【神日】スレン【第二階層】
こちらの企画【illust/46838532】に参加させていただいております。
よろしくお願いいたします!
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「ち、近付かないで…あなたの助けは要らキャアアア!
あああ襲ってきたようまってまって行かないでえええええ!!!!!?」
■スレン
(12/18:レベル2/ラピスラズリ/特性:キツネ)
■女性/152cm/一人称:わたし/二人称:あなた
■第一階層クリアで覚醒能力を得た
■前期での縁の相手【追いかけたい存在】マナリアさん(illust/47421737)
引き継いだ特性:狼
「わたしマナちゃんの隣に立てるような、少しでも強いわたしになるから、だから、……今度会った時は…」
■現在の自分の軸を、第一階層で出会った少女と定めた。本来の自分の本質とは異なるので、少しつつかれただけでぼろが出る。
うまくいかないこと、美しくないものを提示されると目をそらすが、目標と定める少女を見ていて「自分ももっと強くあらねばならないのでは」と考えるようになったため、現在は強く拒否することもできないでいる。もどかしい。
基本的には素直な性格で、のんびりしている。
■第一階層:(illust/47345964)
■命途の縁
素敵なご縁をいただけました!(1/11)ありがとうございます…!
セウルギアさん【illust/48029589】“ルゥちゃん”
一人でもきっとどうにかなる。根拠のない言葉を己に言い聞かせながら歩く森はとても心細いものでした。でもそんな気持ちを表に出してなるものか。マナリアに恥じない自分になりたかったのです。
偶然少女の姿を目にしたときも、何よりも強くありたい気持ちばかりでした。真っ先に出た言葉だって、全然本心ではありませんでした。
「あなたも、扉をくぐってきたの? あ…だ、だめ、来ないで、一人で平気だから! ……わたしじゃなくて…他の人を探して」
「だ! 大丈夫スレンは強いんだから! だから……〜〜〜もうう、さよなら! ………………ど、どうしてついて来ちゃうのぉ?!」
「キャアアアアアっでででで出たああ追いかけてきた助けて助けてルゥちゃん!! …え、ルゥちゃんって誰って…あ、あなたのことですっ!」
自分以外の誰かになる、ということはどだい無理な話で、うすうす分かっていたものの、やはり理想と本音の隙間は少しも埋まることがなく、少女と一緒にいるようになってからスレンはいつでも足が地につかないような心地がしていました。
「スレンは大丈夫だから!」
(本当はそんなことないの、ちっとも)
「こ、こっちに来ないで」
(傷つけたかも…)
「一人で平気だもん…」
(違うのよ、怖いの。わたしは本当はあなたとも…)
どうも嘘をついているようで胸がチクチクします。
この程度で音をあげるようでは到底強い自分にはなれないと、分かっていましたがダメでした。
今の自分では、目の前にいる少女のまっすぐな目をまともに見ることもできません。
「…そ、それは、マナちゃんならきっとそうするからで……。
わたしが、どう思うか……? そんなの…そんなことは、分からない。だっ、だって…スレンは、
…わたしは、まだ、何も分からない。
どうしたらいいか、分からないし、何をしたいか、はっきりしないし
そんな自分がいやで、マナちゃんみたいになれたらいいなって、おもって
それで……
……ごめ、ごめんなさい、だから、違うの、
こわかったの、一人じゃ…いやです…。
いかないで、ルゥちゃん、わたしと、一緒にいてください…」
涙と鼻水でびしょびしょ、もう首まで真っ赤です。
彼女はどう思ったのか、スレンにはうまく想像できませんでしたが
前と少し違うのは、『疎通は難しい』ことをよく分かっていたから、きちんと思いを言葉にできたこと。
スレンは俯いたまま、おねがいします、そう小さく呟いてそっと手を伸ばしました。
差し出した手を握ってもらえることがこんなに嬉しいことだと、スレンは初めて知りました。
繋いだ手はとてもあたたかくて、胸のあたりがぽかぽかして、悲しくないのに、泣いた時みたいに顔が熱くなるのです。
彼女とは時間が許すかぎりそばにいて、色々なことを一緒にしました。見つからなければ探せばいい。分からなければ一つ一つ手を付けていけばいい。
実際に身体を動かし、話し、スレンはとても多くのことを学びました。
それでも別れはやってきます。
扉の前で、きっとまたわんわん泣いてしまうと思うと憂鬱になりました。泣くと自分も悲しくなるし、セウルギアは涙を見せると困ってしまうようでした。
しかし、不思議と今度は涙が出ないのです。
何故だろう。分からないけれど、代わりにスレンの胸は、あの日手を繋いだときからずっと、とくとくと温かいもので満ちていました。
(ルゥちゃん、いろんなこといっぱい教えてくれてありがとう。神様になれたら、また会えるかな? あのね、わたしも頑張るから。…わたしは、マナちゃんにはなれない。わたしはスレン。少しずつ前へ進んでいこうと思うよ)
▼『友情』と『相手からの気遣い』があることを知りました。
▼『己の在り方』について少しずつ考えるようになりました。
▼武器『斧』を得ました。振り回し方もなんとなく覚えました。\ジャイアントスイング/
▼『悪戯』『罠』で悪魔を出し抜くことを覚えました。
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何か問題等ございましたら、お手数ですが各種ツールよりご連絡お願いいたします。
よろしくお願いいたします!
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「ち、近付かないで…あなたの助けは要らキャアアア!
あああ襲ってきたようまってまって行かないでえええええ!!!!!?」
■スレン
(12/18:レベル2/ラピスラズリ/特性:キツネ)
■女性/152cm/一人称:わたし/二人称:あなた
■第一階層クリアで覚醒能力を得た
■前期での縁の相手【追いかけたい存在】マナリアさん(illust/47421737)
引き継いだ特性:狼
「わたしマナちゃんの隣に立てるような、少しでも強いわたしになるから、だから、……今度会った時は…」
■現在の自分の軸を、第一階層で出会った少女と定めた。本来の自分の本質とは異なるので、少しつつかれただけでぼろが出る。
うまくいかないこと、美しくないものを提示されると目をそらすが、目標と定める少女を見ていて「自分ももっと強くあらねばならないのでは」と考えるようになったため、現在は強く拒否することもできないでいる。もどかしい。
基本的には素直な性格で、のんびりしている。
■第一階層:(illust/47345964)
■命途の縁
素敵なご縁をいただけました!(1/11)ありがとうございます…!
セウルギアさん【illust/48029589】“ルゥちゃん”
一人でもきっとどうにかなる。根拠のない言葉を己に言い聞かせながら歩く森はとても心細いものでした。でもそんな気持ちを表に出してなるものか。マナリアに恥じない自分になりたかったのです。
偶然少女の姿を目にしたときも、何よりも強くありたい気持ちばかりでした。真っ先に出た言葉だって、全然本心ではありませんでした。
「あなたも、扉をくぐってきたの? あ…だ、だめ、来ないで、一人で平気だから! ……わたしじゃなくて…他の人を探して」
「だ! 大丈夫スレンは強いんだから! だから……〜〜〜もうう、さよなら! ………………ど、どうしてついて来ちゃうのぉ?!」
「キャアアアアアっでででで出たああ追いかけてきた助けて助けてルゥちゃん!! …え、ルゥちゃんって誰って…あ、あなたのことですっ!」
自分以外の誰かになる、ということはどだい無理な話で、うすうす分かっていたものの、やはり理想と本音の隙間は少しも埋まることがなく、少女と一緒にいるようになってからスレンはいつでも足が地につかないような心地がしていました。
「スレンは大丈夫だから!」
(本当はそんなことないの、ちっとも)
「こ、こっちに来ないで」
(傷つけたかも…)
「一人で平気だもん…」
(違うのよ、怖いの。わたしは本当はあなたとも…)
どうも嘘をついているようで胸がチクチクします。
この程度で音をあげるようでは到底強い自分にはなれないと、分かっていましたがダメでした。
今の自分では、目の前にいる少女のまっすぐな目をまともに見ることもできません。
「…そ、それは、マナちゃんならきっとそうするからで……。
わたしが、どう思うか……? そんなの…そんなことは、分からない。だっ、だって…スレンは、
…わたしは、まだ、何も分からない。
どうしたらいいか、分からないし、何をしたいか、はっきりしないし
そんな自分がいやで、マナちゃんみたいになれたらいいなって、おもって
それで……
……ごめ、ごめんなさい、だから、違うの、
こわかったの、一人じゃ…いやです…。
いかないで、ルゥちゃん、わたしと、一緒にいてください…」
涙と鼻水でびしょびしょ、もう首まで真っ赤です。
彼女はどう思ったのか、スレンにはうまく想像できませんでしたが
前と少し違うのは、『疎通は難しい』ことをよく分かっていたから、きちんと思いを言葉にできたこと。
スレンは俯いたまま、おねがいします、そう小さく呟いてそっと手を伸ばしました。
差し出した手を握ってもらえることがこんなに嬉しいことだと、スレンは初めて知りました。
繋いだ手はとてもあたたかくて、胸のあたりがぽかぽかして、悲しくないのに、泣いた時みたいに顔が熱くなるのです。
彼女とは時間が許すかぎりそばにいて、色々なことを一緒にしました。見つからなければ探せばいい。分からなければ一つ一つ手を付けていけばいい。
実際に身体を動かし、話し、スレンはとても多くのことを学びました。
それでも別れはやってきます。
扉の前で、きっとまたわんわん泣いてしまうと思うと憂鬱になりました。泣くと自分も悲しくなるし、セウルギアは涙を見せると困ってしまうようでした。
しかし、不思議と今度は涙が出ないのです。
何故だろう。分からないけれど、代わりにスレンの胸は、あの日手を繋いだときからずっと、とくとくと温かいもので満ちていました。
(ルゥちゃん、いろんなこといっぱい教えてくれてありがとう。神様になれたら、また会えるかな? あのね、わたしも頑張るから。…わたしは、マナちゃんにはなれない。わたしはスレン。少しずつ前へ進んでいこうと思うよ)
▼『友情』と『相手からの気遣い』があることを知りました。
▼『己の在り方』について少しずつ考えるようになりました。
▼武器『斧』を得ました。振り回し方もなんとなく覚えました。\ジャイアントスイング/
▼『悪戯』『罠』で悪魔を出し抜くことを覚えました。
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2015-01-01 00:39
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