下等遊民倶楽部新聞社

◇ご挨拶◇
此の度下等遊民倶楽部新聞社では、二十一世紀日本経済社会の更なる繁栄と各々群小の存在たる我々個人の持ちうる創造的意識の豊穣なる田園への出立を願い、また今後得られるであろう全ての成功、感動への無限大の憧憬に起因する煩悶に今や忍耐かなわぬという自覚、言わば安全・愛情・承認欲求その他を充足せんという思いから、現代と呼ばれる劇場の客席に我等が胸中に渦巻く夢想的葛藤の激しさ、その物証を紙面という情報媒体を通じて投げ込む半ば猥褻な行為が、全下等遊民諸氏の死滅したバイタリティを蘇生し、若年層のみならずあらゆる世代において等しく『我が道を歩まん』とその決意を喚起させるに至るであろうとの具体的かつ野心的目標を必ずや成就せんという確信に先日突如至り、本紙刊行を決定致しました。

弊社は、如何なる場合においても公正な視点を保ち取材に取り組むことを誓います。

(平成23年5月15日付 下等遊民新聞新聞創刊のご挨拶)

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