【キミこい】影森 一矢【教師】
こちらに【illust/97429574】5匹目です。枠が増えたので…追加しました…っ
承認されました!
影森 一矢(かげもり いちや)
性別:♂ 年齢:30歳 担当:養護教諭
種族:樹nai パー
■保健室の先生。
身体の怪我だけでなく心のケアも行う、
カウンセラーとしての一面も。
一見だらしなそうに見えるが、
本当にだらしない、言葉遣いも荒く粗暴な雰囲気を与える、よく言えばフレンドリーとも言える…?
実際は滅多に怒ったりしない。
ゲームや旅行など多趣味で遊ぶ事が大好き、
金曜日は土日に何をするかしか考えていない。
休日出勤と残業が何より嫌い。
そんな彼だがちゃんと仕事はしているらしく、
怪我の治療は迅速で的確だし、
悩みの相談なども真剣に行う。
最近は愚痴を聴いたりただ駄弁ったりすることが殆どらしいが。
先日、保健室で相談(もしくはただ駄弁っていただけかも)に乗っていたポケモンを好きになってしまい、
それは不味いだろうという気持ちと、
抑えきれない恋心で揺れている。
■出会いに恵まれました!
水戸まごころさん【illust/99295384】
・
・
・
気が付けばもう後夜祭の時間、
毎年だがケガする奴もそう居ないので保健室は結構ヒマだ。
でも今日は一匹だけここに来るかもしれない、
俺はそれを待っている、来ないと思うけれど。
・
・
・
彼女は水戸まごころ、一年生の頃からしょっちゅう保健室に来てた、なんか抱えたみて~な顔。
具合が悪いって言うからとりあえずベッドを貸して、暫く横になったら起きて帰ってく。
俺もそこそこキャリアがあると思ってるからよ、心からくる不調だなって事はなんとなくわかる、
だけどまあ…そう言うのってまあ聞きにくい訳、傷つけるかもしんね~し。
だから俺から見てちょっとでも具合が良さそ~な時、他愛のない話して仲良くなろうと思った。
こういうのは信頼関係を気付いてからの方がいいしな。
最初の頃はちょっとつんけんしてたけど…何度か話をしてる内、少しは心を開いてくれたのか
少しずつ身の内を話したりしてくれた。
正直家族間の事で俺にしてやれることは少ない、いつものように話を聞いてやるくらいしか…。
そこからは彼女が来る度沢山話した、趣味の事、学校の事、家族の事…
こういう時多趣味で良かったなって思うぜ。
ただ…一つここで大問題、俺が水戸好きになっちまった。
気持ちに気付いたのはここ最近、彼女が三年になった頃だけど。
向こうからしたら俺はただの話聞いてくれるイイ先生位にしか思ってね~だろうし、
ってゆ~か俺は先生だしさ、どう考えても生徒を好きになるのはヤバい。
…でも、どうしても好きで、好きで…仕方ない、どうしたらいいかわかんね~。
頭を抱える中、あいつはまた保健室にやってくる、
もうすぐ文化祭だから水戸も色々準備の手伝いしてたらしい。
彼女、他ポケが沢山居るとこ苦手そうだしな…精神的にも疲れたのかも。
いつものように彼女を休ませ、二人で話をする、文化祭近いしそのことも。
文化祭か・・・後夜祭の時に告白すると両想いになれるとかいう噂あったな。
いやいや…そんな訳…ガキじゃあるまいし…。
「・・・お前、後夜祭の噂知ってるか?」
あれ?何を言っているんだ?分からない。
話してる途中にグルグル考えてたからつい言葉にでちまったか?
どうしよう、この先どうする?なんて言えば?
「お前がいいならその時間ここに・・・来て欲しいんだが、話あるからよ」
・
・
・
なんて事を言ってしまったが故に俺は後夜祭の保健室に一匹で佇んでる。
いつもだったらもう抜け出して俺も挨拶回りしに行ったりすんだけどよ…
いやもうアホなコトしたなって思ってんだよ俺もさあ、
だって後夜祭の噂なんて皆知ってるワケで、これに誘うと言う事は実質告白じゃん。
何言ってるんだろうって思われただろ~な…先生にこんな事言われて、
もしかしたら仲良くなった先生が自分をそんな風に見ているなんてって傷つけたかもしれん、
う…それ最悪だな…ネガティブな事が頭をグルグル回って回って…頭を抱えた。
ガラリ
と保健室の扉が開く、来ないだろうと思ってたから油断してた、心臓が飛び出そうになった。
扉の方を見ると俺の素っ頓狂な声に少しびっくりした水戸が居る。
ウソだろ?来ちゃったよ、まずい、動悸がする。
どうして私を呼んだんですか?と彼女は言う、少し頬が赤い気がする。
何かを期待しているようにも…彼女もここに来ると言う事は分かっている筈だが、
俺の言葉を待っているんだろうな、いいよ、分かった、いってやろ~じゃね~か。
「俺が今からいう言葉は…ずるい大人の妄言だから聞き流してもいい
その…俺は先生兼カウンセラーという立場なのに…
水戸まごころ、お前に恋をしてしまった。
こんな事、ダメに決まってんだけど…さ、でも…
どうしても、好き、なんだ…。」
顔が熱い、恥ずかしい、俯いて両目を瞑ったまま開けあれない。
彼女の方か鼻をすするような音が聞こえる。
目を開けて彼女を見る、涙ぐんでいる、ヤバい、泣かせてしまった。
…でも悲しくて泣いてるんじゃないらしい、嬉し泣きのようだ。
どうやら彼女も俺と同じような感じで悩んでいたらしい、
確かに生徒が先生を好きになるなんて迷惑だと思うよな、それはそうだ…。
悩みには気づけても好意には気づけなかったなんて、はは…笑っちまうぜ。
彼女の涙を拭う、少しだけ見つめあって、抱きしめた。
夢みたい、なんて彼女は言う、本当だな、夢みたいだ。
・
・
彼女との関係は流石に公には出来ない、卒業するまではナイショだな。
それまではいつものように、保健室で世間話をするだけ、だ。
早く大人になって俺とずっと一緒に過ごしたい、なんて言ってたけど
いやほんとに、俺もずっとあいつと一緒に居てえよ、もどかしい。
・・・でも卒業したらこうやって保健室で話すことも無くなるんだよな。
大人になって堂々とデートしたりして~けど、それはそれで寂しい。
早く卒業してほしいけど、卒業したら学校で会えなくなるし…。
はぁ~頭を抱えるぜ、全く…あいつの事ばっかり考えてるよ。
ガラリ
今日も保健室のドアが開く、誰だろう、…居たのはまごころだ、少しだけ疲れたような顔。
でも俺の顔を見たら顔色が良くなったように見えた。
彼女にベッドを貸す、ベッドの横にイスを持っていく。
いつもの保健室での会話、でも…なんだかいつもと違うような、そんな気がした。
承認されました!
影森 一矢(かげもり いちや)
性別:♂ 年齢:30歳 担当:養護教諭
種族:樹nai パー
■保健室の先生。
身体の怪我だけでなく心のケアも行う、
カウンセラーとしての一面も。
一見だらしなそうに見えるが、
本当にだらしない、言葉遣いも荒く粗暴な雰囲気を与える、よく言えばフレンドリーとも言える…?
実際は滅多に怒ったりしない。
ゲームや旅行など多趣味で遊ぶ事が大好き、
金曜日は土日に何をするかしか考えていない。
休日出勤と残業が何より嫌い。
そんな彼だがちゃんと仕事はしているらしく、
怪我の治療は迅速で的確だし、
悩みの相談なども真剣に行う。
最近は愚痴を聴いたりただ駄弁ったりすることが殆どらしいが。
先日、保健室で相談(もしくはただ駄弁っていただけかも)に乗っていたポケモンを好きになってしまい、
それは不味いだろうという気持ちと、
抑えきれない恋心で揺れている。
■出会いに恵まれました!
水戸まごころさん【illust/99295384】
・
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気が付けばもう後夜祭の時間、
毎年だがケガする奴もそう居ないので保健室は結構ヒマだ。
でも今日は一匹だけここに来るかもしれない、
俺はそれを待っている、来ないと思うけれど。
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彼女は水戸まごころ、一年生の頃からしょっちゅう保健室に来てた、なんか抱えたみて~な顔。
具合が悪いって言うからとりあえずベッドを貸して、暫く横になったら起きて帰ってく。
俺もそこそこキャリアがあると思ってるからよ、心からくる不調だなって事はなんとなくわかる、
だけどまあ…そう言うのってまあ聞きにくい訳、傷つけるかもしんね~し。
だから俺から見てちょっとでも具合が良さそ~な時、他愛のない話して仲良くなろうと思った。
こういうのは信頼関係を気付いてからの方がいいしな。
最初の頃はちょっとつんけんしてたけど…何度か話をしてる内、少しは心を開いてくれたのか
少しずつ身の内を話したりしてくれた。
正直家族間の事で俺にしてやれることは少ない、いつものように話を聞いてやるくらいしか…。
そこからは彼女が来る度沢山話した、趣味の事、学校の事、家族の事…
こういう時多趣味で良かったなって思うぜ。
ただ…一つここで大問題、俺が水戸好きになっちまった。
気持ちに気付いたのはここ最近、彼女が三年になった頃だけど。
向こうからしたら俺はただの話聞いてくれるイイ先生位にしか思ってね~だろうし、
ってゆ~か俺は先生だしさ、どう考えても生徒を好きになるのはヤバい。
…でも、どうしても好きで、好きで…仕方ない、どうしたらいいかわかんね~。
頭を抱える中、あいつはまた保健室にやってくる、
もうすぐ文化祭だから水戸も色々準備の手伝いしてたらしい。
彼女、他ポケが沢山居るとこ苦手そうだしな…精神的にも疲れたのかも。
いつものように彼女を休ませ、二人で話をする、文化祭近いしそのことも。
文化祭か・・・後夜祭の時に告白すると両想いになれるとかいう噂あったな。
いやいや…そんな訳…ガキじゃあるまいし…。
「・・・お前、後夜祭の噂知ってるか?」
あれ?何を言っているんだ?分からない。
話してる途中にグルグル考えてたからつい言葉にでちまったか?
どうしよう、この先どうする?なんて言えば?
「お前がいいならその時間ここに・・・来て欲しいんだが、話あるからよ」
・
・
・
なんて事を言ってしまったが故に俺は後夜祭の保健室に一匹で佇んでる。
いつもだったらもう抜け出して俺も挨拶回りしに行ったりすんだけどよ…
いやもうアホなコトしたなって思ってんだよ俺もさあ、
だって後夜祭の噂なんて皆知ってるワケで、これに誘うと言う事は実質告白じゃん。
何言ってるんだろうって思われただろ~な…先生にこんな事言われて、
もしかしたら仲良くなった先生が自分をそんな風に見ているなんてって傷つけたかもしれん、
う…それ最悪だな…ネガティブな事が頭をグルグル回って回って…頭を抱えた。
ガラリ
と保健室の扉が開く、来ないだろうと思ってたから油断してた、心臓が飛び出そうになった。
扉の方を見ると俺の素っ頓狂な声に少しびっくりした水戸が居る。
ウソだろ?来ちゃったよ、まずい、動悸がする。
どうして私を呼んだんですか?と彼女は言う、少し頬が赤い気がする。
何かを期待しているようにも…彼女もここに来ると言う事は分かっている筈だが、
俺の言葉を待っているんだろうな、いいよ、分かった、いってやろ~じゃね~か。
「俺が今からいう言葉は…ずるい大人の妄言だから聞き流してもいい
その…俺は先生兼カウンセラーという立場なのに…
水戸まごころ、お前に恋をしてしまった。
こんな事、ダメに決まってんだけど…さ、でも…
どうしても、好き、なんだ…。」
顔が熱い、恥ずかしい、俯いて両目を瞑ったまま開けあれない。
彼女の方か鼻をすするような音が聞こえる。
目を開けて彼女を見る、涙ぐんでいる、ヤバい、泣かせてしまった。
…でも悲しくて泣いてるんじゃないらしい、嬉し泣きのようだ。
どうやら彼女も俺と同じような感じで悩んでいたらしい、
確かに生徒が先生を好きになるなんて迷惑だと思うよな、それはそうだ…。
悩みには気づけても好意には気づけなかったなんて、はは…笑っちまうぜ。
彼女の涙を拭う、少しだけ見つめあって、抱きしめた。
夢みたい、なんて彼女は言う、本当だな、夢みたいだ。
・
・
彼女との関係は流石に公には出来ない、卒業するまではナイショだな。
それまではいつものように、保健室で世間話をするだけ、だ。
早く大人になって俺とずっと一緒に過ごしたい、なんて言ってたけど
いやほんとに、俺もずっとあいつと一緒に居てえよ、もどかしい。
・・・でも卒業したらこうやって保健室で話すことも無くなるんだよな。
大人になって堂々とデートしたりして~けど、それはそれで寂しい。
早く卒業してほしいけど、卒業したら学校で会えなくなるし…。
はぁ~頭を抱えるぜ、全く…あいつの事ばっかり考えてるよ。
ガラリ
今日も保健室のドアが開く、誰だろう、…居たのはまごころだ、少しだけ疲れたような顔。
でも俺の顔を見たら顔色が良くなったように見えた。
彼女にベッドを貸す、ベッドの横にイスを持っていく。
いつもの保健室での会話、でも…なんだかいつもと違うような、そんな気がした。
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2022-06-21 18:32
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