見ると気絶する変なやつ」になってるはず。
ナルヒナって、ヒナタがナルトのお見舞いに行って気絶してた事、ナルトが今までヒナタの前では強がってきたらしい事など、キバの一言で読者に物語の外での交流を想像させるように出来てる所、好き。
岸本先生が苦手としているらしい恋愛描写を描かずして描く上手い方法でもあり、バトル物の少年漫画らしさを失わず終わらせる事もできる。ついでにヒントと匂わせ程度に留めてハッキリとは描かない事で「ナルトは誰とくっつく?」と、恋愛方面への興味を長く引張れる、これ以上ないほどよく出来た恋愛描写だと思う。
自分の好きなキャラが唯一のヒロインである事に拘る人って居るけど、そんなにヒロインの称号に価値ってあるのかな?
どんな位置にいるキャラかを説明するための記号、役職のようなものですよね。「ヒロイン」及び「主人公」の言葉をどう捉えるかによって該当者は変わったりするけど。
NARUTOで例えると、
(1)ヒロイン=女主人公。
NARUTOは7班の物語。主人公格のサクラはヒロイン。
(2)ヒロイン=主人公の恋愛相手。
ナルトに想いを寄せ、ナルトに影響や変化をもたらした。作中僅かながらナルトからの矢印も描かれ、嫁になったヒナタはヒロイン。
(3)主人公=主役。
NARUTOはうずまきナルトの物語、他に主人公は存在しない。
(1)と(2)及び(2)と(3)は両立可能だけど、実は(1)と(3)は両立不可能。
ヒロイン論争って実は(1)の考え方の人と(3)の考え方の人との対立だったりする事も多いように思うんだけど。そこに気付いていない(1)に該当するキャラのファンって結構居る。
前提が違ってるから、(1)の考え方の(1)のキャラファンの人が(3)の考え方の人(≠(2)のキャラファン)が書いた感想を見て(2)のキャラファンと勘違いして「ヒロインは(1)のキャラだけだもん!ヒロインの座くれくれする(2)のキャラファン最低。(2)のキャラホント大嫌い!」と(2)のキャラを叩きだしたりする。(3)の人は特にファンでもない(2)のキャラの悪口を聞かされ、(2)ファンとばっちりで不快気分になり(1)のキャラを叩きだす事もある負の連鎖。
そういうの見かけると、話のすれ違いにモヤッとしちゃう。
まぁ、理解していながらストレス解消の代替手段にしてる人な可能性もあるけど。でも、本気で分かってない人居るよね。「勘違いしてるよー」と伝えたくなる。そのタイプは聞く耳持たないだろうけど。
ちなみにこれ、他の作品での似たシチュエーションの衝突を最近見かけまして。
「冷静に見たら無駄な衝突を避けられるのに」と思ってNARUTOで過去見たような話しに例えてみた次第。
ちなみにセーラームーンでうさぎ以外のセーラー戦士をヒロインとは思っていない私はNARUTOでも(3)の考え方で、サクラはあくまで主人公級であって主人公じゃない派です。
じゃあヒナタがヒロインと思ってるかと言うと、これまた微妙な所で。
言葉の意味ではヒナタはヒロイン(恋愛の相手)。ナルトを言葉や行動で助けるヒロインらしい行動が何度もある。一応ヒロインだと思ってる。でも物語は別に恋愛物ではないし、出番がとても少ない!
何より、2つのヒロインの意味を混ぜた時に出番の少ないヒナタが「ヒロイン(恋愛の相手)」で、トータルで出番の多いサクラが「ヒロイン級(主役級キャラ)」なのも、ちょっとややこしい(主役級の女性=ヒロインの考え方の人も多いから)。
両方日本語で言えば何らおかしくないのにね!ここは日本だよ。日本の漫画だよ。日本語使おうよ!って思う。
だから私はヒナタもサクラも共にヒロインなWヒロイン扱い。1人より2人居る方が人数多くてお得感あるし。ただ、本当の所はサクラでもヒナタでもなく、結構本気でサスケが単独でNARUTOのヒロインだと思っていたりするけれど。
(1)主役級の存在(ライバル)で、(2)主役の想い(友情)が届く相手。
実は誰よりも条件を満たしていて、一番ヒロインっぽい。(性別以外!)
ちなみに“サクラをヒロインという位置で描いていませんでしたし”と前置きし、“ナルトは主人公なので特別でしたが、それ以外のキャラクターは、誰がメインや脇役とかはなく平等”と語った岸本先生は(3)の考え方で、映画BORUTOの時のインタビュー記事でヒナタをヒロインと呼んでいたから多分+(2)。
他でもインタビュアーだったか司会者だったかがサクラをヒロインと呼んだ後で答える時に“ヒロイン的なポジション”とやんわり言い換えてたのが印象に残ってて。先生案外そこ拘るんだなと。とても意外だった。
(映画の試写会映像だったか、インタビューだったか、今となっては発言媒体が定かではなく。とりあえず映像で見た発言だった気がするんだけど…記事で見た可能性もゼロではない。わかる方いらっしゃれば教えて下さい🙏)
アニメや青春フルパワー忍伝、グッズ発売元などの公式物含めた多くの人と岸本先生との間でヒロインと考えてるキャラ(もしくはその人数)が違ってるのが面白いね。
ナルヒナと決めつつサクラをミスリードに使った先生と、ミスリードに引っかかった側の人で前提が違うのもあるだろうけど。THE LASTが岸本先生監修で正式な続編扱いとは言え、結局漫画の方ではサイドストーリーの恋愛は細かいシーンから察しろって感じだし。
一応、漫画全体じゃなくてナルトの態度を追ってたら大戦の時点で既にヒナタだけ妙に気にしてるのがわかるよう出来てると思うんだけど、細かいシーンは読み飛ばしてる人も居るし。ミスリードフィルターかかった状態の人なら尚更わかりにくい…のかな?
クシナの母さんみたいな人を選びなさいの意味を、母さんそっくりな性格の人を選べって意味だと思ってる人までいるから…。私自身そんなに読解力高いとは思ってないけど、でもクシナのシーンってニュアンス的にその前に言ってたことを言い方を変えて繰り返しただけだよね。言いたかった事は結局「悪い女に引っかかるな」。
「クシナにそっくりな性格の人」は「クシナみたいな人」の中にも含まれるけど、イコールじゃない。
クシナがミナトを愛するようにナルトを愛してくれる人も、クシナのようにナルトを愛してくれる人も、クシナみたいに金遣いが荒くない人も、クシナのように愛する人と支え合う人も、全部「クシナみたいな人」。
ナルトの交友関係を知らない、今後会って見極める事も出来ない、だから息子の行く末を心配してる。まだ相手が居るかどうかもわからぬ息子に、とりあえず「悪くない女性の見本」の一例として自分を挙げた。
それを「そっくりな性格の人」って思ってる人を多く見かけるのは、クシナの性格のせい?
ナルトも「ただ母ちゃんは母ちゃんみたいな女を見つけろって言ってたけど…それは…えっと…」って濁してるし。
クシナそんな意味で言ったんじゃないはず~!母心~!!😂