交渉と情

こちら【illust/81329344】の直後です。

小野寺葉月は、CUZRT社に訪れ、商品を提供した。
それはスパイダースレイヤーと呼ばれる人工AIと脳を接続し、身体能力を高め、かつ、不死身の兵を作る兵器。

しかし、葉月が渡したのは性能は問題ないが精神汚染を受ける不良品を渡したのだ。ただの人間がこれをつけることで精神が破壊され暴走する。しかし、ある薬を投与することで汚染を受けず戦える。

それは、サイボーグ化薬…体を一時的にサイボーグに作り替え、人に戻れる薬だ。
スパイダースレイヤーとサイボーグ化によりAIと適合し、攻撃の予測、柔軟な体、スピードを手にし、最強の兵士となる。

葉月はクズロと別れたあとアサナにサイボーグ化薬を渡した。

アサナは優秀な人材だとも考えたが、1番の理由は、

アサナの事情を知っていた葉月は、過去の自分と重ねた。

葉月は、彼女自身がケリをつけさせるために渡したのだ。

葉月「はぁ…つい情がわいてしまった…だが、きっと彼女なら、いい結果を残す。」

お借りしました。
アサナちゃん【illust/80677022】
クズロさん【illust/80655839】

自前
グリーンゴブリン【illust/77092307】