短時間挑戦 1102
*さて、本日の短時間挑戦も引き続きバイクで御座います。
ご覧の通り、もうすっかり旧時代の代物で御座います。
資料自体も昔のお写真でしたのでかなり見辛う御座いましたが、各部品毎に分かれておりましたので、お時間は29分と成りました。
*本日のバイクはスズキ社のGSX-R750と申す一台。
当然最新版は格好良く様変わりしておりますが、1985年当時、これが格好良いお姿でした。
そして、レーサーレプリカを大型車に持ち込むきっかけと成った代物とのお話も御座います。
このバイク、今現在はほぼ廃れてしまった有る独特の機構を持っております。
それは、冷却システムで、油冷式で御座います。
空冷、水冷はもう当然なのですが、実はこの油冷というシステムも昔は存在致しました。
スポーツバイクは軽快さが売り。
ですが、エンジンも2気筒から4気筒へ移行し、その発熱量の大きさ故空冷ではもう対処しきれぬ程。
そして、水冷式に移行して行きました。
ですが、当然の様に重量がその分一気に増すわけで、スポーツバイクの軽快さを損ねます。
水のタンクに入った量の分だけ重量は増しますし、入れ物も、又ラジエーターその物も金属の塊。
ポンプにパイプ、予備タンク等々、空冷の頃とは及びもつかぬ程の肥大化。
ネイキッド品ならば機関部剥き出しですので走るだけで結構な冷却も出来ますが、こちらの様な物はそれは先ず不可能。
そこで目を着けられたのが元々ハイパワーエンジンを搭載した大型車。
水冷一式が加わった所でどうと言う事も御座いません。
さて、お話は油冷に戻りますが、元々オイルはエンジン内を巡る代物。
粘りけがあってなんぼで御座います。
液体だからと言って冷却用にはほぼ向きません。
そこで考えついたのが、オイルの放出孔に絞りを入れて圧力を掛けて噴出。
強引な力で粘り着いたオイルを洗い流して新しいオイルをつけるという循環方法。
この方法故に油冷エンジンには潤滑オイルの道とポンプのセットとは別に冷却用の道、ポンプ、絞りを入れた出口を持つというわけで御座います。
唯、この装置をつけて尚、水冷よりも軽量化できております。
何せ、冷却用とは申せ、オイルはオイル。
元からバイクに搭載されている液体なのですから。
そのお陰でGSX750Eが乾燥重量210キログラムだったのに対し、こちらR750は乾燥重量179キログラムと成っております。
その上750Eが84馬力なのに対し、こちらは106馬力。
この様な物が作られれば、当然各社も黙ってはおりません。
そうして現代へと繋がる軽量、且つハイパワーという安定の為に技術が必要となる時代へと移行したのでした。
この後、この車種からも油冷は姿を消し、GSX1400等へ引き継がれましたが、これも又終わりました。
唯、それでも尚偏屈でありながら自己の理論を貫き通したこの油冷式は何時か何かの形で復活を果たして欲しい物で御座いますねぇ。
技術、野心の結晶で御座いますもの。
*本日の搭乗者さんは青と白を基調としておりますので星を冠した三妖精さんのお一方。
小さいので当然頑張って魔力を絞り出して大型化。
何とかバイクは操れる程度の大きさにはなれるご様子。
カッパ工房から盗んだのではなく、キュウリを積んで何とか譲り受けてきました。
とは申せ、未だ排気量の割りにスーパーバイクと呼ばれるこのバイク。
一人で運転するには荷が重すぎるのも当然の事。
三人の魔力を集めて順番で愉しむ事に決まった様で御座います。
ご覧の通り、もうすっかり旧時代の代物で御座います。
資料自体も昔のお写真でしたのでかなり見辛う御座いましたが、各部品毎に分かれておりましたので、お時間は29分と成りました。
*本日のバイクはスズキ社のGSX-R750と申す一台。
当然最新版は格好良く様変わりしておりますが、1985年当時、これが格好良いお姿でした。
そして、レーサーレプリカを大型車に持ち込むきっかけと成った代物とのお話も御座います。
このバイク、今現在はほぼ廃れてしまった有る独特の機構を持っております。
それは、冷却システムで、油冷式で御座います。
空冷、水冷はもう当然なのですが、実はこの油冷というシステムも昔は存在致しました。
スポーツバイクは軽快さが売り。
ですが、エンジンも2気筒から4気筒へ移行し、その発熱量の大きさ故空冷ではもう対処しきれぬ程。
そして、水冷式に移行して行きました。
ですが、当然の様に重量がその分一気に増すわけで、スポーツバイクの軽快さを損ねます。
水のタンクに入った量の分だけ重量は増しますし、入れ物も、又ラジエーターその物も金属の塊。
ポンプにパイプ、予備タンク等々、空冷の頃とは及びもつかぬ程の肥大化。
ネイキッド品ならば機関部剥き出しですので走るだけで結構な冷却も出来ますが、こちらの様な物はそれは先ず不可能。
そこで目を着けられたのが元々ハイパワーエンジンを搭載した大型車。
水冷一式が加わった所でどうと言う事も御座いません。
さて、お話は油冷に戻りますが、元々オイルはエンジン内を巡る代物。
粘りけがあってなんぼで御座います。
液体だからと言って冷却用にはほぼ向きません。
そこで考えついたのが、オイルの放出孔に絞りを入れて圧力を掛けて噴出。
強引な力で粘り着いたオイルを洗い流して新しいオイルをつけるという循環方法。
この方法故に油冷エンジンには潤滑オイルの道とポンプのセットとは別に冷却用の道、ポンプ、絞りを入れた出口を持つというわけで御座います。
唯、この装置をつけて尚、水冷よりも軽量化できております。
何せ、冷却用とは申せ、オイルはオイル。
元からバイクに搭載されている液体なのですから。
そのお陰でGSX750Eが乾燥重量210キログラムだったのに対し、こちらR750は乾燥重量179キログラムと成っております。
その上750Eが84馬力なのに対し、こちらは106馬力。
この様な物が作られれば、当然各社も黙ってはおりません。
そうして現代へと繋がる軽量、且つハイパワーという安定の為に技術が必要となる時代へと移行したのでした。
この後、この車種からも油冷は姿を消し、GSX1400等へ引き継がれましたが、これも又終わりました。
唯、それでも尚偏屈でありながら自己の理論を貫き通したこの油冷式は何時か何かの形で復活を果たして欲しい物で御座いますねぇ。
技術、野心の結晶で御座いますもの。
*本日の搭乗者さんは青と白を基調としておりますので星を冠した三妖精さんのお一方。
小さいので当然頑張って魔力を絞り出して大型化。
何とかバイクは操れる程度の大きさにはなれるご様子。
カッパ工房から盗んだのではなく、キュウリを積んで何とか譲り受けてきました。
とは申せ、未だ排気量の割りにスーパーバイクと呼ばれるこのバイク。
一人で運転するには荷が重すぎるのも当然の事。
三人の魔力を集めて順番で愉しむ事に決まった様で御座います。
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2011-07-08 08:09
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