ステルス戦艦　ヴァレホール級

【illust/43181681】東クロノス帝国のステルス戦艦。

元々は分断前の旧帝国軍がハイトリオン皇国との戦争時に、当時、ハイトリオン皇国が誇っていたカタリナ社製の強力な戦艦群【illust/37503722】超弩級戦艦 カメロケラス級や【illust/37479271】戦艦　オライオン級に対抗できる高性能戦闘艦をカタリナ社ロシア局に発注し、取り寄せたのが本級である。

ステルス性能を備え、高火力、高速力を併せ持つかなり贅沢な仕様のステルス戦闘艦である本級は大戦時に投入され、大きな戦果をあげたが、コストが高すぎて結局少数しか運用できなかったことと、当時の帝国の艦艇群では性能に差がありすぎてうまく艦隊運動の連携がとれなかったこともあり、効果的に運用することが出来なかった。

結局、ハイトリオン皇国との戦争に敗北し、旧帝国は東西に分断されてしまい、勝者のはずであったハイトリオン皇国もカタリナ社の直轄植民地、西カタロス社に編入されて消滅。戦後、生き残った高性能なステルス戦艦　ヴァレホール級は、運用コストが高すぎるのと、過剰性能すぎる点が嫌われて西クロノス帝国は、引き取りを拒否、東クロノス帝国が引き続き運用を続けていくこととなった。

当初はもてあまし気味だったので、いったん、カタリナ社に売却するかもしくは周辺諸国にレンタルすることも検討されたが、いろいろと見積もりや予算を計算した所、せっかく高い金を出して購入したのに、自国で使わないのはもったいないという見解に達して、運用方法の艦隊編成の改善と、ステルス性をもった艦隊で編成した機動艦隊で国防力を誇示するという名目で、本級は運用を当面続けられていく予定である。