乃上京

今現在持病のリハビリのため投稿を2週に1回ほどにしています。ご了承ください。

Now, because of rehabilitation of my disease, contribution is once per 2 weeks, sorry.

人物を主題としたイラストは2006年以降から描き始めましたが、そのほとんどすべては少女や女児で、2005年ごろまでのアダルトゲーム風の絵柄です。

ほかは図形などを自由に描いたり、自動車などの工業製品の絵を描くことを幼少期から好んでいました。

"The news automatically becomes the real world for TV user and is not a substitute for reality, but is itself an immediate reality"

-Marshall McLuhan

障害基礎年金二級受給者です。これは躁うつ病とけいれん発作のためですが、特に後者のためにディスプレイを見ながらの作業が難しく、デジタルツールは極めて限定的にしか使用しておらず、紙にシャープペンや芯ホルダーで描いています。そのため彩色もしていません。投稿しているものは紙に描いたものをスキャンしたものになります。また、技術力故今現在くすんだ感じになっています。ご了承ください。

普段していることは家事手伝いです。

「それを心に抱いているだけで不名誉とみなされるような見解を、やっとのことで口に出して言うとき、それは自立への新たな一歩である。そんなとき、友人や知己でも不安になるものである。」

ニーチェ『人間的あまりに人間的』

「どんなに奇異な悦びも、世の中と折り合いをつける道はどこかに残されている。その人がその喜びを世の中に認めさせることによって、世の中をよくする可能性さえある。」

永井均『これがニーチェだ』より。

「私は、わが社のモットーとして『三つの喜び』を掲げている。すなわち三つの喜びとは、作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ。
第一の作る喜びとは、技術者のみに与えられた喜びであって、創造主がその無限に豊富な創作欲によって宇宙自然の万物を作ったように、技術者がその独自のアイデアによって文化社会に貢献する製品を作りだすことは何物にも替え難い喜びである。しかもその製品が優れたもので社会に歓迎されるとき、技術者の喜びは絶対無比である。技術者の一人である私は、かような製品を作ることを常に念願とし努力している」

本田宗一郎 『夢を力に』より。

「オレは一心不乱にヒメを見つめなければならないと思った。なぜなら、親方が常にこう言いきかせていたからだ。
『珍しい人や物に出会ったときは目を放すな。オレの師匠がそう云っていた。そして、師匠はそのまた師匠にそう云われ、そのまた師匠のそのまた師匠のまたまた昔の大昔の大親の師匠の代から順くりにそう云われてきたのだぞ。大蛇に足をかまれても、目を放すな』
 だからオレは夜長ヒメを見つめた。オレは小心のせいか、覚悟をきめてかからなければ人の顔を見つめることができなかった。しかし、気おくれをジッと押えて、見つめているうちに次第に平静にかえる満足を感じたとき、オレは親方の教訓の重大な意味が分ったような気がするのだった。のしかかるように見つめ伏せてはダメだ。その人やその物とともに、ひと色の水のようにすきとおらなければならないのだ。」

「オレはヒメの言う通りだと思った。オレも挨拶がしたかったし、せめてお詫びの一言も叫んでからヒメを刺すつもりであったが、やっぱりのぼせて、何も言うことができないうちにヒメを刺してしまったのだ。今さら何を言えよう。オレの目に不覚の涙があふれた。
 するとヒメはオレの手をとり、ニッコリとささやいた。
「好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして……」
 ヒメの目が笑って、とじた。
 オレはヒメを抱いたまま気を失って倒れてしまった。」

坂口安吾『夜長姫と耳男』

「終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏みだした人性が、今日、どれほどの変化を示しているであろうか。」

「だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。」

坂口安吾『堕落論』

ここにいる女の子たちは『ハヤオが創ってアンノのように戦いトミノのように負けそれをオシイが魔改造して結果シンカイの映画になる』ぐらいに思ってくれていたら結構です。

つまり、80年代ボディホラーとアダルトゲームが組み合わさったようなものが出来上がっています。

『蔵六の奇病』の亜種だと思ってください。

cf.

『AKIRA』

『PATLABOR』

『GHOST IN THE SHELL』

Works (4)