【黎明航路】シド【第2期】
黎明航路【illust/100438853】
シド・ラウルス
180㎝/25歳/男/灰の国
---
家族
父:ルドアーさん【illust/101754786】
「あはは、怪我して帰ってきちゃった。まぁ向いてないんだろうけど…頑張りたいんだ。手当てしたら鍛錬付き合ってよ。」
母:リンダ【illust/101618377】
「いつもお祈りありがとう。え?うん、ちょっとね。母さんの祈りのおかげで出会えた人がいたんだ。」
---
素敵なご縁いただきました。
黄玉さん【illust/102900658】
なんだかすごく視線を感じる…。
こちらもチラリと見返すと日の光のような輝きと目があった。
「どうしました?何かお困りごとでも…」
「いえ、不躾だなんてそんな。この結ですか?」
此処らでは見かけない風貌の女性。しかも獣人だ。勝手ながらちょっと仲間意識を持ったので、つい話し込んでしまった。
夜、なんとなく今日あったことを振り返る時間。
「また会えるだろうか」
後になってこんなに後悔する程なら、彼女のこともっと知っておきたかった。
その後街を歩けば「また会えるかも」内心そう期待しては空振り、気落ちしている自分がいた。
「黄玉……!さん!! …あ、覚えてるかな。この間そこの路地で話したシドだけど…また会えて嬉しい。実を言うとすごく後悔しちゃってたんだ。今日はまたどうして灰の国に?どこか行くところがあるならご一緒してもいいかな?」
後日彼女の姿を見た瞬間、思わず呼び止めてしまった。ちょっと必死さが出てしまったかも。恥ずかしい。
待ち合わせをしたある日、彼女はもう既に来ていた。
普通に近づいたつもりだったが、よっぽど集中していたのか僕の気配にまったく気付かなかったらしく、激昂されてしまった。
平謝りしそそくさと一旦その場を離れるも、すぐに彼女は追ってきた。
「いや、仕事の邪魔をしてしまったのはこっちだから…」
「あ、そうなんだ。でも今後は気をつけるね!」
仕事ではないと否定するものの、何をしていたかはもごもごと言いにくい様子。彼女のこんなところは初めて見た。なんだか可笑しくも…愛おしい。そんな感情を持つようになったのはこの時からかもしれない。
「彼女と共に生きられたら。」
そう思う瞬間が増えていった。
先のことを考えると責任と不安いうものが生じてくる。彼女は…喜んで応じてくれるだろうか。
そんなことを意識し始めたのも、彼女にはお見通しなわけで。
「不安にさせてごめん。怪我を隠してるとかそういうことではなくて… あのね、僕にとっての幸せって黄玉と一緒に居ることなんだ。この先結ばれるなら君がいい。ただその、僕の欲の話ではあるから君はどうかな、喜んでくれるかなって色々考えてしまって…」
何を言っているんだ僕は。そう口に思考が追いついた時には彼女は勿論と言ってくれていた。
「君を愛し、護ることを誓うよ。辛い時も、幸せな時も、幾久しく共に居よう。」
「僕を見つけてくれてありがとう。」
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2期もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/
シド・ラウルス
180㎝/25歳/男/灰の国
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家族
父:ルドアーさん【illust/101754786】
「あはは、怪我して帰ってきちゃった。まぁ向いてないんだろうけど…頑張りたいんだ。手当てしたら鍛錬付き合ってよ。」
母:リンダ【illust/101618377】
「いつもお祈りありがとう。え?うん、ちょっとね。母さんの祈りのおかげで出会えた人がいたんだ。」
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素敵なご縁いただきました。
黄玉さん【illust/102900658】
なんだかすごく視線を感じる…。
こちらもチラリと見返すと日の光のような輝きと目があった。
「どうしました?何かお困りごとでも…」
「いえ、不躾だなんてそんな。この結ですか?」
此処らでは見かけない風貌の女性。しかも獣人だ。勝手ながらちょっと仲間意識を持ったので、つい話し込んでしまった。
夜、なんとなく今日あったことを振り返る時間。
「また会えるだろうか」
後になってこんなに後悔する程なら、彼女のこともっと知っておきたかった。
その後街を歩けば「また会えるかも」内心そう期待しては空振り、気落ちしている自分がいた。
「黄玉……!さん!! …あ、覚えてるかな。この間そこの路地で話したシドだけど…また会えて嬉しい。実を言うとすごく後悔しちゃってたんだ。今日はまたどうして灰の国に?どこか行くところがあるならご一緒してもいいかな?」
後日彼女の姿を見た瞬間、思わず呼び止めてしまった。ちょっと必死さが出てしまったかも。恥ずかしい。
待ち合わせをしたある日、彼女はもう既に来ていた。
普通に近づいたつもりだったが、よっぽど集中していたのか僕の気配にまったく気付かなかったらしく、激昂されてしまった。
平謝りしそそくさと一旦その場を離れるも、すぐに彼女は追ってきた。
「いや、仕事の邪魔をしてしまったのはこっちだから…」
「あ、そうなんだ。でも今後は気をつけるね!」
仕事ではないと否定するものの、何をしていたかはもごもごと言いにくい様子。彼女のこんなところは初めて見た。なんだか可笑しくも…愛おしい。そんな感情を持つようになったのはこの時からかもしれない。
「彼女と共に生きられたら。」
そう思う瞬間が増えていった。
先のことを考えると責任と不安いうものが生じてくる。彼女は…喜んで応じてくれるだろうか。
そんなことを意識し始めたのも、彼女にはお見通しなわけで。
「不安にさせてごめん。怪我を隠してるとかそういうことではなくて… あのね、僕にとっての幸せって黄玉と一緒に居ることなんだ。この先結ばれるなら君がいい。ただその、僕の欲の話ではあるから君はどうかな、喜んでくれるかなって色々考えてしまって…」
何を言っているんだ僕は。そう口に思考が追いついた時には彼女は勿論と言ってくれていた。
「君を愛し、護ることを誓うよ。辛い時も、幸せな時も、幾久しく共に居よう。」
「僕を見つけてくれてありがとう。」
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2期もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/
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2022-11-26 18:13
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