第二次内惑星戦争 『月面沖会戦』

2183年1月11日
火星首都郊外『アルカディアポート』
ここは平時には火星の宇宙産業の中心。
そして戦時には軍の宇宙進出と防衛の要。
だが、この日は先の内惑星戦争時は想像もできない尋常ではない規模の艦隊が身を寄せていた。
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月面沖会戦参加艦艇
第一艦隊旗艦戦艦『ジャック・エメラルダス』 指揮官:オスカー・ファン・レルゲン
艦隊規模23隻

第二艦隊旗艦 重巡『ネルドリンゲン』
指揮官:クロード・ゲシュライ
艦隊規模17隻

第三艦隊旗艦　重巡『マーゼリンゲン』
指揮官:クロード・ボルトシッケン
艦隊規模17隻

第四艦隊(別名、第一機動艦隊)旗艦 空母『ミーゲリンゼン』
指揮官:アルフレート・ラーべ
艦隊規模:15
第五艦隊旗艦 航空管制重巡『アドミラル・ボドゥーロフ』
イヴァーノフ・フォン・デグレチャフ
艦隊規模:15

参加艦艇内訳
戦艦:3
空母:2
航空管制重巡洋艦:15
重巡:15
軽巡:21
駆逐艦:33
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火星宇宙海軍は独立を維持するためにすぐに動かせる全戦力を全土から集めた。
その中には虎の子の重空母(いわゆる正規空母)や所有する戦艦9隻のうちの3隻も含まれており火星軍の本気度と危機感がうかがえる…。

2183年1月13日
ついに出撃命令下る。
第二次内惑星で最大規模の戦い。
月面沖会戦、ルウム海戦の火蓋が切って落とされた瞬間であった……。