【花冠】國乃緒【第四期】
こちらの企画【illust/55830776】に参加させていただきます。
あの子はいつも笑っている。
9/10 素敵なご縁を頂けました!
花咲里さん【illust/58751686】
いつだったか、たまたま見かけた旅芸人が彼だった。
彼は芸に直向きで、誰かを楽しませることを心から楽しんでいた。
そんな彼の芸を見て、國之緒もとても楽しんだ。
ある日、彼が芸を見せている最中に滑ってしまった。
他のお客がシラケる中、國之緒だけがにこにこ笑っていた
「ハハハ、 気に触ったならば失敬。貴方が失敗したことが滑稽で笑っていたわけではないんです。貴方がいつも楽しそうに芸をしているから、私もとても楽しんでいられる。こちらこそ、いつもありがとうございます(にこ」
「貴方はいつだって楽しそうで、見ているだけでとても楽しいんですよ、ハハハ」
彼からはよく、楽しげな『音』が聞こえてくる。
それが、彼が心から楽しんでいる『気持ち』であることは、すぐに理解出来た。
彼女にとってその音は、次第に何よりも心地の良いものになっていた。
しかしその内、彼が楽しそうに笑っているのに、音が聞こえてこないことがあるのに気付いた。
「花咲里さん、貴方は今、本当に楽しい?ハハ、すまない。無理をしているのではないかなと思ったんだが…いや、気のせいかな?ごめん、違和感があった気がしたんだが、よくわからなかったよ、ハハハ」
「私には、『楽しい』という以外の感情がないんだよ、ハハ。だから本当は、私には貴方の気持ちはわかってあげられないのかもしれないなぁ、ハハハ」
「近頃貴方から聞こえてくる『音』が変わったのだよ。これはどんな気持ちだろう?明るくて、軽やかで、でも『楽しい』とは違って……何か心当たりはないかな?……ふふ、ちょっぴりくすぐったい気もする。けど、とても楽しくて……心地のいい音だね」
「貴方といるととても楽しい。けれど、この所は変なんだ。『楽しい』という気持ちしかないはずなのに、貴方といるとなんだか、楽しい、とは、違うような……よく、わからないな。」
「……あぁ、そうか。貴方から聞こえるこの『音』は……ふふ、このところ、重なって聞こえてくると思ったら…こっちは、私の『音』だね。ようやくわかったよ。この『音』は『恋』の音だ。ははは、花咲里、私は貴方に恋をしているんだね」
◇家族構成
父:カミレさん【illust/58335391】
「とと様、久々に一本お相手願えませんか?とと様との手合わせは、胸が高鳴る程に楽しい。ハハ、いざいざ!」
母:菊乃緒【illust/58271566】
「かか様、他に手伝いはありませんかな?かか様と一緒に森を管理するのは楽しい。心穏やかになるようです。ハハハ、では昼餉の支度を致しましょう」
双子の姉リリウムさん:【illust/58956351】
「あぁ。リリ!久しぶりだね、会いたかったよ私の片割。私は霧の国のランプを持ってきたよ。君の夜は長いだろう?これは光が七色に代わるし、色によって映る絵が変わるんだよ。楽しいだろう?……このランプの火に、魔よけの香を垂らして使うんだ。気休めでも、君の夜が楽しいものになりますように」
(君といる時間は、とても楽しい。けれど君の心に寄り添いきれない私では、きっと君を楽しませる事が出来ないんだろうね。君といる時間は、いつだってとても楽しい。けれど時々、ぽっかりと空いた穴に、風が通り抜けるようだね)
◇國乃緒(くにのお)
霧の国*23歳*女*体長109cm(尾は212cm)
鼠の獣人の血を引く母と、有翼人の父を持つ。
鼠と兎の耳、雀の様な耳羽、黒い翼、龍と鼠の三本の尾。
母と共に彩の国にて子乃子茜の森を管理して暮らしていた。
時折父のように傭兵や護衛の仕事も請け負っていた。
ある時見聞を広めるためといって、各国を廻る旅に出る。
霧の国には2年前にたどり着き、その細工の技術に感銘を受け、居付くように。
現在は霧の国に居を構え、細工の技術を気ままに学んでいる。
元より加工の幅が広かった子乃子茜を、より幅広く、品質の良い加工ができないかと日々研究している。
時折道端で露店を広げ、自分の作ったものを売ったりして小銭を稼いでいる。
いつだって楽しそうに笑っているが、幼い頃は泣き虫な子供だった。
12の頃、母方より受け継いだ体質で、涙が宝石に変わる所を悪漢に見られ、恐ろしい目に遭いかける。
あわやという所で両親に助けられるが、家族が痛く悲しんだため、もう二度と泣くまいと誓う。
男装をし、武器を携え、これまで以上に武芸を磨いた。
また常に笑って過ごすようになり、何事も前向きに捉えるようになった。
その生活に苦はなかったが、ある日ふと願ってしまったことを影荊に捕らえられ、
『楽』以外の感情と、『笑顔』以外の表情を失ってしまった。
それを悲しむ事も、もう彼女には出来なくなってしまった。
◇括緒乃民(くくりおのたみ)
初代【illust/57210367】のCSを参照ください。
◇スキル
《括式演武・槍式》
小さい体躯からは想像もつかない強靭な脚力を駆使した体術と、熟練した槍術の融合。
自分たちの何倍もある獣とやり合う脚力に、リーチの長い槍術を組み合わせた結果、
高い攻撃力と優れた機動力を兼ね備えた武術へと進化。
《鬼灯の加護》
持ち主の願いを一つ叶えることができる。又、譲渡者の身を護ることができる御守りになる。
《影荊の嘲笑》…此方【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7014533】より
彼女の場合は「心の底から感情を吐き出したい」という願いから、その時張り付いていた笑顔と、それに付随する『楽』の感情以外が消え去った。
《覚》のスキルに関しては、ほぼ聞こえてくる事はない。希に強く激しい感情が飛び込んでくる事がある。喜怒哀楽愛悪欲問わない。
◇申請について
婚姻以外の既知関係もお気軽にお声かけください。
万が一にもメッセージ頂けた場合は、48時間以内にお返事させていただきます。
もしそれ以上連絡がつかない場合は、お手数ですが再度ご連絡下さいませ。
不備等ございましたら御手数ですがご連絡下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
あの子はいつも笑っている。
9/10 素敵なご縁を頂けました!
花咲里さん【illust/58751686】
いつだったか、たまたま見かけた旅芸人が彼だった。
彼は芸に直向きで、誰かを楽しませることを心から楽しんでいた。
そんな彼の芸を見て、國之緒もとても楽しんだ。
ある日、彼が芸を見せている最中に滑ってしまった。
他のお客がシラケる中、國之緒だけがにこにこ笑っていた
「ハハハ、 気に触ったならば失敬。貴方が失敗したことが滑稽で笑っていたわけではないんです。貴方がいつも楽しそうに芸をしているから、私もとても楽しんでいられる。こちらこそ、いつもありがとうございます(にこ」
「貴方はいつだって楽しそうで、見ているだけでとても楽しいんですよ、ハハハ」
彼からはよく、楽しげな『音』が聞こえてくる。
それが、彼が心から楽しんでいる『気持ち』であることは、すぐに理解出来た。
彼女にとってその音は、次第に何よりも心地の良いものになっていた。
しかしその内、彼が楽しそうに笑っているのに、音が聞こえてこないことがあるのに気付いた。
「花咲里さん、貴方は今、本当に楽しい?ハハ、すまない。無理をしているのではないかなと思ったんだが…いや、気のせいかな?ごめん、違和感があった気がしたんだが、よくわからなかったよ、ハハハ」
「私には、『楽しい』という以外の感情がないんだよ、ハハ。だから本当は、私には貴方の気持ちはわかってあげられないのかもしれないなぁ、ハハハ」
「近頃貴方から聞こえてくる『音』が変わったのだよ。これはどんな気持ちだろう?明るくて、軽やかで、でも『楽しい』とは違って……何か心当たりはないかな?……ふふ、ちょっぴりくすぐったい気もする。けど、とても楽しくて……心地のいい音だね」
「貴方といるととても楽しい。けれど、この所は変なんだ。『楽しい』という気持ちしかないはずなのに、貴方といるとなんだか、楽しい、とは、違うような……よく、わからないな。」
「……あぁ、そうか。貴方から聞こえるこの『音』は……ふふ、このところ、重なって聞こえてくると思ったら…こっちは、私の『音』だね。ようやくわかったよ。この『音』は『恋』の音だ。ははは、花咲里、私は貴方に恋をしているんだね」
◇家族構成
父:カミレさん【illust/58335391】
「とと様、久々に一本お相手願えませんか?とと様との手合わせは、胸が高鳴る程に楽しい。ハハ、いざいざ!」
母:菊乃緒【illust/58271566】
「かか様、他に手伝いはありませんかな?かか様と一緒に森を管理するのは楽しい。心穏やかになるようです。ハハハ、では昼餉の支度を致しましょう」
双子の姉リリウムさん:【illust/58956351】
「あぁ。リリ!久しぶりだね、会いたかったよ私の片割。私は霧の国のランプを持ってきたよ。君の夜は長いだろう?これは光が七色に代わるし、色によって映る絵が変わるんだよ。楽しいだろう?……このランプの火に、魔よけの香を垂らして使うんだ。気休めでも、君の夜が楽しいものになりますように」
(君といる時間は、とても楽しい。けれど君の心に寄り添いきれない私では、きっと君を楽しませる事が出来ないんだろうね。君といる時間は、いつだってとても楽しい。けれど時々、ぽっかりと空いた穴に、風が通り抜けるようだね)
◇國乃緒(くにのお)
霧の国*23歳*女*体長109cm(尾は212cm)
鼠の獣人の血を引く母と、有翼人の父を持つ。
鼠と兎の耳、雀の様な耳羽、黒い翼、龍と鼠の三本の尾。
母と共に彩の国にて子乃子茜の森を管理して暮らしていた。
時折父のように傭兵や護衛の仕事も請け負っていた。
ある時見聞を広めるためといって、各国を廻る旅に出る。
霧の国には2年前にたどり着き、その細工の技術に感銘を受け、居付くように。
現在は霧の国に居を構え、細工の技術を気ままに学んでいる。
元より加工の幅が広かった子乃子茜を、より幅広く、品質の良い加工ができないかと日々研究している。
時折道端で露店を広げ、自分の作ったものを売ったりして小銭を稼いでいる。
いつだって楽しそうに笑っているが、幼い頃は泣き虫な子供だった。
12の頃、母方より受け継いだ体質で、涙が宝石に変わる所を悪漢に見られ、恐ろしい目に遭いかける。
あわやという所で両親に助けられるが、家族が痛く悲しんだため、もう二度と泣くまいと誓う。
男装をし、武器を携え、これまで以上に武芸を磨いた。
また常に笑って過ごすようになり、何事も前向きに捉えるようになった。
その生活に苦はなかったが、ある日ふと願ってしまったことを影荊に捕らえられ、
『楽』以外の感情と、『笑顔』以外の表情を失ってしまった。
それを悲しむ事も、もう彼女には出来なくなってしまった。
◇括緒乃民(くくりおのたみ)
初代【illust/57210367】のCSを参照ください。
◇スキル
《括式演武・槍式》
小さい体躯からは想像もつかない強靭な脚力を駆使した体術と、熟練した槍術の融合。
自分たちの何倍もある獣とやり合う脚力に、リーチの長い槍術を組み合わせた結果、
高い攻撃力と優れた機動力を兼ね備えた武術へと進化。
《鬼灯の加護》
持ち主の願いを一つ叶えることができる。又、譲渡者の身を護ることができる御守りになる。
《影荊の嘲笑》…此方【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7014533】より
彼女の場合は「心の底から感情を吐き出したい」という願いから、その時張り付いていた笑顔と、それに付随する『楽』の感情以外が消え去った。
《覚》のスキルに関しては、ほぼ聞こえてくる事はない。希に強く激しい感情が飛び込んでくる事がある。喜怒哀楽愛悪欲問わない。
◇申請について
婚姻以外の既知関係もお気軽にお声かけください。
万が一にもメッセージ頂けた場合は、48時間以内にお返事させていただきます。
もしそれ以上連絡がつかない場合は、お手数ですが再度ご連絡下さいませ。
不備等ございましたら御手数ですがご連絡下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
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2016-09-04 22:08
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