白羽

温暖な地域「ララミディア」及び、そこから北に位置する極地「ポラリス」を棲息地とする、リトルバードに属するトカゲ。細長い首と足、全身を覆う白と黒の羽毛が特徴。
30頭以上の群れで行動し、天敵に襲われた時も仲間でかたまって逃走することで襲われにくくしている。
雑食性であり、植物や木の実の他に、森にいる虫や水辺に棲む小魚を獲って食べる。
ララミディアで姿を見られるのは繁殖期のみであり、それ以外は本来の棲息地である極地「ポラリス」で群れをなして暮らしている。羽毛が白いのも雪の多い環境で見つかりにくくするためである。だが気温が低すぎるポラリスでは繁殖が難しいため、繁殖期になると温暖なララミディアへ移動して産卵と子育てをおこなう。ララミディアで生まれた雛は豊富な餌を与えられて、寒さへの耐性がつく程に成長してから親と共にポラリスへ帰省する。
また、白羽の白く美しい羽根は、羽根ペンや装飾品を彩る高級品として重宝されており、羽根を手に入れたいために白羽の狩猟を依頼する者も少なくはない。

《GLORIA DATA》
ストルティオミムス(純血種)
6600万年マーストリヒシアン期の惑星イフから今に至るまで現存する、獣脚類オルニトミモサウルス類の恐竜。
主に北アメリカ大陸のカナダ・北極圏(原住民はポラリスと呼称している)に棲息し、繁殖期にのみ温暖な南方へ渡りを行う。
オルニトミモサウルス類の食性は現地調査が行われるまで謎が多かったが、マーストリヒシアン期調査隊の活動により、ストルティオミムスは植物に虫、魚を糧とする雑食性であることが明らかになった。