とある土曜日

(さて、帰ったらサーバルと一緒にジャパリまんの研究しなきゃ……ん？あれはアラビアオリックス？)

「もぐもぐ……」
「お久しぶりねアラビアオリックス！元気かしら？？」
「カラカルか……そっちは元気そうだな……」
「どうしたの？すごく腑に落ちない顔してるけど……」
「え？いや……ちょっとね……」
「あっ！ヘラジカとオグロヌーのお店ってもう営業再開したんでしょ？調子はどう？？」
「そ、それが……」
「なになに？」

「今日をもって閉店したんだ……」

「えっ！？閉店したの！？どうして……！！？」
「最近オグロヌーが店を辞めちゃってね……“オグロヌーがいない店を続けても意味がない”ってヘラジカが言うもんだから、閉店せざるを得なくなったというか……」
「あの子、辞めちゃったのね……」
「オグロヌーもオグロヌーで本当にやりたい事を見つけたんだってさ、チーターとアカギツネで店を出すとか……」
「なるほどね……でも、その3人ならこの先が期待できそうね！」
「私も早く次の場所を見つけないとなー……ルルとリカオンに頼み込んで、味見担当やらせてもらうのもアリっちゃアリかな……」
「あとヘラジカは今後どうするか聞いてるの……？」
「い、一応聞いたけど……」
「何て言ってたの……？」
「実は………」

「……えっ！？それは本当なの！？」
「うん、ビックリしたけど逆にその方が安心かな……」
「確かにね……それはそれで良いんじゃない？」
「そうだな、前向きに考えよう……」