【PFSOZ】言葉と赤面と女神の加護と【竜が如く】

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「　　　　」
紡いだ言葉を聞き、染まる彼女の花。
その頭を抱きながら艶のある髪を優しく撫でる。

顔が赤くなるのを感じる。
我ながらキザったらしい言葉。

場の喧騒すら忘れ、マフラーで口元を覆おうとした時、寸刻前の話が頭をよぎった。

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「女神⋯？何言ってんだよアンタ。」
奇妙な事を言う少女にアラシマルは懸念の目を向ける。

「まぁ、うん、女神だぞ。他所から来たからここじゃ別に偉くは無いぞ。」
表情を変えず、冗談かもわからぬ事を言う少女。
彼女は外の様子を伺いながら、アラシマルに指を二本突きつける。

「ちょっと外がヤバイからな、ワタシは大事な事だけ伝えるぞ。」
訳が分からない、そう言おうとしたが口が動かない。

「一つ、お前のかつての仲間を殺したアイツ、ちょっとワタシは縁があってな⋯だから特別にお詫びの気持ちで加護をくれてやる。」
指を曲げ、もう一本を突きつける。
「二つ、加護はあんまり長くは続かない。それとアイツに一矢報いる事は出来るかもしれないが倒す事は不可能だぞ。」
少女は閉じた手をもう一度開き、また一本の指を向けた。
「よー考えるといいぞ。かつての仲間の仇に一矢報いて死ぬか、それとも今の仲間を助けるためにその力を使うか。」

女神の表情は動かない。
しかしその目には人ではない、何か強大なモノの片鱗が皆見えた。

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熱を持つマフラーは淡い光を放つ。
女神の加護
それが何かは分からない。

だが扱いは俺に託された。
それならば。

「一緒に行こう、外の世界に。俺は姐さんともっと色々見てぇんだ！」
アラシマルの手がアウネラの手に触れる。
その瞬間、女神の加護の一端が彼女に授けられた。

【アウネラさんに謎の不思議パワーが授けられました】
【彼女に掛けられている黒魔術の解除についてはお声がけさせて頂いています】

【お借りしました】
女神の加護がどう働くのかアウネラさん【illust/101972462】

ギルド:イルマーレファミリー【illust/101968120】
非公式イベント:竜が如く【illust/103619908】

結局何て言ったのかアラシマル【illust/103599204】
謎の自称女神【illust/101987684】