黒羽由架

ビイドロの茶碗に
正山小種(ラプサンスーチョン)の茶葉を入れ
遠い日が目を覚ますよう湯を注ぐ
茶葉の瓦礫が重さを失い
解放の喜びに宙を舞い
硝子越しに見上げれば
上空に 古の東亞の都ができあがる

あの日やあの日や恍惚と
栄華を極めた あの都市は
またみるみる瓦礫に還っていく
千年続いた王国の
始めと終わりを見た頃に
極上のお茶ができあがる

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いらない事をやってみたり、
ふざけた結果イタい目みたり、
予期せぬ所でギャフンと言ったりして
暮らしています。