きろきろと我頬守る蛙哉 嵐蘭 人あしを聞しり顔の蛙哉 孤屋
「第三番
左勝
きろきろと我頬守る蛙哉 嵐蘭
右
人あしを聞しり顔の蛙哉 孤屋
左、中の七文字の強きを以て、五文字置得て
妙なり。かなと留りたる句々多き中にも、此
句にかぎりて哉といはずして、いづれの文字
をかおかん。誠にきびしく云下したる、鬼
拉一体、これらの句にや侍らん。右、足
音をとがめて、しばし鳴やみたる、面白く侍
りけれ共、左の方勝れて聞侍り。」
仙化編貞享3年(1686年)刊『蛙合』より
左勝
きろきろと我頬守る蛙哉 嵐蘭
右
人あしを聞しり顔の蛙哉 孤屋
左、中の七文字の強きを以て、五文字置得て
妙なり。かなと留りたる句々多き中にも、此
句にかぎりて哉といはずして、いづれの文字
をかおかん。誠にきびしく云下したる、鬼
拉一体、これらの句にや侍らん。右、足
音をとがめて、しばし鳴やみたる、面白く侍
りけれ共、左の方勝れて聞侍り。」
仙化編貞享3年(1686年)刊『蛙合』より
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2025-04-14 14:45
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