短時間挑戦 1139

　＊さて、本日の短時間挑戦から地上走行物で御座います。
　前日同様にお題強要で御座いましたが、本日は何とも独特のお題ばかりが集まりました。
　とは申せ、バランスは独特でも部品数は極端に少のう御座いましたので、お時間は14分ジャストで御座いました。

　＊本日の走行物はその独特すぎる形状で有名なセグウェイで御座います。
　発明家さんが中心と成って作られた電動直立の乗り物で御座います。
　フレッドの開発名で創られていた高性能車いすの認可が中々下りないためにこちらの方が先行発売されたとの事。

　研究開発段階では極秘で、しっかり情報統制が行き届いていたため、マスコミは様々に想像をかき立てる記事を書いたそうです。
　発売後、お値段が一台60万円という高額である事や、歩行補助の装置としては既に自転車などが存在する事。
　尚かつこれ程の趣味的で高価な物を購入できる人々は健康維持のためにジョギングや歩行を重視する傾向が強い事から発売は低迷。
　当初100万台を販売した後世界進出を目標として居られたそうですが、三年間で6000台と伸び悩んで居られます。

　アメリカの一部の地域の警察や郵便局に無料で貸し出された後、機動力やコミュニケーション能力の高さが評価され各地の警察や民間警備会社などで正式に導入されたとか。
　歩道での走行を禁じているサンフランシスコ等、セグウェイの公道利用を認めていない自治体も一部あるものの、多くの州で歩道や自転車道の走行が可能となっているそうです。

　ブッシュ米大統領も購入し、父親のブッシュ元大統領にも誕生日プレゼントとしてセグウェイを贈った。
　その大統領が休暇中、電源投入後で起動準備中のセグウェイに搭乗しようとして転びそうになる。
　その場面がテレビで放映された事でセグウェイの製品イメージが悪化し、売り上げを落とす一因となった。
　大統領は2005年11月16日の日米首脳会談でもセグウェイを日本の小泉首相にプレゼントし、翌12月には官邸をセグウェイで走る首相の様子が報道された。

　2006年9月には転倒の危険性を伴うソフトウェアの不具合が発見された事により、新機種のi2を含むそれまでに販売された全車両に対するリコールが行われている。
　日本で2006年10月から総代理店が販売しているものについては該当しない。

　アメリカでは身体障害者の移動手段にも利用されているが、アメリカ食品医薬品局から車椅子として認可されていない事を理由に、ディズニーワールドではセグウェイの乗り入れを禁止している。
　その解除を求めた3名が2007年11月に訴訟を起こし、セグウェイ社もディズニーに対する異議を唱えたが、2009年10月にオーランド地方裁判所は原告の訴えを棄却。
　但し、持ち込みは禁止であるものの来園者向けのアトラクションとしてセグウェイツアーを提供している。
　2009年12月、セグウェイ社はイギリスの資産家であるジミー・ヘセルデンに買収。
　2010年9月、セグウェイ社オーナーのヘセルデンは、自宅があるウェスト・ヨークシャー州ボストンスパの森でx2を運転中、林道から約9

メートル下のホウォーフ川に転落し、死亡した。

　発想や着眼点は良かったのですが、発売時期や購入ターゲット走を完全に見誤った事が余り良いイメージを持たれない結果と成った様で御座いますね。

　未だ世界でも販売が伸び悩むのがやはり公道で走れない点で御座いますね。
　勿論日本でも禁止で、無許可で走った業者が起訴された程。
　その上、日本ではそのモーターの出力から、何と自動二輪扱いとされております。

　＊本日の搭乗者さんは、起きたてほやほやの所を悪戯で乗せられてしまった硬直ゾンビさんで御座います。
　後期形は体重移動だけで進特殊な代物。
　未だ体の硬いままのゾンビさんは体を反らす事も出来ずバッテリーが切れるまで暴走を続けるのでした。