魔導巡洋艦　ウースター級

【illust/42153252】セイターン鬼魔帝国の主力巡洋艦。元々はトルキア魔導帝国の主力重巡洋艦【illust/39176854】の輸出仕様であり、トルキアからライセンス生産権を購入してセイターン帝国工廠で建造されたものである。魔導石は大魔導協会から輸入し、レーザー砲塔やミサイル、弾薬などは南カタロス社から輸入しており、複数の宇宙勢力から輸入し運用建造されている。セイターン鬼魔帝国は自国ですべて一から戦闘艦艇を開発建造するよりも、すでに実績がある友好勢力の戦闘艦を輸入して運用する方が、コスト、維持費的に安上がりで信頼性に長けるという合理的な理由で主力艦艇のほとんどを輸入して自国でライセンス権を購入して運用しているのが特徴である。
カタリナ社グループではこのような形態の国家や勢力が多く、特に一銀河を支配、管理している国家では、定数どおりの宇宙艦隊を維持、管理、運用するのに、莫大な資金と人員が必要になってくる。またカタロス宙域は他の宇宙域と比べてまとまっており、カタリナ社の支配領域であるため、外宇宙からの勢力からの攻撃にあうことがないので、極端な軍備力は必要なく、せいぜい隣国の小競り合いの国境紛争程度や自国領内の小規模な反乱行為に対応できるだけの軍備と艦隊戦力があれば十分という時代だったので、どの銀河国家や勢力もなるべく安上がりで自国のお国柄に合わせた戦闘艦艇を望んでいた。
カタリナ社から中古のお下がり艦艇を使っているのがカタロス社で宗主国からタダ同然で払い下げた型落ちの旧式兵器を使っており、それらは莫大な量だった。
カタロス社すべてではそれらの兵器は使いきれないので、配下の属国や同盟国相手に安くで売りさばいて共同で軍事費を安く浮かそうと努力しており、結局、カタロス宙域のカタリナ社グループの国家や勢力は、出来るならあまりお金をかけたくはないが、軍備は名目上必要だったりするので、どの国家も似たようなサイズと極端に高性能すぎたりコストがかかる兵器を嫌う傾向があった。
以外に思うかも知れないが、カタリナ社グループに入ることで軍備は増強されるが、それにかかるコストは非常に安くつき、定数が揃うので、後は維持費をいかにやすく抑えて、軍事費削減で浮いたお金で兵士の福利厚生や災害救助に回されるので、お得になるシステムであり、あくまで平時の安上がりな軍隊として機能していた。
魔導巡洋艦　ウースター級もそういった時代の艦艇で、隣国の【illust/42002146】シンヴァー魔眼帝国とは敵対関係であるが、しばしば国境付近で小競り合いの戦闘程度であり、そこそこの対応できる程度の堅実な戦闘艦艇があれば十分といった形であった。

これはお互いの国家が軍艦の大型化による建造費用と維持費の増大は看過出来ない状態、建艦競争に陥るのをお互いに恐れており、カタロス宙域の各国は一応は仮想敵国の状況を鑑みつつ、建造計画を打ち立てていたが、それが国家財政に与える影響にならないように、カタリナ社やカタロス社から軍事指導を行ってもらいお互いに配慮した建艦を行い、財政を圧迫しないようにしているからである。

過去にカタリナ社の軍事指導を無視して極端な軍備拡張を行った銀河帝国や勢力がいくつも存在したが、結局最後は経済破綻したり、軍備を維持できなくなって軍閥が反乱を起こしたりと散々たる結果になりカタリナ社も代金を回収できなくなったことがあったので、各国家や勢力にそのお国柄に応じた上限額の相応の軍備力を有して安上がりに維持した方が得だという結論になっている。
しかし、軍隊や宇宙艦隊が不要だという思想ではなく、小競り合いの紛争や領地内の治安や災害、非常事態に即応できる組織は必要との観点で定数どおりの宇宙艦隊は必要というのがカタロス宙域の認識となっている。

的な設定の戦闘艦です。

戦争とか軍隊維持するにはなるべく安上がりの方がいいよねってことでカタリナ社の製品や兵器、システムやグループが売れるという理由です。