イージス駆逐艦　ギレアド級

【illust/42456328】神聖シオン教皇国が運用するイージス駆逐艦。

イスラエル局製のミサイル駆逐艦エイラート級の輸出型になりイージス・システムおよび大魔導協会製の魔導ミサイル武器システムを搭載しており、元来はイージス艦として防空艦の任務を想定していたが、戦略環境の変化に伴い、現在では、宇宙海賊の取り締まりや強力な魔導ミサイルによる対惑星都市攻撃など、様々な任務を遂行している。

高価な魔力を媒体にした魔導イージス・システム搭載艦ではあるが、効率的な設計思想により、大量建造を実現した。

なぜ、高価なイージス艦が大量建造可能になったのかというと、神聖シオン教皇国は宇宙全体の神聖シオン教会および教徒の資金を管理運用している教会銀行、俗に言う神聖シオン教会宇宙銀行という宗教事業協会でもあり、神聖シオン教皇庁の国家財政管理と資産運営を掌る組織として、教皇枢密院から指名されたシオン枢機卿が総裁となり、総裁のもとに各支配国および植民地、属国、宗徒の投資銀行を通じて投資運用し資金調達を行っている宇宙銀行であり、莫大な資金を有していた。

当然、カタリナ社の各神聖シオン教皇国の支部もこの銀行を利用しており、莫大な資金の利額を得ている神聖シオン教皇国は、資金の有効活用の一つとして、高価で強力な新鋭機動艦隊をカタリナ社から購入、維持することが出来たのである。

神聖シオン教皇国が他の帝国や子会社と違うのは、シオン国際宇宙宗教銀行と呼ばれる元々はカタリナ社イギリス局によってシオン人のために設立された金融であり、これはカタロス宙域のイギリス資本の経済圏の心臓部として、大きな発展を遂げてきや経緯があるからである。

ロッテチャナル、ハスバロ、ギルガン・ダスブレグスト、エイザード・ファマスという有名なシオン系財閥がカタロス社の各宙域に拠点を構え、シオン教国際宇宙金融の中心になっている。これらシオン系財閥が、カタロス宙域を陰で動かそうとしている。

こうしたシオン人系宇宙金融財閥の中心に君臨しているのが、神聖シオン教皇国である神聖シオン教皇財閥である。

神聖シオン教皇財閥が支配しているのは、宇宙金融界だけではない。稀少金属業界の大手のグレート・シェル・バガス、兵器産業のデ・ダガンド、宇宙通運のマレデンといったカタロス宙域の主要産業を支配下に豊富な資金力と軍備力でおさめている。

こうして、神聖シオン教皇国を中心とするシオン人たちは、カタロス宙域を陰で動かす秘密宗教コミュニティを形成し、国際宇宙金融資本と呼ばれるようになった。

シオン人は世界の宇宙金融だけでなく、シオン教そのものを支配しており、周辺宇宙の富が最終的に、彼らの手元に転がり込むようなシステムを宗教と金融を利用して造り上げていった。

当然、これらの豊富な資金と資源、システムを狙って、カタロス宙域の列強諸国が黙って見過ごすわけもなく。特にガポン帝国は神聖シオン教皇国と似たような独自の文化圏と強大な国力を有するガポン朝の盟主であり、ローデシア人はシオン人に勝るとも劣らずの狡猾さと残忍さを兼ね備えており、トルキア魔導帝国も、近隣の魔族の群雄諸国に呼びかけ、神聖シオン教皇国と対立する独自の経済圏を有している。

またカタリナ社からカタロス宙域全体の委託統治を受けているカタロス社の各局も神聖シオン教皇国とは同盟を結んでいるが、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ各局の勢力、干渉は無視できない存在である。

これら周辺の列強、大国勢力に対抗するのは豊富な資金とシステムだけでは対抗するのは不可能であり、神聖シオン教皇国は高価なイージス戦闘艦を中心とした自らの領土圏を守る為の強力な宇宙艦隊を整備している。

とかそんな感じの設定。

このイージス駆逐艦、ミサイルとか魔導ミサイルとか撃てるように魔法が使えます。魔法で相手を探索し補足、強力な魔術入りの魔導ミサイルを発射して敵を遠距離から魔法攻撃で撃破するという魔導イージス艦になっていますが、通常弾頭のミサイルによる攻撃も可能な強力な戦闘艦となっています。

魔法もハイテクの時代で、カタリナ社製のシステムと合わせて非常に強力な組み合わせとなっています。