短時間挑戦 917

　＊さて、未だ松の内では御座いますが、短時間挑戦はそれでも続きます。
　本日から短時間挑戦はお車で御座います。
　アングルが面白かったのですが、代わりに背景と人物の角度に骨を折り、結局お時間は何時もの様に20分という超過ぶり。
　泣けますねぇ。

　＊本日のお車はベンツ社の300SLで御座います。
　元祖かどうかは存じませんが、ガルウィング搭載車の中でも最古参の部類だとか。

　小型化を目指して制作したは良い物のドアがそれでは難しいと言う事になり、構造上このドアになったのだとか。
　しかし、それでも未だ足りず、ドアを持ち上げた後、更に残った下の壁の部分を普通のドアの様に開いて初めて搭乗できます。
　ですが、更にハンドルも可変させて乗り込まねば厳しいそうで･･･凄まじゅう御座いますね。
　殿方よりも小柄な女性でさえ一苦労で、乗り降りの際、男性からの卑猥な視線が大変困り者だったそうです。

　唯、その様な難物にも拘わらず、好きな方は大変好きというマニア心を擽るらしく、わずか千四百台しか生産されなかった物の内の一台を日本の有名人さんも購入。
　今世間に敵を作り、大変騒がせて居られるお方の弟さんで御座います。
　今で物そのお方の記念館には大切に保管、展示されているのだとか。

　後、何故か飛行機乗りの方からも人気だそうですねぇ。
　本当に不思議な一台で御座います。

　＊本日の搭乗者さんは高貴な出でありながらも大変な難物と言う事で、月の姫様で御座います。
　どうやって入手したのか、先生さんのコレクションの内の一台で、たまには外の空気を、と言う事で強引に貸し与えられて渋々出発のご様子。
　唯、小柄なボディーにしてはかなりの力を誇る物を強引に詰め込んで居られ、そのせいで乗り降りに難儀する物の、姫様はこの難物がお気に召したご様子で御座いますね。