混祭クリスマスフィーバー

クリスマスの音楽が流れる街並みを、意気揚々と歩いていく。

『まちじゅうが♪しあわせそうで♪かっぷるたちが♪あいをちかう♪』

自分でも浮かれている自覚はある。
だが今日は許して欲しい、クリスマスなのだから。

『きょうはおれがさんたくろーす♪ふざけたこといってんじゃねぇ♪』

今日は、普段は素直になれない(なってもスルーされる)二人の為にプレゼントを用意したのだ。
この一年間、リサーチにリサーチを重ねたのだ、大丈夫だ受け取って貰える。

『はなやくまち♪ことしもくりすますいぶ♪きょねんとおなじくしごとをいれまして♪』

麓でも人気のクリスマスケーキと、近距離専用の高性能カメラ。
美味しいものが大好きな監督生さんと、美味しいものを食べる監督生さんが大好きなイデアさん。
二人の喜ぶ顔が目に浮かぶ、ふふふ、勝ったな。

『はろうぃんとか♪ばれんたいんでーとか♪まあきらいってわけじゃないんだけどかやのそと♪』

……先程からなんなんだ、街中にそぐわない不穏な歌詞は……。
まあ、いいでしょう。さあ学園に帰りましょう。

あの子『ああああ〜♪誰かの笑い声♪何一つ楽しくない〜♪ああああ〜♪惨めになるだけの♪クリスマスなんていらな〜い♪』
オルト「(カラオケ音源流してる)」
ルーク「トレビアン！！！！！！」
ケイト「だからチョイスさあwwww」
フロイド「なんなのその歌さあwwww」
監督生「では、つづいては直訳ジングルベルです。ヴィル先輩お願いします。」
ヴィル「ええ。」
リリア「直訳wwwwwwww」
ジャック「(監督生を膝に乗せてる)」
セベク「(隣で飯食ってる)」
レオナ「肉。」
イデア「自分で取りなよ…っていうか降ろして……。」
ジャミル「俺が給餌しましょうか？レオナ先輩？？？」
ラギー「ジャミル君ステイステイ。」

アズール「………。」
デュース「あ！アーシェングロット先輩！」
リドル「フロイドとジャミルに聞いたよ、今年は皆でパーティをする事になったとね。お招きありがとう。」
カリム「楽しいぞ！！！アズールもそんな所に突っ立ってないで早く来いよー！！！！」
アズール「………。」
フェロー「……あー、タコの兄ちゃん？なんだ、その、ご愁傷様…。」
アズール「(ドロッ…)」
ラギー「ちょ、アズール君？？？」
フェロー「待て待て待てオバブロすんな、不憫だなアンタも。」
ギデル「(無地のパイを差し出す)」
アズール「……これは。」
フェロー「オバブロを止めるステキな魔法のパイだ。さあ学者さん、ソイツを今一番気に食わない奴に向かって勢いよく投げてごらん？」　
ギデル「(頷き)」
アズール「………ジェイドォオオオオオオオオオオ！(顔面ダンク」
ジェイド「おやお帰りなさいアズぶふぇ！！！？」
アズール「お前の差し金だな！！！？近頃お料理が得意な方々に接触していたのは知っていたんだからな！！！？」
フェロー「おかわりぃ！！！」
ギデル「(ササッ)」
アズール「フロイドォオオオオオオオオオオ！！！(豪速球投擲」
フロイド「あ、居たのアズっパァラァ！！！？」
アズール「ジャミルさんと！！！仲良く！！！結託！！！しやがって！！！僕を差し置いて！！！僕を！！！差し置いて！！！」
フェロー「はいもう一丁！！！」
ギデル「(ササッ)」
アズール「ライオンキング新作映画おめでとうございまぁあああああああああす！！！(三連星」
ジャック「ぐあっ！！！？？？」
レオナ「(しれっと魔法で防御)」
ラギー「ナンデオレマデェッ！！！？」

エース「なにこのカオス。」
エペル「わがんね。」
シルバー「(すよぴ)」
マレウス「(今北レオイデ突撃三秒前)」

■見切り発車LINE風小噺。七章途中。
クリスマラスの約束。今年もユカイなアズールさん。
■ちな冒頭、例年のオンボロ寮＋イグニハイド＋オクタヴィネルの恒例クリパの存在を忘れていたおじたんがイブデート誘えずに爆死した形になります。レオイデ。