【彩世絵巻】深潭【第三世代】
「さあ泣く子も黙る葦ヶ原一座ですよ!
ああ、途中で立ってはいけませんよ、拙のナイフが貴方の頭上をピタリと射抜きますからねぇ!」
「飽きることのない、笑顔の絶えない日を。
他のメンバーの御業もご覧になられてください、退屈などさせませんよ」
⋆彩世絵巻【illust/47101565】へ新規家系にて参加させていただきます。
深潭 (シンタン) 31歳 184cm 人間
一人称:僕、拙(公演時) 二人称:お前、あんた
「さてこのナイフを取り出して、それからどうしましょうかね」
「欲のない人生などに楽しみはあるのかい?
僕はそう思わないよ、くだらない。欲しいものがあれば得られるように手を伸ばすなりしなよ」
「一座にいるときだけ、自分が光の元に居られるんだ。
他じゃ、てんで駄目だよ。ほら、的に投げてもあたりゃしない」
数年前から葦ヶ原一座に転がり込んできたナイフ使い。
素性は明らかにしておらず、人と深く関わろうとしない。
静かに笑って、ひっそりと背後に立っていることが多く、メンバーや客を驚かせるのが好き。
過去には阿片流通を手引きしており、自分の為だと決めると手段を択ばないきらいがある。
人が喜んだり、驚いたり、感情豊かに過ごしている様を見るのが好き。
自分を受け入れてくれている一座や、座長に感謝している。
素敵なお嫁様をいただきました!
❤蝶番さん【illust/48893826】
死者と生者を繋ぐという女を噂で知った。
人は欲望に忠実なもので、あれよあれよという間にその女の住まう地を探し当て、足を運ぶ。
どうにも徒人には見えない白い女。ともすれば妖のようではないか。
妹を下した女から、確かにあの日の浮光の面影を感じた。
謝る言葉が口につくが、妹は拒絶と否定を繰り返す。
私を返せ、と。殺してやる、と。
肉体の持主には勝てないのか、それを実行することは叶わない様子で。
思わず白い女の身ごと、もう一度殺してやろうとも思ったものだ。
ただ、ただこの女は、そんなことで殺すには惜しく感じた。
はらはらと雫を溢す女の頬を撫ぜれば、酷く拒絶される。
薄暗い眸が僕を射抜く。泥の中を覗くような眸が。
嗚呼、やめてくれ、自分のものにしたくなってしまう。
妹のようではいけない、この女の首をへし折ろうものなら、きっと我が身を亡ぼす。
それでもいいと思ってしまうほど、愛してしまいそうだ。
「今日も依頼を持ってきたんだ。ほら、この女。
どんな人だったのかな? あんたに教えてほしいんだ。ね、いいだろう?」
「あんたは俺を見てくれないんだね。僕はこんなにあんたを求めてるってのにさ」
「好きだとか、愛してるだとか、そういう言葉は口にするのも煩わしいね。
僕は行動ですべてを示したいと思っているよ、ねえ蝶番」
「僕の働く一座ではね、皆笑顔なんだよ。あんたには一度でも見に来てほしい、なんてね。
僕が生きている間に、ほんの一度くらい、あんたに笑いかけてもらえたら――。
ふふ、柄にもなくなんて願ってしまうんだ。きっと……大層うつくしいだろうから」
お前が望むなら、僕は死んでも構わないんだ。
死ねと言え。
殺してやると言え。
呪詛を吐け。
僕にその眸を向けろ。
そのすべてを飲み込んで、僕は死んでやろう。
お前のその白い手を引いて、僕は死んでやろう。
遺されるのも、遺すのも許さない。
お前を殺して、僕も死んでやろう 「愛しているよ、僕だけの白い蝶」
婚姻以外にも関係等あれば、喜んでお受けいたします。
外部【https://twitter.com/___ask_w】
問題等ありましたらメッセージにてお願いいたします。
キャプションは随時変更いたします。
僕と蝶番はきっといつまでも一緒にいるだろう。
彼女は僕を手放さないし、僕も彼女を手放さない。
いい関係だと思うよ、共依存的とも取れる。
阿片漬けにした奴らのことは酷く醜いと思ったけれど、僕に溺れるあんたは酷く尊く見えるのさ。
ねえ蝶番。
あんたはいつまでも僕のものでいてくれるだろう。
僕が望まずとも、望んでも。
どちらでも変わらず、いつまでも変わらず。
僕らの子らも、きっと僕らのように生きる理由を探して、生きる理由を死ぬ場所に据える。
ああ。
なんだか眠くなってきたよ。
あんたも寝るといい。
ねえ。
ねえ。
……ねえ。
この冷たい場所でも、あんたと一緒にいられて、僕は嬉しいよ。
あんたとはきっと暖かい場所にいられないんだ。
明るくて、暖かい場所なんて、僕らには眩しすぎて。
ほら、冷たいここは居心地がいい。
水底に沈むのが、僕らにすっと馴染むようで。
さ、おやすみ。
そういえばあんたに会ってからはさ、あんたのこと考えながらしか殺さなくなったんだよ。
あんたがいつか怒ってくれるんじゃあないか、悲しんでくれるんじゃないか、って。
あんたは少しだけ嬉しそうな風だった。僕にはわかるさ。
僕はあんたに会う口実を作るためだったけど、あんたがなんでか喜んでいる様に見えたもんだから。
浮光は僕を恨んでいるだろうけど、あいつの好きな男も昔殺しておいたから、いつかどこかで会うんだろうさ。
僕とあんたが、あの世でも一緒にいられるようにね。
ああ、途中で立ってはいけませんよ、拙のナイフが貴方の頭上をピタリと射抜きますからねぇ!」
「飽きることのない、笑顔の絶えない日を。
他のメンバーの御業もご覧になられてください、退屈などさせませんよ」
⋆彩世絵巻【illust/47101565】へ新規家系にて参加させていただきます。
深潭 (シンタン) 31歳 184cm 人間
一人称:僕、拙(公演時) 二人称:お前、あんた
「さてこのナイフを取り出して、それからどうしましょうかね」
「欲のない人生などに楽しみはあるのかい?
僕はそう思わないよ、くだらない。欲しいものがあれば得られるように手を伸ばすなりしなよ」
「一座にいるときだけ、自分が光の元に居られるんだ。
他じゃ、てんで駄目だよ。ほら、的に投げてもあたりゃしない」
数年前から葦ヶ原一座に転がり込んできたナイフ使い。
素性は明らかにしておらず、人と深く関わろうとしない。
静かに笑って、ひっそりと背後に立っていることが多く、メンバーや客を驚かせるのが好き。
過去には阿片流通を手引きしており、自分の為だと決めると手段を択ばないきらいがある。
人が喜んだり、驚いたり、感情豊かに過ごしている様を見るのが好き。
自分を受け入れてくれている一座や、座長に感謝している。
素敵なお嫁様をいただきました!
❤蝶番さん【illust/48893826】
死者と生者を繋ぐという女を噂で知った。
人は欲望に忠実なもので、あれよあれよという間にその女の住まう地を探し当て、足を運ぶ。
どうにも徒人には見えない白い女。ともすれば妖のようではないか。
妹を下した女から、確かにあの日の浮光の面影を感じた。
謝る言葉が口につくが、妹は拒絶と否定を繰り返す。
私を返せ、と。殺してやる、と。
肉体の持主には勝てないのか、それを実行することは叶わない様子で。
思わず白い女の身ごと、もう一度殺してやろうとも思ったものだ。
ただ、ただこの女は、そんなことで殺すには惜しく感じた。
はらはらと雫を溢す女の頬を撫ぜれば、酷く拒絶される。
薄暗い眸が僕を射抜く。泥の中を覗くような眸が。
嗚呼、やめてくれ、自分のものにしたくなってしまう。
妹のようではいけない、この女の首をへし折ろうものなら、きっと我が身を亡ぼす。
それでもいいと思ってしまうほど、愛してしまいそうだ。
「今日も依頼を持ってきたんだ。ほら、この女。
どんな人だったのかな? あんたに教えてほしいんだ。ね、いいだろう?」
「あんたは俺を見てくれないんだね。僕はこんなにあんたを求めてるってのにさ」
「好きだとか、愛してるだとか、そういう言葉は口にするのも煩わしいね。
僕は行動ですべてを示したいと思っているよ、ねえ蝶番」
「僕の働く一座ではね、皆笑顔なんだよ。あんたには一度でも見に来てほしい、なんてね。
僕が生きている間に、ほんの一度くらい、あんたに笑いかけてもらえたら――。
ふふ、柄にもなくなんて願ってしまうんだ。きっと……大層うつくしいだろうから」
お前が望むなら、僕は死んでも構わないんだ。
死ねと言え。
殺してやると言え。
呪詛を吐け。
僕にその眸を向けろ。
そのすべてを飲み込んで、僕は死んでやろう。
お前のその白い手を引いて、僕は死んでやろう。
遺されるのも、遺すのも許さない。
お前を殺して、僕も死んでやろう 「愛しているよ、僕だけの白い蝶」
婚姻以外にも関係等あれば、喜んでお受けいたします。
外部【https://twitter.com/___ask_w】
問題等ありましたらメッセージにてお願いいたします。
キャプションは随時変更いたします。
僕と蝶番はきっといつまでも一緒にいるだろう。
彼女は僕を手放さないし、僕も彼女を手放さない。
いい関係だと思うよ、共依存的とも取れる。
阿片漬けにした奴らのことは酷く醜いと思ったけれど、僕に溺れるあんたは酷く尊く見えるのさ。
ねえ蝶番。
あんたはいつまでも僕のものでいてくれるだろう。
僕が望まずとも、望んでも。
どちらでも変わらず、いつまでも変わらず。
僕らの子らも、きっと僕らのように生きる理由を探して、生きる理由を死ぬ場所に据える。
ああ。
なんだか眠くなってきたよ。
あんたも寝るといい。
ねえ。
ねえ。
……ねえ。
この冷たい場所でも、あんたと一緒にいられて、僕は嬉しいよ。
あんたとはきっと暖かい場所にいられないんだ。
明るくて、暖かい場所なんて、僕らには眩しすぎて。
ほら、冷たいここは居心地がいい。
水底に沈むのが、僕らにすっと馴染むようで。
さ、おやすみ。
そういえばあんたに会ってからはさ、あんたのこと考えながらしか殺さなくなったんだよ。
あんたがいつか怒ってくれるんじゃあないか、悲しんでくれるんじゃないか、って。
あんたは少しだけ嬉しそうな風だった。僕にはわかるさ。
僕はあんたに会う口実を作るためだったけど、あんたがなんでか喜んでいる様に見えたもんだから。
浮光は僕を恨んでいるだろうけど、あいつの好きな男も昔殺しておいたから、いつかどこかで会うんだろうさ。
僕とあんたが、あの世でも一緒にいられるようにね。
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2015-03-03 01:17
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