湯浅祥司@変わっ旅研究家

 そよ風文芸食堂の湯浅祥司と申します。
 
 変わった旅を企画・実行・研究して旅行記を作る『変わっ旅研究家』です。コミュニティバス研究家でもあります。『日常風景を後世に残す』をモットーに活動しています。
 コミックマーケットや文学フリマなどで旅行記、小説、ゲームブック、データブックを発行。新刊は半年に一種類以上、制作しております。
 
  
【発行している旅行記のコンセプト・三本柱】

●日常の姿を後世に残す
 いつもそこにある『日常』や『当たり前』の景色。そこには素敵な何かがきっとあります。それなのにあるのが当たり前だからこそ、そうしたものはなかなか記録を残そうとしません。
 その素晴らしさは実際に失ってみないとなかなか気が付かないもので、大抵は失ってから後悔します。でもそれでは遅いのです。特にマイナーな情報はどうしても残りにくい。
 今は重要度の高くない情報でも、未来のある時点では過去の時代(つまり私たちの生きている時代)を知る上で重要になるということもよくあります。
 だからこそ、私は日常の姿や日常の何気ない情報を数十年後、数百年後へ残すということを意識した旅行記を企画・制作しています。発行した旅行記は国会図書館へ納本していますので、いつか誰かに必要とされる日まで残ることでしょう。
 
●『やろうと思えば誰でもやれるけど、普通はやらない』という旅をする
 豪華な列車に乗ったり、グルメなお店を回ったり。でもそれはみんながやっています。つまりそうした旅は、私以外の多くの人が未来へ情報を残してくれます。だったら私はみんながやらないような旅をして、マイナーな情報を残すという役割を担った方が世の中にとってプラスになります。
 ただ、財力も体力も時間もない私にできることは限られています。それは逆に言えば、普通の人にできることは私にもできるであろうということでもあ ります。
 その条件の中で旅をするなら、面倒くさいことやおバカな設定の『やろうと思えば誰でもやれるけど、普通はやらない』という旅を企画すればいい。
 交通機関が発達している東京都心で徒歩の旅、夜行列車だけの旅、渡船を全て巡る、バスだけで旅をする、関東にあるアメリカの地名と同じ場所を巡る――。そうしたちょっと変わった旅をしています。
 
●旅先での出会いを主体に
 旅をしていると、たくさんの発見や人との出会いがあります。だからこそ同じ経路で旅をしたとしても、旅の内容は決して同じになりません。その瞬間、その状況などによって刻一刻と全てが変化するからです。
 私の旅ではこんな発見や出会いがありました――というのは、私の旅行記だけにしかない『オンリーワン』です。ゆえにそうしたことを主体とした本文の構成を心がけています。
 皆様に旅行記をご覧いただき、興味を持ってそこへ行きたいと感じていただけたら嬉しいです。そして皆様には皆様だけの発見や出会いをしてほしい。
 その旅立ちのきっかけになれたらいいなと思っています。


 なお、活動の詳細については『そよ風文芸食堂・ブログ支店(http://soyo-bun.cocolog-nifty.com/blog/ )』や本店(http://breeze.art.coocan.jp/ )をご覧ください。

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