【ぴくメシ】ラティーシャ【勇者】

Pixiv救世主【illust/39939230】に参加させていただきます。よろしくお願いします。

「……魔王さんだって、好きでこの世界を壊そうとしている訳ではない、のだと、思います」
「私のこの命だってそれほど長くは持ちません。どうでしょう？　一緒に心中など」
「ごめんなさいね、平和主義者で。ですが、これが私なのです。諦めて、いただけませんか？」

ラティーシャ・セガルダ(18)

とある国、とある有力な教会の牧師の娘。
勇者のお告げを受けて生まれた子で、幼い頃から魔術の訓練を受けて育ってきた。武術の腕はからっきしで、その分魔術に強い。
勇者の癒しを生まれた時から授かっているが、それとほぼ同時に不治の病にかかった。
どれほど安静に、栄養のある食べ物を食べて過ごしても3年で死に至ってしまうという病は勇者の癒しでは治らず(多分生まれ持った傷、病気は勇者の癒しの効果が届かない、と本人は諦めている)、7年程に1度、つまり生まれてから2度彼女は命を落としている。
それでも「魔王にしか倒されることはない」というルールに基づき、その度に生き返っている。父親が有力な牧師であるため口に出さないだけで、周りの人間からは「悪魔」だと疎まれている。2度目の復活で、遂に父親にも見放され、大陸のほぼ反対側の国へ移動、本格的な魔王探しに向かう。
着ているドレスはその移動先の女王から授けられたもの、魔術書は途中で立ち寄った魔術師からもらったもの。

温厚で優しく、物腰が柔らかい。芯の強い一面も。病気のおかげで我慢することにも慣れてしまった。
ただ、勇者の癒しで傷もすぐに治ってしまう事もあり、人を助けたいという強い信念から無茶な行動もしてしまう。自分の得を考えて行動した試しがない。
他人を助けたいという信念は魔王にも向いていて、出来るものなら助けたい、と思っている。どうしようもないお人好し。

痛みは我慢できるが、正直これ以上病気で死亡→復活で周りから奇異の目で見られるのが嫌なため、出来るなら魔王に殺してもらいたい。
魔王も勇者でしか死ねないらしい、と言うのを聞いて、魔王も永遠から救うために心中志願中。もちろん向こうの気持ちも知ってからだけど。

魔術とか病気については、話し合いながら魔王さまの世界観に合わせていこうと思っています。

宿命成就させていただきました。ありがとうございます。【illust/40160025】

「……はい。私は、あなたの恋人です」
「この世界を、もう少し早くあなたと過ごしたかった……なんて、そんな事言ってもダメですよね」
「もう、あなたをひとりにさせたくは、ありませんから」

自分の事を恋人と勘違いしてくれてる魔王さま、そんな魔王さまにゆっくり恋したりしなかったり。
「彼の孤独を埋めてあげたい」という気持ちと「『ラティーシャ・セガルダ』として見て欲しい」という欲望の狭間で悩む系女子。

背景素材お借りしました。【illust/39993066】