メジロドーベル ウマ娘チョコ恋物語

ドーベル「あ、あのさ……ハッピーバレンタイン
……って、いきなり何言ってんだろ、アタシ……。
べ、別に変な意味とかじゃないんだけど……これ、アンタに渡したくて作ったの。
チョコ……。

……何笑ってんのよ！
こういうの、慣れてないんだから仕方ないでしょ！？
そもそも、アタシがこんなことするなんて、かなりの勇気が必要なんだから……。

だってさ……
アンタは、いつもアタシに無理させないように気遣ってくれるし、どんな時でも優しくてさ……。
気づけば、アンタの存在がアタシにとって……すごく大きくなってたんだよね。
負けたくない気持ちと同じくらい……アンタに、ちゃんと伝えたい気持ちができちゃった。

アタシ、ずっと前からアンタのことが好きだった……。
これ、言うのにどれだけ勇気がいったか、分かる？
でも……今日じゃなきゃ言えない気がして……。

だから……受け取ってよ。
このチョコと、アタシの気持ち……全部。
別に、無理に答えを出さなくてもいいから。
でも、これだけは覚えてて。アタシは、いつでもアンタのそばにいたいって思ってるからさ。

……もう一回言うけど、ちゃんと味わって食べなさいよね。
アンタのために一生懸命作ったんだから。絶対残したら許さないからねっ！」