[Pixz]水色の生還者

作者9Rさんの[討伐:美しき狂気](illust/79032428)への参加です。
と一緒に新しいウチの子も参戦になります。

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8R｢多分そろそろこの辺りだよな？｣
7C｢気をつけてね、8Rさん。｣
8R達一行は怪物[マネストドール]に関する噂や目撃情報を頼りに、一番最近被害があった村を訪れ、近くの森を捜索していた。
おもむろに8Rがチラシとメモを取り出し確認していると…。
？？？｢す、すびばせ～ん！｣
一同｢∑っ？｣
？？？｢すびばすぇ～ん！｣
何処からともなく聞こえた少女の声。一行は周りを見渡すが…。
8R｢なんだ？どこにいる？｣
7C｢それっぽい姿が見当たりませんけど…？｣
と、7Cがキョロキョロしながら歩きだした途端、
？？？｢わぁぁぁぁ危ないあぶない！！足元あしもとあしもと！！！！|||;｣
7C｢∑えっ！？え！？え！？;｣
7Cは慌てて一歩下がる。そして8Rと共に地面を見ると…。
そこには、人が食べるには少し大き過ぎるサイズの水色の飴玉が転がっている。
飴玉｢あ"～…し、死ぬかと思ったぁ…！|||;｣
一同｢∑っ！？;｣
何とさっきからしていた声は、その飴玉が発している！しかもよくよく見ると飴の表面には顔があり、アホ毛のようにカールした突起もあるではないか！
7C｢飴玉が、喋った！？;｣
8R｢何者だお前？｣
飴玉｢は、はい！わたし、そのチラシに載ってる怪物をやっつけに行ってた者でございばぢて…;｣
8R｢何！？｣
7C｢ってことは、その姿はもしかして…！？;｣
飴玉｢はい、見ての通りやられてキャンディにされちゃって…;
けどどうにか動けたので、食べられちゃう前に命からがら転がって逃げて来たんでしゅ…;｣
7C｢え？君、１人でコイツと戦いに行ったの？｣
飴玉｢はい、他の人達を巻き込まないようにと思って。けど大失敗でした;
いや～ウイちゃんよく性別不詳ってイジられるから大丈夫かと思ったんだけどなぁ～w;｣
7C｢イヤそれは大丈夫なワケないでしょ！;｣
飴玉｢あははははwww｣
7C｢というか…意外と元気なんだね、そんな格好にされちゃったのに;｣
飴玉｢世の中何事も前向きです！！(ｷﾘｯ)｣
8R｢それはそうと、逃げて来たという事は、この怪物の居場所が分かるか？｣
飴玉｢あ、分かりますよ！隠れ家まで行って戦ったので！良かったら案内します！｣
7C｢…あの～8Rさん？あんまり言いたくないけど、ちょっと怪しくない？もし騙されてたとかだったらどうする？;｣
8R｢ならそうと分かった時点で飴のまま叩き割るだけだ。｣
飴玉｢∑いやいやイヤイヤイヤイヤいや！！！！大丈夫です大丈夫ですだいじょぶです！！！！|||;
いや、確かに危ない所に連れてくって意味では罠に誘ってるってゆう解釈も出来なくはないですけど！！;｣
8R｢…それにまぁ、ぷりんも特に警戒してないみたいだしな。｣
見ると確かにぷりんは眉をひそめる事もなく、喋る飴玉を両手で取って持ち上げた。
7C｢う～ん、じゃあ大丈夫かな？｣
飴玉｢ほっ;(胸撫で)｣
8R｢…そうだ！お前、名前は？｣
飴玉｢あ、はい！"ウィーク"って言います！よろしくです！！｣

思わぬ旅の道連れが増え、一行はマネストドールを追って捜索を再開した。

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お借りしたキャラ
8R、ぷりん→illust/79002630
7C→illust/79016571

自前
ウィーク
(本来の姿はこちらです→illust/74209101)

展開等問題あればご一報下さい。