ベルリンの治安は補助警察におまかせ
1933年2月に編成された補助警察はプロイセン警察の指揮のもと、警察権を持った約4万人のSAとSS隊員で構成されていました。当初はベルリンSA内に配置された小さな部隊でしたが、同年10月に部隊の再編成が実施されると全国の主要都市に部隊が配置され、規模が急激に拡大します。しかし、SA幹部の粛清(長いナイフの夜事件)の影響で徐々に弱体化し、1936年にドイツ警察に吸収される形で解散しました。なお、日本ではこれら部隊を『補助警察』と総称していますが、SA-Hilfspolizei(SA補助警察)と呼ばれていたのはごく短期間で、程なくしてSA-Feldpolizei(SA野戦警察)と変更され、部隊再編成後はSA-Feldjägerkorps(SA憲兵隊)となりました。◆イラスト左は1933年頃のSA補助警察(又はSA野戦警察)“ベルリン・ブランデンブルグ”のSA兵長です。シャツ型制服の上から警察用のダークブルーのオーバーコートを着用するのが同部隊での基本的な軍装スタイルとなっていました。◆イラスト中央は1934年頃のSA憲兵隊のFJK少尉です。SA憲兵隊では一般SA隊員とは異なり、プロイセン警察で使用されていた制服と同型のオリーブグリーンの制服を着用していました。なお、SA補助警察とSA憲兵隊では右襟とケピ帽に補助警察徽章が付けられ、補助警察専用のゴルゲット(胸章)を首から提げていました。 ◆イラスト右は1933年頃のSS補助警察のSS将校(尉官クラス)です。SS補助警察ではSA補助警察やSA憲兵隊の様な補助警察専用の制服や徽章類はなく、他の一般SS隊員と同じ制服を着用していました。唯一、左腕に付けた『Hilfspolizei』と書かれた腕章がSS補助警察である事を示していました。
ナチス
Nazi
ミリタリー
military
軍服
military uniform
突撃隊
totsugekitai
キルミーベイベー
kill me baby
ソーニャ(キルミーベイベー)
Sonya (Kill Me Baby)
折部やすな
Yasuna Oribe
呉織あぎり
Agiri Goshiki
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75
4918
2012-04-23 20:50
Comments (4)
>ミナミト様 最初は何気なく描いていたのですが、完成したら何か独特な存在感が漂うイラストに・・・流石、キルミーベイベーw
>タイガ様 弱小部隊だったので、警察のお古のコートが支給されていたんでしょうか・・・。戦前のカラー写真はカラーイラストを描く際にとても参考になります。が、見入ってしまって描くスピードが低下しますw
この情報量と、なぜこの3人!?ってところがツボにはまりました。
あのコートは警察用だったんですかー!褐色だと思い込んでました。モノクロって怖いですねw 思えば彼らの行った共産党狩りが、NS時代の幕開けだったんですよね・・・