蝶の言葉(浮遊窓辺のある中庭)
暗い空の下
いつも見えるのは窓明かり。
仕舞い込んでいた心が胸からこぼれ出る
口は確かに閉じているのに。
あの窓の中に
ぼくはいたのかも知れない
あちらの窓の中にも。
散りばめられた窓明りの中の誰かが
こぼれ出したぼくの言葉を
呼び寄せている。
暗い空の下
言葉盗っ人達の息遣いが
ベランダのぼくを
窓明かりの内側へと結びつける。
夜明けはまだ。
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いつも見ていただいてありがとうございます。
はじめての方は今後とも宜しく。
ブクマやいいねやコメントやスタンプなどいただけると、とても嬉しいです。
タグ補足： ボート 電話ボックス 自販機 建物
いつも見えるのは窓明かり。
仕舞い込んでいた心が胸からこぼれ出る
口は確かに閉じているのに。
あの窓の中に
ぼくはいたのかも知れない
あちらの窓の中にも。
散りばめられた窓明りの中の誰かが
こぼれ出したぼくの言葉を
呼び寄せている。
暗い空の下
言葉盗っ人達の息遣いが
ベランダのぼくを
窓明かりの内側へと結びつける。
夜明けはまだ。
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はじめての方は今後とも宜しく。
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2025-02-21 21:34
Comments (33)
モンシロチョウがいると、お月様の光も水の色も心なしか暖かく見えますね。
View Replies美しいですね
View Replies(続き)どんなよしなしごともあの窓明かりを見ると何となく意味ありげに思える…。こうやってベランダに佇む無数の眠れない人たちの思いが、実は知らない間に交差しているのかもしれません。
View Replies饒舌なお月様も、無数の窓に囲まれて文字通り閉口してしまったのか……これだけ壮大なのにオールが水を切る音以外は何も聞こえなさそうな中庭へ、もう一つ加わった物音は息遣い。 戸締りをしたつもりでも勝手に盗まれるように漏れてしまう言葉、
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