【三夏】轟 雄大【住民票】

*三色菫の夏越し【illust/50949300】に参加させて頂きます。

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*轟 雄大(トドロキ ユウダイ)
男性/18歳/高校3年生/163cm

*いろいろ伸び悩み中のトランペット吹きの男子高校生。
三澄ヶ丘には吹奏楽部の合宿で1週間程滞在している。合宿は毎年三澄ヶ丘で行っているため、訪れるのは今回で3度目。
夏祭りには毎年部活動合宿のご褒美で行かせてもらっている。

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☀8/10.夏の太陽のように明るい、無邪気な笑顔に片想いしていました。
　信賀雛菊さん(illust/51805705)

すれ違いざまにぶつかってきみのアイスを落っことしてしまったのが出会いなんて、我ながら格好悪い。

「わっ、…あぁぁっ！？ご ごごごめん！大丈夫！？服汚れなかった？アイスもまだ結構残ってたのに…！えぇと、あっそうだ、これ今買ったやつで悪いんだけど…お詫びに。
怪しい者じゃない、です多分…なんて言えばいいのかな、そこの坂の上のとこで合宿しに来てるただの学生…そうそれ！」
「また明日？大丈夫だと思うよ。はは、うん、約束！」

小さな口約束から始まったのは小さな夜の会合だった。

「信賀は陸上部なんだ？そこの中学なんでしょ、朝のランニングの時通るんだよね。見えないかなー、見てみたいなぁ。俺より速そう！」
「いつもより時間過ぎちゃったから今日は少し送るよ。あっ嫌だったらごめんね！？でもその、女の子がこの時間にひとりはちょっとあぶないかなーと…」
「うん、部活は明日までで、明後日帰るんだ。……そ、そういえばさ！ここのお祭り、部活終わったらいつも行かせてもらえるんだ。せっかくだから行こうよ、いつもの時間に」

帰るんだって伝えた時、咄嗟に必死になって約束してしまったのは、

(信賀、なんで、泣いてるの)

花火に照らされたきみの涙を見た時、鼻の奥がつんとしたのは、

「信賀の目、真っ赤だ！さっき食べてたりんご飴みたい。…ごめんごめん！違うよ、からかったんじゃない、本当。
…………また、来れたらいいよね、お祭り。うん、約束」

気付いたばかりだからと自分に言い訳をして誤摩化した。きみに伝えるための音は呑み込んだ。
代わりに吐いた最後の口約束は震えていて、不確かで。
それなのにきみの「ぜったい」に期待してしまうなんて。

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*素材お借りしました！【illust/34567137】

*キャプション随時更新(最新8/15)