改正鉄道敷設法別表第60号（前半）

【改正鉄道敷設法別表第60号（前半）】
『長野県辰野ヨリ飯田ヲ経テ静岡県浜松ニ至ル鉄道（及飯田ヨリ分岐シテ三留野ニ至ル鉄道）』
【沿線人口(線路から1km圏内)】493,521人（うち未成区間が17,091人）
【路線長1kmあたりの沿線人口】2,669人/km（うち未成区間が543人/km）

◆第60号は二つに分割してお届けします。前半は辰野〜浜松間です。
◆飯田線、未成に終わった『佐久間線』、元国鉄二俣線である天竜浜名湖鉄道線、それに遠州鉄道線の四路線で構成され、総延長は180kmを超える大路線です。以下、主に佐久間線区間について。

◆佐久間線に相当する中部天竜（初代佐久間駅）〜天竜二俣間は天竜川に沿った区間です。大半は急峻な山に挟まれ平地に乏しいため複数のトンネルが必須となります。
◆しかし意外なことに勾配は緩く、龍山駅付近でダム迂回のため20パーミル区間が必要なぐらいで他は全て平均5パーミル程度しかありません。
◆相津〜天竜二俣間は現実の佐久間線の路盤をなぞっています。それ以外はほぼ想像です。
◆現実の佐久間線ではトンネルが14カ所の予定だったみたいですが、自分でつくってみたら15カ所になってしまいました。どこが多いんだろう。あと路線長も10%ぐらい短くなってますね。